
7月の中旬に預けてから早3ヶ月弱、
ようやくお嬢が夏合宿(何のダ?)から戻ってまいりました。
3ヶ月という長い期間、
さぞや難航したのかと思われるかもしれません、
確かにお師さんをもってしても「大変だった···」と言わしめる程の難作業でありましたが、作業自体は一月程前に全て完了していたのです。
では何故それから一月もの間そのままだったのかといいますと、
【理由①】
「代わりにコレ乗ってろ」
って貸し出された車を、多忙&体調不良が原因でまだ十分に堪能出来ていない。
【理由②】
「忙しくてやってる暇が無い」
「年内にはやっておく」
って、お師さんが請求書を書いてくれない、、。
①に関しては9/12に関尻&もみじロード行きで下道とワインディングを
そして9/26には折角の全開セッティングを堪能すべく、高速に上がって大黒まで往復しましたから
長いレンタル期間の割りに、まともに走らせたのはこの2日だけと不本意な結果に終わってしまいましたが、
それでもあれやこれや試せましたし、
再レンタルの許しもいただけた事ですから、
ここらで一度返却し、
念願叶ってツインキャブ化が施されたお嬢の感触を確かめますかね。
ちなみに私が行った日の大黒PAは、
薄曇りでそれほど残暑も厳しくなく、走りやすい陽気であったにも関わらず旧車率は低く、ちらほらとしか見受けられませんでしたが、
それでも
色違いのナロー、
新旧問わずポルシェはニホンジンに人気がありますね、かなりの台数がいます。
休日の大黒においてポルシェは一大勢力、
プリウスやN Boxよりも台数多いんじゃないかナ。
これだから木更津にあんな大掛かりな施設を造る訳だ。
他には鮮やかなフレンチブルーに抑揚のきいたグラマラスなボディが魅力的なA110や、
昭和のかほりが色濃く漂う一角があったり(笑)
年初にも見かけて目を引いたシエラ・コスワース、
生活臭というか(笑)
ちゃんと道具として使われている感が滲み出ていて好感が持てます♪
見学ではなく、取り締まりに留意しつつ“踏む„のが目的でしたから長居はせずPAを後にして、
45Φウェーバーの咆哮を堪能できるアクアライントンネル抜けて木更津のガレージまで、
このスプリントも、
ファンネルとのクリアランスを確保する目的で、サブフレームの上からインナーフェンダーをカットしてあるのがこのショットから分かりますね。
ひょっとしたら
とも思って寄りましたが、やはり休日の午前中とあってお師さんはお留守、
かわりにお留守番のJr.Z(1600cc)がお出迎え。
少しの間眺めながら涼んで、その日は帰宅したんです。
【理由②】はですね、
本当に忙しいのは日々の会話からも良く分かりますし、
それに輪をかけて座り仕事まで急かすのは鞭打つようで申し訳なく···
まずはこれくらいと
ある程度の額を“保釈金„として積んでおいて
(笑)
身柄の引き渡しを受ける事となりました。
ただその時は具体的にいつと決めてはおらず、
どこかの日中に都合がつけば、
そのタイミングで交換しましょうくらいに考えていて、
まだ暫く先かな、って油断していたんです。
そして先週の土曜日、
仕事終わりに差し入れをしようと在否確認の電話を入れましたら
「居るよ、じゃあそのついでに入れ替えもしよう」
と、その時は思いもよらず突然やって来たのでした。
普段の曜日に比べて気持ち早く仕事を切り上げられる土曜の夜、
それでも日の短い今の時期、ヘッドライトを灯してお師さんのガレージへと、
お借りしている期間にすっかり身体に馴染んだ車を走らせます。
アプローチは違えどこれもかなりのハイチューンド、
扱い方含め、何がウチのお嬢に足りないのか色々と教えられる事も多く、
得られた物は大きかったな。
到着し2台を横付けして荷物を積み替えて、
既に一度教わってはいましたが、改めてもう一度始動時のレクチャーを受ける。
ポンプを作動させてフロートを満たす所まではどんなキャブレターでも一緒。
シングルの時みたいにチョークを作動させないのは当たり前として、
先ずはアクセルペダルには一切触れずにスターターを回す。
それでもかからない時は、
ほんの一寸アクセルをチョンと踏んでから回す。
その時もスロットルは全閉にしておくものらしいのだが、
ウチのは気持ちスロットルを開けておいた方がかかり易い時もあったそうです。
「まぁ、そこいらへんはおいおい身体で覚えて行けば良い」
その通りですね。
実はキャブ換装後、私がエンジンを始動させるのはこれが初めてではなく、
まだ作業が完了しておらず、リフトに上がっている内に一度、
追加するメーターの位置合わせの為にシートに座った際に、
「せっかくだからエンジンかけてみろ」
って言われ、試してみた事があったんです。
その時にも瞬間的に感じたのですが、
その感覚は二度目でもやはり同じ、
ましてやリフト上の前回と違って実際に走らせて帰るのです。
昂る気持ちを落ち着かせようと、
先にあがるお師さんを見送った後も暫く、
残って仕事を続ける二代目(長男)と雑談に興じて平常を取り戻した頃、
改めて車中の人となる。
(笑)
見送られて来た道を引き返す道すがら、
暖機は済んだとはいえ油温はまだ規定値に達さず、踏み込むどころかペダルにただ足を乗せているだけのこの状態でもはっきりと理解る、
とんでもないゾ··················コレ