今年も残すところあと半月となった先の日曜日は、
前の週の体調不良(流行性感冒)&足車の洗車(幾ら足とはいえ余りにも汚れすぎ!)もあって、車で遊ぼうとは考えてはいなかったのです。
ハイ本当です、
決して計画性はなかったんです、信じて下さいよねぇ旦那
そんなやり取りが有ったか無かったかは置いといて、
取引先の尻拭いというかたちで急遽休日出勤する羽目になりました(事実です)
用件自体は小一時間で済ませられるものでしたし、雲一つ無いとまではいかないものの晴れ間ののぞく休日、
後で後悔するのはイヤですから後先考えずに“嬢„で走り出しました。
カレンダーをちらと眺めましたから当日が第3日曜日だという事は分かっていましたが、向かったのはここ暫く続いた辰巳~大黒という
ただ“嬢„のエンジンを気持ち良く回してあげるだけのルートではなく、受傷して以来久しく走っていなかった通称“房総堪能コース„
山道グリグリ走って 海沿いタラ~ンと流して 高速でガンガン踏んで帰る(笑)
タラ~ンとガンガンはまぁ良いとして···
問題はグリグリ
当日早朝は風も冷たく、頸髄損傷で必要以上に強張った身体は被せたボディカバーを丸めてたたむのにも一苦労する始末。
果たしてこんな身体(特に右腕)で忙しなくステアリング切ってシフトチェンジしなくちゃならない、ライダーが好んで走るようなタイトな山道に行けるのか?
不安要素は山盛りありました
けれど気温は十分低く、でも路面凍結する程じゃない、
数日続いた晴天で山裾のしぼれ水も大丈夫だろうこの機会に行かないという選択肢はないよなぁ···
受傷してから6年、
もう無理だろうから数年前にまだ無理へとステップアップしたけれど今はどうだろう?
季節は冬、車には最高のシーズンだが身体にとっては最悪だ、
シフトミスしてせっかく譲り受けた貴重なアウトデルタのクロスミッションを傷めてしまったら···
ステアリング操作に右腕が追い付かず“嬢„の柔肌に傷を付けてしまうんじゃないか?
そんな不安は拭えないけれどやらなきゃ進展はナイ
あぁ、こうだったよナ
そんな感慨を胸にかつて通い慣れた道を6年ぶりに“嬢„とたどる。
アカデミアをショートカットして小糸から東粟倉へ、
いつも行きか帰りのどちらかに必ずといって良いほど立ち寄っていた通称“根性ソフト„が閉店してしまったのは寂しい···
台風被害が心配で、
でもその前から何度か☎️しても繋がらず、
様子を伺いに行ったら···
被害もさる事ながらおそらくその前から閉店していた模様、
店主の体調不良でなければ良いのだけれど(涙)
あの絶品ソフトと親父さんの強面ながら(余計なお世話)優しい人柄の滲み出る笑顔で手渡してくれるソフトクリームが絶飯リストに載ってしまったのは悲しい···
それまで“甘いモノは疲れた時の薬„程度だった私が家内に教わって以来だから十数年、
房総ツアーの際にはほぼ欠かさずお世話になった根性ソフト
長年のお勤めお疲れ様でした、ありがとうございます。
m(_ _)m
一抹の寂しさを感じながら閉店した“根性ソフト„を横目に房スカの信号を鹿野山方面へと、
山には登らず山裾をぐるっと回りその先戸面原ダムの辺りで名残の紅葉を、
ここではちょっとしたスペースを見付けて道端に寄せて車から降りられましたが、
それ以降は あ、ここ綺麗だなと思っても道幅が狭く曲がりくねった山道、
対向車も来る早朝とも言えない時間帯とあって停車して撮影とはいきませんでした。
もっとも盛りはとうに過ぎて、僅かに残った今シーズン最後の紅葉を愛でる程度でしたけれど。
走り出す前はあれほど不安だった身体の強張りですが、
冬とはいえそこまで冷え込まなかった事の他に受傷後の妥協として後付けしてもらったヒーター
これが実に有効で、吹き出し口を下側にしておけば足元から身体を強力に暖めてくれます。
風の強さをMIDDLEにしておけば、運転席側の窓全開でも平気でした♪
ダッシュボードからスカートを吊り下げておけば···
快適な“嬢„炬燵になったりするかも(笑)
金束から長狭街道に出たらすぐに平塚入口の信号から平久里方面へ、
部落の方へは入らずツイスティな山道をグリグリと、
そうはいってもこんな身体ですから、かつての3割程度と流すにとどめてライダーと張り合ったりなどしません。(笑)
途中、三芳では道の駅に立ち寄って
ちょっと時期的には早いけれど、切り花などあれば家内への手土産にしようと見渡しましたが···
流石にまだちょっと早すぎましたね。
代わりに菜花(もう出てるんですね)を見付けましたからそれを買い込んで、
これは和風に辛子和えにしても良いのですが、パンチェッタと菜花のパスタも美味しい。
昼も近くとあってBingoバーガーはライダー中心に賑わっていますが
でも今日の俺の腹は肉気分じゃない(笑)
今の俺は何が食べたい?
折角ここまで来たんだから魚だ、新鮮な魚を食べよう、
そうと決まったら店探しだ!
もう脳内iPodは孤独のグルメ“店を探そう„のテーマをフルボリュームで再生し始め、気分はすっかりゴローさん(笑)
魚とくれば海、相浜あたりか波佐間で食べるとしてとにかく海に抜けよう。
バイパスに出て北条海岸へと向かったのは海をバックに“嬢„のスナップを撮るため、
夏には多くの人で賑わうビーチに沿って広い駐車場があるけれどちょっとイメージと違う、
何かこう、もっと海が近くに迫ってくるようなロケーションはなかったかなと
そういえばこの先にちょっとした車寄せ程度のスペースだけど、
そんな場所があったのを思い出して記憶を頼りに向かいます。
そろそろこの先、そう此処だと滑り込もうとしたスペースには既に先客が、
それも何とも魅力的なシルエット
これはJota!!
邪魔にならないように少し離れて停めて、
それから話しかけてお車拝見、
見掛けたなら、スーパーカーブームど真ん中世代としては素通り出来ませんよね
造り込み、仕上がり共にクオリティ高く、これがハンドメイドだとは驚きです。
折角なので2台並べて

ベルトーネ繋がり♪
潮風に吹かれながら(途中お散歩中のご婦人も交えて)ひとしきりおしゃべりして、
さあこれからどうしましょう?
時刻は既に昼過ぎ、
聞けば金さんは食事は済ませ、車好きなマスターの居るカフェに向かうそうで···
ここまで来れば目指す食事処「伝平」は目と鼻の先ではありましたがランデブーの方を選びました。
先導してもらい、途中ちょっと迷いながらもたどり着いた隠れ家的な山小屋風カフェ「風の道」さんで、
現地で合流したSR311乗りの方も交えてイイ歳したオヤジ3人で女子会よろしくケーキセットなど並んだテーブルを囲む
(笑)
ただ普通の女子会と大きく違うのは、花咲く話題がどれも油臭い事だナ
(爆)
かくして“嬢„とのソロツーリングの筈が、思いがけず賑やかな1日となりました♪
冬至間近な冬の日が傾くのは早く、
早々にお暇したにも関わらず、家路につく頃には辺りはすっかり暗く、
半日お付き合いいただいた金さんと鹿野山麓のコンビニで別れたら、
締めくくりは君津ICから館山道に上がって踏む♪
何だかんだで盛り沢山な1日だったナ···
···················ところで魚はどうした?