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フラスカのブログ一覧

2024年04月27日 イイね!

続・やり残したこと

続・やり残したこと
【前回からの続きです】


人間というものは見たものを感覚的に擬人化して捉えてしまう習性があるのだそうで

例えば子供の頃に
なかなか寝付けない夜、柱の節が人の顔のように見えて恐ろしかったという経験や
撮った写真の木々の陰影がやはり人の顔のように思えて
コレ心霊写真なんとちゃう?
なんて色めき立った事ってありませんでしたか?
(中にはガチなのもありましたけど…)


まあ、それはさておいて
クルマにとってニンゲンでいうところのに該当するのってやっぱりヘッドライトだと思うんです。

そのヘッドライトですが、
ウチのお嬢には、出会った頃から俗に筆記体キャレロと呼ばれる物が入っていました。

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1959年という
型式が750から101へと移行する過渡期に製造されたウチのお嬢は
型式750ながら灯火類は後の101と同じく大型化されていましたから
この筆記体キャレロも汎用性のある一般的な7インチの規格サイズです。

でも大きさこそ同じ7インチ丸目と言っても
レンズカットの違いやフラットorコンベックスによってもその表情って随分違って見えるものなんです。

私としても
20数年間この目をしたお嬢を見続けてきた訳ですから、
今、ちょっとした戸惑いを覚えています。

「こんなんプチ整形みたいなもんやん」
「どや?惚れ直したか⁇」ってグイグイ来るなぁ…

とにかく…もうちょっと時間ちょうだい



流石にもうお察しの通り
お嬢は今、違うレンズカットのライトを付けています。
それでは事の次第を順を追ってご説明しますね。



ヘッドライトの点灯不良からの復旧作業も終盤

後は元通り組み付けるだけという所にまでこぎつけて思ったんです。
ただ元に戻すだけでいいのか?って

転んでもただでは起きない
壊れたのならそれを好機により良く、強く
今までもずっとそうやってきたじゃないか

とは言っても、そんな大した事をする訳じゃないんです

灯火類のLED化

追加する補器類の設置場所に悩んでお蔵入りしたHIDの時と違って
ライトバルブ入れ替えるだけのポン付けですから難しい事は一切なく
あまつさえ今は都合よくライトも外れている
今やらないでどうするの。

筆記体キャレロに使われているライトバルブの規格はH4

但し端子は同一ながら
台座の形状は今のそれとは異なるH4Eなるもので

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そのため現在一般的に流通しているH4規格のバルブでは取付けることが出来ないのです

ただ、対策として変換アダプターが現在でも複数経路から入手できますし
実はかなり以前から所持しておりました。


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アルミビレッドのゴージャスな物もありますが、
これは安価なプレス製

これを使えば台座の問題はクリア出来るでしょうから
あとバルブ選定に際して留意しなければならないのは台座から後ろの寸法

ライトユニットの外からバルブをはめ込んで
そこにソケットを差し込む現在の方式とは違い、
ソケットまでがライトボウル内に収まりますから、ここがあまり後ろに長いと底づきしてしまいます。

以上の点をふまえて私がチョイスしたのが

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MADE IN JAPANを標榜するからにはそれほどおかしなモノではないでしょうし
いかにもLEDな白色光よりは多少電球色に近いというのも理由の一つです。

とりわけ明るさを強調した商品ではありませんが
そもそもハイワッテージでこそないものの、シールドビームでなくハロゲン球の
リレーを介してバッ直に配線を引き直してあるお嬢のライトは
LEDだHIDだといった現代車に比べたら見劣りしますが、
決して絶望的に暗いといったものではありません。

レトロフィットの目的は、あくまで節電なのですから


ネット通販でたまたま安売りされていたソレは
注文した翌日には手元に届いていましたので早速フィッティングを試みます

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【既に組み付けてしまってから撮っているのでこれは件のLED球ではありません】


が、
固定できません…
爪の長さが足りず、H4の台座を押さえてくれないのです

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アダプターだけならこの通り

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いっそのことこの部分を矢印のように起こしてみようかとも考えましたが、
上手くいかなかった場合、悲惨な結果になるので止めておきました。

