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フラスカのブログ一覧

2021年02月13日 イイね!

消費期限はともかくとして




明日は走るゾ♪

という前夜には、僅かな時間しか取れなかったとしてもボンネットを開けディップスティックを抜いて、
エンジンオイルの量、汚れ具合、

ラジエーターキャップ外してクーラント量と状態(オイルが浮いていないか)を、

ブレーキフルードのリザーバータンクのキャップも外して、残量と色から判断する劣化の度合いをチェックして、

更に時間があるならば、4輪共ホイールナットをトルクレンチで規定値まで増し締めして、タイヤのエア圧の調整も。



照明があるとはいえ薄暗い中での作業、

エアーインフレーター当てながら片方の手で触れて、コンパウンドの感触はまだ「大丈夫だ」と思っていたんだけどナ



先週、待ち合わせの駐車場で眺めながらふと思ったのです。

「タイヤ替えたのって、、、いつだったっけ?」





前輪にばかり負担のかかるFFでもなく800kg程度と車重も軽量、

パワステもないから無理にステアリングをこじる事もなく、

Weekend Specialですから、ブランクのあった数年以外は年間走行距離といったってせいぜい5000km程度、

紫外線はお肌の大敵とばかりに、
在宅時には密閉ガレージに引きこもっていますからUVケアは万全、

そして何よりこのワタクシ、
連続ゴールド免許の優良運転者である事からもお察しいただけるでしょうが、
皆様ご存知の通り、常日頃から至ってオトナシイ運転を心がけております♪



だからでしょうか、タイヤの持ちはとっても良くて、現状も溝はまだまだ十分に残っているのですが、

お嬢、なんか小ジワ増えてない?

「何ぃ?!((怒))」

いやお肌じゃなくてタイヤのサイドウォール



そこでオマエはいったい何時のタイヤだい??と、
しげしげと製造年月日を確認しましたら



















13年も前の2007年製とな、、。


消費期限はともかく、
賞味期限はとっくに切れてたんですね、
(冷汗)



これは早急に何とかしなくちゃ。




Posted at 2021/02/13 09:07:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | My Giulietta
2021年02月10日 イイね!

春の陽気でしたね




先の週末は、
早朝こそ気温一ケタでしたが、日中は日差しが降り注ぎ風も穏やかで、家の中で燻っているには余りにも勿体無い。

そんな絶好の車日和に、みん友のNob-hiさんからのメッセージで、ツーリングに誘い出していただきました。



正月開けのブログにも記しました通り、
ウチのお嬢は右フロントのホイールシリンダーにちょっとしたトラブルを抱えておりまして、
正直なところ、お誘いがなければその事を口実に、正月走って以来かけたままになっているボディカバーをめくる事は無かったかもしれません。





過去には道の駅うまくたの里を集合場所にしましたが、
そこまでどのようなルートでいらっしゃるか尋ねましたら、R357→R16と来て姉崎から久留里街道との事でしたから、

それならばもっと手前から合流しましょうと、
職場がある関係で土地勘のある市原市の、開店前で閑散とした商業複合施設の駐車場で落ち合う事にしたのです。


(新製品が安いトコですね)

ここで一つ誤算がありまして····

今時の車なんだから、カーナビはまず付いてるから大丈夫だろと、
口頭ではザックリとした説明しかしなかったんですよ。

まさかナビ使わずに来られるとは思ってもみなかったので、説明不足で迷わせちゃってゴメンナサイ。
m(_ _)m






当初の予定では、そろそろシーズンを迎えた千倉地区の花畑を目的地にして、

ついでに香り高いストックの花束を持ち帰り、家内に贈って点数を稼ぐ 
という壮大なミッション(笑)を考えていたのですが、
当日午後から外せない用事が出来てしまった方がいらっしゃったので、
それならばあまり遠っ走りはせずに、もみじロードは志駒水汲み場あたりでまったりしませんか?

