航空宇宙博物館を後にして、おちょぼさんこと千代保稲荷に到着したのは15時をちょっと回った頃
日本三大稲荷の一つに数えられ、多くの参拝者で賑わうそうですが
そもそもその手の信仰とは全く縁がないにもかかわらず
どうして過密なスケジュールを割いてまで訪れたかと言いますと
目と鼻の先に宿を取っておきながら面を出さない参拝しないのは不義理だろう
という妙なこだわり(笑)
だからお揚げさんと蝋燭を見よう見まねでお供えしたら
願い事せず無事にここまで来れた事へのお礼だけして参道へと退散したのでした。
さて、今日はまだこれといった食事らしい食事を取ってないからお腹空いたね
って事で、噂に聞いていた串カツ食べにGO
正直なところ肉の量はショボいひかえめですが、カリッと揚がった衣の香ばしさと絶妙にマッチしたスナック感覚で本数が進みます♪
ビールが欲しいな…
味噌とソース両方とも頼んで
せっかくだからと私は味噌の方に多く手を伸ばしたのですが、千葉育ちで味噌だれ文化になじみのない息子はソースばっかりでしたね。
(チャレンジせんかい!!)
同じく名物だという どて串 も頼んでみたのですが、これはちょっと思ったのと違うモノが出てきて面食らいました。
私の認識ではどて というモノはすじ肉をジクジクになるまで炊いたもので、
私等では白味噌のところを中京地区魂の調味料である八丁味噌に変えただけかと思ったら、串に刺さっていたのはモツでした
これはこれで一味をたっぷり振って食べたら美味しかったんですけどね。
余計ビールが欲しくなりましたけど…(笑)
お豆さんと2人で20本以上たいらげて、金ピカな店を後にしたのが16時を回った頃、
昭和な雰囲気を色濃く残す参道の店々の中には店仕舞いの支度を始めている所もありましたから、時間的にはぎりぎり間に合ったといったところでしょうか。
さあ、ここからなら今日の宿はもう目と鼻の先、
コンビニ寄って買い出ししたら(勿論よく冷えたビールもね!!)チェックインするとしましょう♪
HOTEL R9 The Yard 海津
ホテルといってもよくあるビジネスホテルとは勝手が違って各部屋が独立したトレーラーハウスになっているんです。
それが30室ほど
ちなみに私等は5号室でした
中はというとこんな感じ
ダブルサイズのベッドにデスクとテレビ
中学生になってまでスポンジボブ嬉々として視るなよな
電子レンジと冷凍庫付きの2ドア冷蔵庫に空気清浄機、簡易的な物ですがマッサージチェアまで付いてますから至って快適に過ごせました。
洗い場のないユニットバスですが、ちゃんと湯船もありますからロングドライブの疲れを癒すべく持参した入浴剤を入れて長風呂するとしましょう♪
車から荷物を部屋に運び終えてデッキからの1枚
R9はここ海津の他にもっと揖斐川町に近い垂水にもあって
しかもここより更にお安く泊まれたのですが、
わざわざ離れたここをチョイスした理由の一つがこの駐車位置、
垂水は部屋の真ん前に停められないんですよ、しかも結構歩かなくちゃならない。
チェックインした時から気になっていたんですが、向かいの並びに他県ナンバーのSr.4スパイダー
これ絶対イタジョブ絡みだよなぁ
子連れだったからしませんでしたけれど、ソロだったら絶対前に停めているコンテナのドアをノックしていただろうナ
そして呑み会に突入(笑)
翌日スパイダーのオーナー氏とは会場で無事ご対面出来ました
訊けば先方もやはり気になっていたそうで、
そりゃそうですよね、
今度ソロの時にでも気兼ねなく部屋呑みしましょう。
さて、海津を選んだもう一つの理由というのが
C.M.Hのメンバーにして古くからの友人であるコニーリオさんのホームタウンに近いからなんです。
晩御飯を一緒にと約束しておいて
迎えに来てくれたコニーリオさんと向かったのは天下一品
(笑)
何故わざわざ岐阜に来てまで鶏チャンや岐阜タンメンやベトコンラーメンじゃなく天一なのかって?