ちなみにお師さんにも見せて相談しましたが
手に取って暫くいじって出した結果は私と同じものでした。

おかしいなぁ
Galacyさんによればポン付けなはずなのに
もしかしたら私の知らない方法でもあるのかと尋ねましたところ

電話越しじゃあ上手く伝わらないだろうと
ありがたい事にスパイダーのをわざわざバラして画像を送って下さいました。

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【提供Galacyさん】

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【提供Galacyさん】

それを見れば一目瞭然
バルブの固定方法が違う

よく見てみればこれはブロック体になってからのキャレロ
でも私のストックは皆どれも同じ筆記体

そこでお師さんに事情を説明し、在庫の有無を問い合わせたところ
使えそうな物を見繕っておいてくれるそうなので
仕事を無理やり早めに切り上げてお伺いしました。

おっ!!
流石ですねぇ
これこれ、これが正に欲しかったそのもののブロック体キャレロって
喜んだのも束の間
ペアのうち片方のバルブ押さえ金具がありません
(それ以外は完璧なだけに悔やまれる)

諦めきれず、
使えそうな金具だけでも見つからないか、許しを得てヤードを漁らせてもらうことにしました。

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ここ来るのも久しぶりだけど、記憶とあんまり変わってない
懐かしいナ

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世間一般の認識としてはガラクタに過ぎないのでしょうが
私等にとっては宝の山

丁寧にかき分けて目当ての物を探しますが、こういう時に限ってこれだけあってもなかなか見付からないものです

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こんなものは発掘しましたけれど
(笑)


おおよそ小一時間ほど籠っていたでしょうか
棚の隅々まで探して、それでも目当ての物は見つかりませんでした…

見落としはないハズ
これはもう諦めるしかないのか

でも人一倍諦めの悪いこの男
灯火類の棚を離れて普段そんなものを置きそうにない所にまで捜索範囲を広げた結果
別の棚の上、埃をかぶった箱の中から

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新品とおぼしきソレを見事掘り当てたのでした(喜)



よし!
これでいざという時の保険は出来た♪

え⁇
コレ取り付けてめでたしめでたしじゃないの?って思いますよね。

理由は簡単
だってブロック体とはいえ、こんなに程度の良いのはお高いでしょ
お師さんに尋ねても「わからん…幾らなんだ?」って逆に訊かれる始末だし
(笑)

だからコレはどうにも打つ手がなくなった時の為にキープさせてもらっておいて、
もっとお気軽に手を出せるようなモノ、何かないかな?

真っ先に思い当たるのは

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信頼の小糸製作所 HSSB-16
お値段格安、間違いなく左側通行帯仕様なのですがフラットレンズなんですよ。
レンズカットのデザインが変わるのは仕方がないとして
材質がガラスである事とコンベックス形状である事の二つは譲れない

そんな条件で検索して次に目を付けたのが

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同じく車検対応品のIPF製
レンズカットのないマルチリフレクターですが、このルーカス風のデザインならLEDのライトバルブも目立たないんじゃないかな

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奥行的にもライトボウルへの底づき問題はクリアしていますし
特売がかかっていたのも後押ししてお取り寄せ
(後に重大な見落としが発覚しますが、この時には全く気付かず…)

到着するのを待ってライトボウルへのフィッティングを試みます。

当然ながらライトバルブはすんなりと収まり
ソケットを挿してライトボウルへ…  入っていきませんな

ソケットが底づきしている様子はない、なのに入っていかないのは

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矢印のこの部分がリフレクターに干渉しているから

嘘やろ~

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改めて2つ並べて見比べてみますと
襟のようなカバーのせいで見づらいかもしれませんが、奥行きに関してはほぼ同等と
ここまでは良かったのですが

リフレクターのプロフィールに差異が!!

【こんなご時世ですので予めお断りしておきますが、セクハラの意図は全くございません

IPFのがお椀を伏せたかのような豊〇型とするならば、
キャレロのは逆すり鉢状の貧〇型

大きさ奥行に気を取られるばかり、形への配慮が足りませんでした。



痛みを伴う失敗をした
それ即ち経験であり、痛みを伴ったのならそれだけ強く心に刻み込まれた事だろう

そしたら次は情報の共有だ

ライトボウルの画像を前に、こうこうこういった理由で上手くいかなかったと
身振り手振りで豊〇貧〇の例えも交えてお師さんに報告。
例えが例えなので心なしか苦笑いをこらえているような表情でしたが、肝心なことは無事伝わった事でしょう。