清潔なWC完備で、霊水飲み放題。

キッチンカーでのケータリングまで有るんですヨ♪

そうお誘いしてグループツーリングの鉄則、
遅い順に私を先頭で志駒へと向かったのでした。

途中、ひょっとしたら誰かいるかもと、一応関尻ファミマに立ち寄りましたけれど、
こまんぴゅーさんもお書きになっていましたが何方の姿もナシ、

おまけにそこそこバイクのグループが入っていて、車4台は置けないナ

タッチ&ゴーでファミマを後にして
(後続のお三方、不可解な行動にはこんな理由があったんです)
志駒は水汲み場へと向かいます。

絶好の行楽日和なので賑わっているでしょうから、
並べるどころか入るスペースがあるだろうか??

一抹の不安を胸に到着しますと、
タイミングが良かったのでしょう、狙っていたキッチンカー前に揃って並べる事が出来ました♪

もちろん営業妨害にならぬよう、店前のスペースは十分確保した上で許可も得てですよ。



大きい順に整列っ!





次っ、
若い順に整列っ!


変わらないやなぃかい!!
(笑)









風もなく降り注ぐ日差しは今がまだ2月の上旬という事を忘れさせる程で、
厚手ではないものの冬物の上着では少し汗ばむほどでした。

なのでHotではなく冷コをCHIBIZOさんから、

そして日中唯一の食事はGlanzさんで、
(あとは晩酌の時のアテまでお預け)




抹茶あずきをいただきました♪

このタイミングでこまんぴゅーさんと合流出来たのですが、
近くにPCXが見当たらなかったのと、
時節柄マスクで顔半分は覆われてしまって、おまけに当日は少しファッションのイメージが違って見えたのもあって(笑)
声をかけて貰えなかったらわからなかったカモ。

鎮痛剤も服用されているでしょうし、コルセットも装着の上なのでしょうが、
とりあえず元気そうな(?)お姿に安心しました。



若造の頃はもて余すほど時間があってもカネは無し、

おっさんになれば金銭面には少しは余裕が出来ても今度は暇がナシ、

で、最後にG3になったら体力なしとなるんですから、
仕事を勤め上げてから訪れる、ほんの僅かなスウィートスポットを万全な体調で迎えられるようご自愛下さいネ。



リクエストに応えて、ろくに掃除もしていないエンジンルームをお見せしたり、
実際にシートに座って、不自由な身体では如何にこの車への乗り降りが大変かを体験してもらったりした後、アルフィスタの皆様とはここで別れてお見送り。

再びGlanzさんにて、旦那さん(まっさンさん)遅いね~
「アラっ!とうに来てるわよ」
「てっきりもう会ったのかと思った」

という訳で、
CHIBIZOさんと二人で木製ベンチを運んできてくれたその人こそがまっさンさんだったのでした。
(大笑)

だってバイクは近くに無いし、
はじめましてだったんですもの、、。 

まっさンさんや、ピーク時が過ぎ、しかも用意してきたホットサンドが完売♪して手が空いたCHIBIZOさんも加わっての試し座り再び。

ほぼフロアと同じ高さの座面と、足を前に投げ出してステアリングは抱え込む
ちょっと変わった嬢のドラポジは新鮮だったみたいですね♪



時計を見れば時間はそろそろ頃合い(何のダ?)
お二人に別れの挨拶を済ませエンジンに火を入れて、
水温計の針が動き出すのを待ちながら考える。

今からの千倉は時間的にもキビシイな、

さりとてこのまま帰路に付くのは勿体無いくらい、当日のエンジンの吹け上がりは最高に気持ちイイ。

ソロにもなった事だし···
内緒でやんちゃ走りするかっ!
(オマエ歳は幾つだ??)










ガレージに戻れば既に薄暮、

作業灯片手にザッと点検して、軽く拭き上げカバーをかけた頃にはすっかり夜の帳が下りました。



距離的には大したコトありませんが、



内容が濃いから満足×2
さぁ、晩酌の安物ビールもどき(涙)がワタシを呼んでるゾ♪



































✝️ Nob-hiさんの愛犬の逝去に際し、

ここに哀悼の意を表し、ご冥福を祈ります。











Posted at 2021/02/10 11:37:15 | コメント(3) | トラックバック(0) | 出先にて
2021年02月01日 イイね!

