先ずはこちらをご覧下さい。
11/15日曜日の関尻ファミマの駐車場、
多くのライダーで賑わう日中の喧騒が嘘のように静まりかえっています。
朝焼け?
早朝?
写りこんでいる時計にご注目下さい、
この時期、AMではその時間に日はまだ昇ってきてはいません、
そう、これは夕日。
では何故冒頭にこんなスナップを持ってきたかといいますと、
つまりは1日中走り回っていたと、ただそれだけが言いたかっただけなんですけどね。
(笑)
でも結果こうして終日“嬢„と過ごしましたが、そうなるまでは紆余曲折あったのですよ。
何しろ先週は超が付くハードスケジュール、
ウィークデー6日の内2日は帰宅しても布団までたどり着けずに食卓で、スイッチが切れたかのように意識が途切れ···
ふと我にかえれば活動再開時間の数十分前=布団滞在時間0
なんて状態でしたから体調最悪、疲労度MAX。
なので日曜日は雨粒落ちてこなくても自宅静養と決めていたのです、
それなのに
そんな時に限って目覚ましの音で目が覚めてしまうものなんですよ、
(苦笑)
二度寝の誘惑もそれほどではなかったので取り敢えず起床、
あ、でもやっぱり体調は最悪、、。
これは踏ん切りつける為にも一杯呑みして(まだ外も暗いし)布団に逆戻りかな、
そうは思いましたが点けたテレビから流れる、昨日に引き続き小梅太夫···
ぢゃなくて小春日和を連呼するアナウンサーの声にプルタブを起こす手が止まり、
ウェザーニューズでそこここのピンポイント予報を確認すると何れも降水確率ゼロ、最高気温20℃超えと絶好の旧車日和。
朝確認したら路面はウェットだった先週末と違って“嬢„を出さない理由(言い訳)はどこにも無い。
走って確かめなくちゃならない案件もある事ですし、気力と体力を振り絞ってガレージの扉を開けたのでした。
その案件とはこれ、
ガレージの床に少量の染みを見付けて位置的にドレンじゃないな、コレは対処しなきゃならないやつだとボンネットを外しました。
ところがココだろうと予想していた箇所からは冷却水が滲み出た形跡がありません。
このヒーターホースの分岐の所からは以前にも滲み出た前科がありましたので、てっきり今回もここかと(位置的にも)思ったんですけど、、。
それではいったい何処から??
メンバーにも滴っていましたから、静止状態で伝わってでもこの位置に落ちるのはどこかと目視出来ない所は素手で触って探ります、
ところが一度に滲み出ているのがごく少量だからでしょうか、
此処と断定出来る箇所が見付からないのです。
疑わしき箇所はあります、特にロアーラジエーターホースのウォーターポンプ側とのジョイント、
なので今回はそこも含めて疑わしい箇所のホースバンドを一度緩めて位置を修正し、改めて締め直してみました、
これで走ってみて、まだ滲むのか様子を見たかったのです。
朝の内は気温もまだ低く、
足元のベンチレーターのバタフライは閉じて、リアクォーターはどうしようか悩んだけど開けたままにし、
運転席側の窓も開けて走り出しましたが、日が高くなるにつれて暖かくなってきましたから足元にヒーターを効かせて全ての窓を開け放し、
夏場に比べて澄んだ音色で機嫌良く唄うようになった“嬢„のエクゾーストノートに耳を傾けたのでした。
見上げれば快晴、
暑くも寒くもなく湿度も低く快適そのものでエンジンも気持ち良く回る。
それなのに今一つノリきれないのはやっぱり最悪な体調のせいか、、。
素直なハンドリングが売りの“嬢„のステアリングもこの日はズッシリと重く、
思うように動かせない右腕は、ココってタイミングでシフトレバーに届かずスウィートスポットを逃してしまう。
そんな自分の不甲斐なさにつのるストレスが楽しい筈の時間を色の無いものにしていました。
そんな体調でしたからもとより踏むつもりなど更々なく、たら~んと流す程度にとどめようと、普段なら混むからと敬遠しがちな幹線道路伝いに、タンタン麺のノボリはためく勝浦から外房の海沿いに南下します。
もう長いことこちら方面に足が向かなかったものですから、いつ出来たのか和田浦の道の駅の存在を初めて知って、どんなものかと立ち寄ってみました。
IWCを脱退した今でこそ近所のスーパーマーケットでさえ、値段こそかつてのように安価ではありませんが簡単に手に入るようになりましたが、
一時期は入手が困難で、近海捕鯨の町として知られるここ和田町まで鯨料理を求めて足を運んだものです。
(牛肉は高級品、学校給食には鯨肉の世代デス)
もっとも『くじら家』さんが様変わりしてしまってからはすっかり足が遠のいてしまいましたが。
魅力的な鯨メニューでもあれば此処で早めのランチにしようかと食堂を覗いてみましたが、
う~ん
観光地価格なのはある程度予想できましたが···
この内容でこの値段はナイな、、。
コトコトと長閑に電車が通過する線路の脇に設けられた喫煙所のベンチからお師さんに電話して、
今ドコからだ?と聞かれて和田浦と答えたら
「それじゃ昼飯を一緒にとはいかないナ」
なんて他愛もない会話を交わしながら一服の後、
無風と言っても差し障りのない程度の微風でしたから、ボンネットを外さなくてもつっかい棒がわりに持参したガレージのシャッター棒(笑)で保持しての冷却水漏れ点検。
こんな怪我さえしていなければ、ボンネットごとき簡単に脱着できるのになぁ、、。
結果、ここまで走って来た限りでは滲み出しは確認されませんでした。
けれどそれは余程の漏れ出しがないというだけの話で、