こんなドマイナーな記事に目を通すような奇特な方は少ないでしょうし
そもそもアルファのライトに王道以外のそんな変わったモノ入れようとする変人はもっと少ないとは思いますが

今回の経験から私が得た教訓としてここに記しておきます

貧〇尊し選ぶべし



さて、IPFのライトは駄目でしたが
その時点で既に次のあてはありました。

それは最後までIPFのとどちらにしようか迷った挙句
車検適合とは明記されていないのとポジション球があるという理由で選から漏れたもう一つのライト

こちらはマルチリフレクターではなく普通にレンズカットのあるタイプでルーカスのコピー品

MADE IN TAIWANであるならば高品質でしょうし

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(もう8年目になるスマホもHTC製ですし20数年間愛用しているラチェットハンドルも台湾製)

IPF製よりもさらに激安なソレは紛うことなく貧〇タイプ!!

時間との戦いでもあるので躊躇なく取り寄せて

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三度目の正直
今度こそライトボウルに収めることが出来ました♪

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レンズ縁の厚みはキャレロに比べてやや厚く、その分ホルダーも前に押し出されてしまいましたが
ライトリムとのクリアランスは多少なりともあったと思いますから多分大丈夫でしょう
・・・確信はないけど



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適合するライトが手に入ったので
ライトボウルを車体に取り付けます

今後の作業性を向上させる為に、ボルト・ナットから車体側をナットリベットにしておこうと準備してありましたが

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現状空いている穴が芯の出ていないバカ穴であるため
そのまま拡大してナットをカシメてしまうとボウル側と穴位置がずれてしまう可能性が高く
なおかつボウル側を長孔加工するには余裕がほとんどありません

時間をかければ方法は何かあるのでしょうが、如何せんタイムリミットが迫っており
再びボルト・ナットでの固定となりました。

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点灯テストを済ませ、ライトを固定し

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リムもちゃんと嵌りました。



タイヤハウス内での配線の取り回しは


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【before】



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【after】

スモールとウインカーを兼ねる

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コレへの配線が長くてダブついているのを切り詰めればもっとスッキリするかな






翌日(3/17)は快晴とまでは言えないまでも晴天に恵まれ・・・

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念願かなっての房総ツーリング
先程言葉を濁したその訳は

写真には写らなかったけれど、実はこの日
真っすぐに立ってるのも難しい、まるで台風並みのの強風だったのですよ
(道理でライダーが少ないわけだ)

潮風の直撃を受けたくないから、常に風向きと波頭に注意しながらのコース取りになってしまい、
当初のシーサイドを2台でゆったりクルージングという目的は果たせなかったからなんです。

房総グルメも含め、おもてなし不発となってしまいましたが
これに懲りずまた房総に走りに来てくださいね、Galacyさん
(その時はもっとましなツアコン用意しておきますから)








Posted at 2024/04/28 01:30:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ
2024年04月18日 イイね!

やり残したこと

やり残したこと仕事以外でこうしてモノを書くのは本当に久しぶりです。

昨年度は公私共に多忙を極めましたから、
イベントはおろか必要最低限とすら言えないメンテナンスしかしてあげられなかったのです。

それは今年になっても本質的には変わりないのですが、
それでも去年に比べたらまだ使える時間が出来ましたので、1年間に及ぶ酷使で傷んだ身体のリハビリも兼ねて簡単な事案から着手する事にしました。

加齢による水晶体の濁りもあるのでしょう
以前に比べたら夜目が利かなくなりましたから夜走りをする機会はかなり減ったので、それほど不自由にも感じず今まで放置してきてしまったのですが…



ライトON(ロービーム)で片目がぼんやりとしか光らない時がある。

ディマースイッチを蹴ってHI⇔LOを何度か切り替えると治る場合もある。

症状が出ている時はロービームなのにも拘らずハイビームのインジケーターがうっすらと点灯する。

いつからその症状が出ていたのか今となっては定かではありませんが
それ以前は問題なく作動していた事から考察するとアース不良が最も疑わしい。

お嬢の配線は
最初の内こそダメな箇所が発覚する度にそこだけ引き直していたものの、
程なく癇癪おこして「一から全部やり直したるわ!!」って
既存のモノ全部取っ払って、知識も経験もないのに手探りで配線図を描き
紆余曲折ありながら四苦八苦して20数年前にやった私の拙い仕事です。