かつて(数十年前)にはウチの近所にも天一があったんですよ
けれど醤油Loverな千葉県民の口には合わなかったのか真相は不明ですが、軒並み撤退しやがりまして
もう永いことありつけなかったんです、こってりに。
しかも昨年あたりからこってりMAXなる新メニューの話題が賑わうようになって
これってアレやなぁ
学生時代、超こってりにしてんか って頼んでた裏メニューの事と違うんかな?って
ずっと気になってたんですよ。
イタジョブからの帰路、大垣のICに向かう道すがら天一があったのを思い出して、今回は絶対1回は食うたる!!って決めてたんです。
それにコニーリオさんと息子が巻き添えくったと…
(大笑)
その晩は2年ぶりにお会いするコニーリオさんとの会食(ラーメンだけどね)と
これまた十数年ぶりの こってり とに満たされて
( コニーリオさんご馳走様でした m(_ _)m )
宿に帰ってからゆっくりと湯船につかって、
子供の寝顔を眺めながら晩酌していたら疲れが限界に達していたみたいで、そのまま寝落ちしてました。
(爆)
迎えたイタジョブ当日
起床は4時半、
売りの高級ベッドに一度も寝ないままチェックアウトも癪なので、5分だけ横になって
朝食代わりにと宿から支給されていた冷食のパスタで子供に腹ごしらえさせておいてチェックアウト
前日チェックインの時に早朝まだフロントが開かない内に出発する旨を伝えましたら
常駐しているからインターホンで呼んでほしいと言われていた通り鳴らしたところ
寝起きとおぼしき様子でそれでも笑顔で受付を開けて迎えてくれた昨日のお姉さん(おそらくはアジア系)に詫びとお礼を伝えてコニーリオさんのご自宅へと向かいます。
到着した晩の内にプラグを下道用の6番に変えておかなきゃと思いつつも
つい億劫で怠ってしまったので一抹の不安はありましたが、幸いなことに一発始動♪
まだ寝静まっている他の宿泊客の妨げにならないよう暖機もそこそこに駐車場を後にして、各部のウォーミングアップはゆっくりと走りながらすることにしました。
ご自宅に伺うとタイミング良くコニーリオさんもちょうどスーパーの暖機をされているところで
予定の時刻までまだ少し間がありましたので、2年前にとある理由で実現しなかった

ウチのお嬢にやっと試乗してもらえました。
そういえばインプレ訊きそびれたな…

コニーリオさんのスーパーに先導してもらっての藤橋への道中堤防上の見晴らしの良い道を追走します、
遠くに見えていた山々が次第に近づいてくるというのは
最高峰でも長野県民に鼻で笑われるたったの408mという平坦な千葉県に居てはあり得ない光景ですから、息子にとってきっと新鮮な体験だった事でしょう。
約1時間早くここを通過して2番乗りだった(それでもまだ上手が居たのよ(笑))前回と違って、
常識的な時間であればいきおい会場へと向かうメンバーの車と合流してのランデブーとなります♪
この光景が普段ソロでしか走っていないボッチにはまた何とも言えないんだなぁ
これらのスナップは助手席の息子が私のスマホで撮影
皆様よく走行中の1枚を撮られていますが、どうやってるんでしょう?
これらは房総ツーリングの時Galacyさんに撮っていただいたもの
悲しいかなお嬢を駆っている時の私にそんな余裕はなく
(だってよそ見するとそっちの方向に行こうとするんだもの)
ステアリング越しに絶好のロケーションと遭遇したとしても、それを他人と分かち合う事は出来ません…
藤橋に到着したのは一般の参加車両がまだ到着する前
なので会場にはまだ設営に余念のないC.M.Hメンバーの車両しかありません
でももう既に一角では寸分違わぬ鼻先の揃った展示が始まっているようですね
参加車両が到着するまでの間、人様にお見せするのに恥ずかしくないよう長旅で薄汚れたのを拭き上げたら、昨晩はもう薄暗くなってしまったので出来なかったエンジンルームの目視点検も済ませておきましょう。
エンジンオイル・ブレーキフルード共に減少なし
クーラントはもう少し冷えてからじゃないとダメだな。
オイル・クーラントの滲み出しもなし♪
だけどおそらく車体下右側は、大気開放しているブローバイガスによってデフのホーシング辺りまでコーティングされてるんだろうな
レギュレーションに則った2ℓのキャッチタンクはもう何年も前から用意してあるんだけれど…
ここだ‼っていう取付場所を決めかねてそのままになっちゃってるんですよね。