本当に確認出来るのは、この後しばらく静止状態にして、漏れ出たクーラントを自由落下させておいてからでないと分からないですから、
最終確認はガレージに戻した翌日あたりですかね。
さて、ボンネットのつっかい棒の件でもお話ししましたが、
当日はほぼ無風に近い状態でした。
これならお肌の大敵 “潮風„を余り気にしなくて良いですから(笑)
久しぶりに海を眺めに行こうか。
ベタ凪の水面に初冬の陽射しがキラキラ反射してきっと綺麗だと思うよ♪
“嬢„を誘って千歳から千倉、白浜へとクルージング、
前がクリアでもスロットルはパーシャル、
踏むでもなく、抜くでもなく、エクゾーストノートは鼻歌程度、
だって体調は最悪なんだもの。
「軟弱者めが、久しぶりのでえとなんだからもっと楽しそうな顔をせんかぃ」
·······はいはい、
海沿いの一本道(当然生活道路でもある)ですが、詰まる事なくイイ感じに流れていましたね。
途中、立ち寄りはしませんでしたが、千倉の道の駅や野島崎灯台の駐車場は賑わっていましたから、人出がない訳じゃなさそうです。
先週久しぶりに訪問して、
親方からこのコロナ禍の影響での惨状を耳にしていた波左間の『伝平』さんも、
通りすがりに覗いたところ、駐車場が満車でしたから(嬉)
寄るのはまた今度にしてその先の車寄せへ。
もっと波打ち際まで乗り入れられるフォトスポットもあるのでょうが、
その後真水ザバザバかけて希釈、塩抜き出来るのとは違いますから、この位の距離が丁度良いんです。
ああ、いかにも千葉の海だなぁ
ケンミン熱愛の激甘マックスコーヒーのペットボトルが不法投棄されてるし
(苦笑)
もともと多かったのでしょうが、
このコロナ騒動以降それに輪をかけてアングラーの姿が目につくようになりました。
“海と魚とワタシ„の世界なんでしょうね♪
“錆と油とワタシ„な我々は、そんな彼らも含めた海辺の景色を小一時間、ただぼ~っと眺めていたのです。
時折タバコに火をつける以外、何もせず。
朝、出掛けに家内から「帰って来たらやって欲しいコトがある」と言われていましたから、そろそろ帰路についた方が良いのかな?
☎️してお伺いをたててみましょう。
Yes!!なら富浦から館山道で、
ところが家内曰く
「ちょっとまだ予定がこなせてないから、帰りはゆっくりの方が良い」
それならばと、再び千倉へと来た道を引き返しての安房グリーンライン。
実は先週もNew足車との“スリ合わせ„で通っているのですが、
その時初めて立ち寄った
地すべりパーキングの寂れっぷりが気に入って(笑)
次は“嬢„と来てみよう♪って思っていたんです。
時間にもよるのでしょうが、どうですこの寂れっぷり!!
前回同様パーキング独り占め。
時折グリーンラインを下ってきたライダーが旋回場がわりに入ってまたすぐ出て行くくらいで、
彼等もココに車がある事に驚いたような表情で会釈して行く程なんです。
確かにベンチもなければWCや自販機もありませんから長居するには向かないのでしょうが、
こっちに来る機会があれば、また地すべってみようと思うのです。
ところで、
パーキングに入る前から、
何となく無人のハズの隣から視線を感じるなぁ···
(トンネルの中で何か拾っちゃったカナ?)
最近ではあまり良く視えなくなったのに···と視線の主を捜しますと、
いったい何処からお乗りになったのでしょう?
いつの間にかこの方

が同乗されていました。
このまま自宅までご招待しても良かったのですが、
我が家にはフレンドリーな捕食者

がお留守番しているものですから
(笑)
彼の身の安全の為にもここで降車願いました。
初冬の日は短く、まだ15:00だというのに早くも傾きを強めています。
三芳、平久里、戸面原と抜けて関尻ファミマに着いた頃にはヘッドライトを点灯させた車もちらほらと、
関尻会の方々をはじめ、サスガに何方もいらっしゃらないだろうと車を降りたら何と!!
お一方ですが、canonさん同様に行けばほぼ100%の確率でお会いする強者の常連さんがにこやかに立っておられました。
(驚)
ずっと(ココに)居たんですか?
と訊ねましたら、
ずっといたのは水汲み場の方で、ここにはコーヒーと煙草を買いに寄って、これから帰るところなのだそうですよ。
私もここで冷たいコーヒーを一杯いただいてから家路につきます。
残照の余韻を感じる間もなく釣瓶落としに夜が訪れ、
関尻を発って程無く“嬢„もヘッドライトON
考えてみれば、彼女とどこかに行く時はたいがい早朝~遅くても夕刻迄で、
早朝といっても、かつてみたいに草木もまだ寝静まる頃(笑)ではないので、ライトONで走るのは···昨年のイタジョブ以来かも知れません。
樹脂パネルの経年劣化による濁りで、ちゃんと夜間照明は生きていても視認性の悪い彼女のメーターも、
郊外を走る際には一応情報を読み取ることが出来ます。
考えてみれば私が子供の頃、夜は今ほど明るくはありませんでした。
まして“嬢„が活躍したであろう時代であれば尚更でしょう。
HIDや高照度LEDとなった現代のモノとは比べ物になりませんが、
配線を見直しただけでハイワッテージにすらしていない“嬢„のヘッドランプも、充分その役を果たしてくれています。
安全性を考慮するなら現代風にレトロフィットさせるのも1つの方法かもしれませんが、
闇にボゥっと浮かび上がる、温かみのある魅力的なこの姿を目にしてしまうと、そんな気も失せてしまうのです。
【備忘録】
体調最悪なんて言いながら、何だかんだで結構走ったね。