タイトル画に使ったのがソレですが、
よくもまあこんな仕事したな と、何考えてたんだ(頭にミソ入ってるんか?)と思う反面

無い知恵振り絞ってやったんだなと
その時なりの努力の痕跡がみられる箇所も発見して頬が緩む。

あれこれツッコミどころはあるけれど、
これがあの頃のベストだったんだよな

ならば今は、今なりのベストを尽くすだけだ。



20数年前にやり残したこと

ホイールハウスを貫通するところまでは新規に引いたものの、
そこから先のライトバルブまではライトボウル(お釜)を外さなければならない作業だったのもあって、
後ろ髪引かれつつもそのまま再利用したというのが、ずっと心の片隅に引っかかったままになっていました。

オリジナルの布巻き配線ではないところから
一度は手を入れられているようですが、それとて知る限り30数年以上前の事でしょう。

今回の作業、
原因が本当にアース不良なのかバイパスさせてチェックして、
それでちゃんと点灯するようならボディアースを取り直して終わり
ではなくて

今度こそライトバルブまで自分の手で繋げよう。


使用する配線はAV規格の1.25sq
補修に使う程度の量ならストックがあるけれど、いずれも10年以上は居座る古株揃い
(笑)

どうせやるならフレッシュな物でという事で
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いつものごとく漁りにきました♪

「おー 必要なモノがあるなら持っていけ」って
いつもお言葉に甘えちゃいますから今回はこちらからも手土産を
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ダブルメイルターミナル
かつてはニチフにも似たようなものがあったのですが、今では製造中止
やっと見つけたコレは…
呼び名からしてたぶん海外製なのでしょう。

昨年この世を去った、長年お嬢の板金を一手に引き受けてくれていた友人から
その昔「こんなのもあるんだよ」と教わったのを思い出して
今回の作業に使おうと仕入れておいたのを持参して

「似たようなの(リセタブ)は持ってるけれど
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コレは知らなかった」そうなので、
たまには役に立つでしょって半分進呈してきたのでした。




思い立ったのは半年以上前だけど、
実際に手を付け始めたのは、確定申告まで済ませた3月も半ば以降。

だから本当なら実際にバラしてみて
その都度必要なものを吟味して入手するべきなのでしょうが、
いつ作業できる時間が取れるかはっきりしない以上、
その時一気に作業を進めるべく、予め必要と思われる部材を用意しておこうと
半ば見切り発車的に集めたものですから
いざ蓋を開けてみたら使えなくて取り直し なんてのも一度や二度ならずありました
(汗)


ある程度部材が揃ったら
ライトボウルを外すべくジャッキアップしてホイールもどけておきます。
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シザースジャッキの向こうにチラ見えするのは
今回の作業が初投入になるマサダの1.5t低床アルミフロアジャッキ

長年使ってきた長崎の2tジャッキに比べたら格段に軽くて低いから、
これなら一発で上げられるかな♪って一縷の望みを抱いていましたが
残念ながらお嬢のオイルパンの低さは手強く(笑)
やっぱり今まで通りシザースジャッキのお世話になる事に。

でもこれなら、
手押しで乗せられる30ミリ程度の薄板でスロープを作っておけばクリア出来そうですね。

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スプリントのライトリムはライトボウルにただ嵌っているだけ

なので脱着は力技になります(笑)

Galacyさん協力のもと、年式的にも1年違いと近い750スパイダーのと見比べてみましたが

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【提供 Galacyさん】


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【提供 Galacyさん】

なるほど確かにスパイダーのリムは3本のボルトでボウルに固定されていますね

同じCarello製で共に汎用である7インチのライトを使うというのに互換性が無いとは…

そのスプリントのリムですら
ウチのが先にいくにつれてやや径が小さくなる先細りなのに対して
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この様にあまり径が変わらない物があるのも確認しています。

まぁ 重箱の隅を楊枝でほじくるような話ですけど。





盛大に脱線しましたが、
話を作業に戻しますと

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ここまでの作業なら、実際のところ片手しか使い物にならない今の私でも問題ありません

やや溝が潰れかけて、ドライバーのかかりが怪しかった小ネジも
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横着せずにボルスター付きのドライバーを使ってやればナメる事はありません
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押しが7
回しが3ってはるか昔に習った基本は疎かにしませんよ。