ここまでやっても開場にはまだ間がありましたから
これまた昨晩の内に済ませておけなかったプラグの入れ替えをやっておきます。
帰路は雨の中の走行でどうせペースは上げられないでしょうし、
渋滞に巻き込まれてもグズらないようにプラグの番手を6番に落としておくことにします。
そんなこと私がしている間、早朝に起こされてまだ寝足りない息子は
常備してある毛布にくるまって熟睡中、静かなものです(笑)
そうこうする内、続々と参加車両が会場入りし始め
今回メインフィーチャーがジュリエッタと2000GTVという事で並ばせてもらったメイン会場もほぼ埋まり
ほぼと書きましたのは、お嬢の隣がいつまでも空いていたんですよ。
そろそろ出揃った感もありましたから
ああ、コレが正統派との境界線かなんて納得してましたら「1つつめて下さい」って
単に1台キャンセルがあっただけでワタシの邪推だったみたいですね(笑)
流石にメインフィーチャーだけあって
SZ1&SS揃い踏みな上
スパイダー・スプリントが2台ずつ、ベルリーナが1台の計7台という充実ぶり
スパイダーは三角窓のないSr.1と、あるSr.2が揃ってコンプリート
ベルリーナはあと前期型、
スプリントも今回並んだのは奇しくも折衷期のSr.1.5が2台
これにアイブローモデルと呼ばれるSr.1とコニーリオさんのSr.2が揃えばほぼフルコンプ
SZ2やSVZ(これは確実にいる)
SSのローノーズ(日本にいるのか?)まで望んじゃあいけませんよね
それと暴論なのかもしれませんが、
101系のシャーシを流用してザガートが自らの往年の名車を模して架装したGS4Rもまたジュリエッタシリーズと言ってもいいんじゃないかな。
(おそらくチューニングすれば一番戦闘力高いと思うし)
こちらも今回のメインフィーチャー2000GTV
105系ベルリネッタの集大成数々の改良を積み重ね、排気量を増したどり着いたひとつの完成形。
その実力はそのまま現代でも十分通用するものですから
魔改造された個体が少ないのも頷けます。(一部除く)
フォトジェニックな丸餅軍団こんな曇天の下でなければ新緑と相まって映えるんだけどなぁ
色とりどりのスパイダーの集うこの一角もまた華やかでしたカラーバリエーションが豊富なのも、またどんな色もそれぞれサマになっているのもスパイダーならではです。
オープンエアーへの憧れはありますが、私にゃスパイダーはハードルが高い。
だってオープンだと乗り手も含めて一括りじゃないですか。
サラシ巻いて甚平とか薄汚れたツナギにドカジャンとか言語道断
もしロマンスグレーになれたらまたおいでって言われてるみたいで敷居が高いんですよ。
(苦笑)
スパイダーと言えばいつの間にかbisciaさんがハコ替えされていてビックリ
綺麗な水色の750スパイダー
帰ってからお師さんと写真見てスプリントにもこの色あったよね、
イタリア人好みの良い色だねぇって
おまけに先の房総ツーリングでご一緒した同じ750スパイダーのGalacyさんともお知り合いだとは…
ホントに世間は狭い。
こうしてこの一日が穏やかに流れる為には運営サイドの尽力だけじゃなく、樹木の剪定をし下草を刈って会場を整えてくれたりと
実に多くの方々のおかげあっての事と察します
本当に有り難い事です。
当日取材が入るんだよと聞かされましたが、
それがまさか顔見知りとは…
思いがけず、息子にとっては人生初取材となりました(笑)
それまでは何とかもってくれていたものの、閉会近くになって小雨がとうとう降り出してしまったものですから
時間の経過と共に雨脚が強くなるとの予報に急かされて会場を後にしたのですが、
出口付近にチラっと赤いマスクマンの後ろ姿を見た気がしたのですよ
見間違いかと後で確認しましたら、20周年という事で限定復活した間違いなくご本人だよとの事で…
それならばどうしてもう少し会場にとどまっていなかったかと慙愧の念に堪えません。
(涙)
道中降られるのは覚悟していましたが、
それでも途中どこかで雨雲を追い越して乾燥させながら帰れるかと一縷の望みを抱いていたのですが、さにあらず。
残念ながら最後ガレージのシャッターを下ろすまで一度も降り止むことはありませんでした。
それでも
普段なら盛大に雨水が侵入してくる車内もトランクにも、
今回全くと言って良いほど水気が無かったのは…
ひょっとしたらおちょぼさんのご加護があったのかな。