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十字溝の潰れかかった小ネジは、
この機会に新しい物と交換してしまおうと
頭のサイズ・首下・ピッチの同じ物を取り寄せてみたのですが、

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この緩み止め加工まではされていないんですよね。

なのでどうしようもなくなるまでは現役続行してもらう事にして
取り寄せたネジは用途を袋書きしてストックに回しました。



技術的には何ら難しくはないものの
片手しか使えないと難儀だったのがボディからライトボウルを外す作業

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事前にお師さんから
「木ビスみたいなちょっと長めので固定されてるだけだから、全部前からの作業で外せる」と聞いていたのですが

ジャッキアップする前、試しにドライバーで回してみた感触から
うん、コレは裏からナットで止めてある

なのでブッシュに差したグリースで服を汚さないよう足回りに養生したら
エクステンションをかませたラチェットをタイヤハウスに突っ込んでナットに掛け
もう片方の手に持ったドライバーで共回りしないように押さえつつ緩める

健常者であれば何てことないたったこれだけの事も今の私には難しく
何度となく使えない右手から転げ落ちた工具を握り直させて
それでも何とか左のライトボウルは外しましたが、
それ以降の脱着には素直に助っ人の手を借りました。

手際が悪く手間取っても
独りでやればそれはそれで良いリハビリになる とも思いましたが
その時にはそれよりもこんな事に時間を取られたくない2つの理由がありました。

その内の1つは千葉県東方沖で俄かに頻発するようになった地震
そんな状況下で余りいつまでもウマ(リジッドラック)をかけた状態にしておきたくない。

もう1つは約束
単身赴任で関東に来ていたGalacyさんが
この3月いっぱいで地元の岩手に帰ってしまう
スパイダーはお師さんの所で数ヶ月にも及ぶOHを受けた後、Galacyさんの手によって
ナラシも既に完了しているという。
この2台で房総半島をランデブーするなんて
この機会を逃したのなら次があるとは思えない。

最終週は移動に向けた準備で忙しいとなれば、
残された時間は4~5日
この先まだ何があるか分からないのだから、こんなところに余計な時間をかけている余裕など無いのだ。



外したライトボウルは洗浄・乾燥の後に念願だった配線の一新を試みます。
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Carelloの刻印からもこれがオリジナルと分かるソケット
見ての通りハウジングの状態も申し分ないので

これは生かして旗竿端子だけ新しいのと入れ替えて と

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抜いてみたら何だコレ⁇

今でも手に入るのかってお師さんを始めあちこち訊き回るも
昔(20数年前)工業高校で見たという1人を除いて皆首を横に振るばかり…

折角のコンディションではありましたが、ストックリストの仲間入りとなりました。

既存のソケットが再使用に適さなかった場合に備えて
交換用のソケットは準備してありましたが、
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手に取ったところ、セラミック製だという絶縁体の材質強度に不信感を覚える…

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割れたり欠けたりせずに端子を抜き取る事が出来ましたから、
それなりの強度を備えてはいるようですが
ちょっとでも疑念を抱いたならそれは使わない。

たかだか数百円の部材をケチって
後々まで後悔を残したくはありませんから。

幸いお師さんから「これもいるんじゃないのか」って
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手渡されていたコレがありましたから有難く使わせていただきます。


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撮影しておいた図と見比べながら線の長さを調整したら端子の加工も済ませておいて


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ソケットには接点グリスを充填

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適当なバルブで押し込んだら余分なのをぬぐい取って完成。



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ひょっとしたら再利用できないかもと不安であったボウルと車体との間に挟むシールも

まだ十分にゴムの弾性を保っていて一安心


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この手のゴム製品って
リプロ品でさえ何気にお高いんですよ

ああ、でも
リムとレンズとの間に入れるヤツはとっくにお亡くなりになった状態だから
何とか調達しないとなぁ


何はともあれここまでくれば
後は逆の手順で組み付けるだけ

ライトボウルを固定する時にだけ手を借りれば、その他は今の私といえど訳もない。

人間余裕が出来ると余計なことを考えるもので(笑)

今のこの状態なら
簡単にLED化できるんじゃない?





Posted at 2024/04/20 16:19:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ

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