箱替え顛末記 (後編)

【前編より続きます】


失ったプジョー106に代わるモノ···






MTである事はマスト、

如何にもスポーツしているのは不可、
(仕事にも使いますからね)

2000cc未満、出来れば1300か1600あたりがベスト、

可能であれば左ハンドル、
(右手のリハビリにもなりますし)

正規ディーラー物、
(パーツの入手に苦労するのは嫌なので)

そんな条件で調べてみますと、多くヒットするのはアルファのMitoとABARTH500






どちらも良い車だとは思うんです、
けれど用途的にちょっと違うんだナ




コレには思わず反応しました。

今は無きアウトビアンキ同様、ブランド名が消滅してしまった(涙)
名門中の名門ランチアのイプシロン



左ハンドルの5速MTもありますし、何よりこの佇まい。

間違ってもコレでかっ飛ばそうとは思わないでしょうし、
(コレ大事)
って事は、走りに振ったイジり方して余計な出費しなくなる。
(笑)

“素のままで乗って不満が無い„ってのも、
足車としての“重要な資質„に違いないですよね。

実は106を購入した際も、最後までこのイプシロンと迷ったという経緯があるのです。

数多の組み合わせがあるBカラー(ツートーン)の中には、エレガントなものからスポーティーなものまで揃っており、



中にはドキッとするほど魅力的な塗り分けのモノも。



鮮やかなオレンジに艶消し黒のコレには参ったなぁ、、。

アルフィスタな私としてはランチア=アルファより高級
というイメージが定着しているのですが、

コンパクトとはいえその期待を裏切らない、品良く上質なインテリアもポイント高し♪



でもなぁ···
コレも106と同様10数年選手、
手に入れた後に“初期化„の作業は必須でしょう。

日本ではマイナーな車種とあって、パーツの入手にも106の時以上に苦労するでしょうし、
余程この車を得意とするショップでも近所にない限り、
(私やお師さんのルートでは、せいぜいフルヴィアくらいまでだよなぁ)
足車として使うのは難しいというのが導入に踏みきれない理由なのです。






コンパクトな車体にパワフルなエンジンという点においては、前回も候補に挙がった先代フィエスタのST、





余り一般受けせず玄人好みな車種なのかもしれませんが、ヨーロッパフォードって良い車つくりますよね。

ただ2000という排気量と、ディーラー物は右ハンドルだけという点がネックで選にもれたのでした。

日本フォードが撤退してしまった今となっては、余計手が出しづらくなってしまいました。






これまた右ハンドルながら、
今回最終選考の二択にまで残ったのが



ルポGTI

正直な所、顔(フロント)は全然好みじゃありません···




キュッと締まった小ぶりなお尻(リア)にはちょっとそそられるカナ。

外見にはやや難がある(私見です)とはいえ、
軽規格に収まるんじゃないか?と思える程コンパクトな車体にテンロクのエンジン。

一番のポイントは、フロントヘビーが宿命なFFの弊害を少しでも軽減すべく、
ボンネット、Fフェンダー、ついでにドアパネルに至るまでをアルミで造り、
バッテリーまで設計段階からトランクに設置するという徹底ぶり。

このカテゴリーの車に、ここまで本気でメーカーがお金をかけてくれるものなのでしょうか?

車を取り巻く環境が大きく変わってしまった今となっては、この手の夢と信念のある車なんてもう二度と出ては来ないでしょうから、
ギリギリ賞味期限が残っている今ならまだ手を出せる。

あぁ、でもお尻以外
ルックスは全然好みじゃないんだよな~

誰ですか?
卑猥な想像したのは(笑)





用途的には日本でもヒットしたカングーと似たような感じでしょうか、



これはフィアットのクーボ



どことなく1000TCRを彷彿とさせるフロントバンパー♪





希望通りの左ハンドルMTですし、
道具として使い倒すには良いなとは思いますが、
ここ日本においてはマイナー通り越してもはやレア車な存在は、
部品調達ひとつとっても絶対苦労するゾ。






ほとほと行き詰まって、、、
車業界の友人知人にも相談したのですが、

「75(アルファ)なんかどうだ、エアコン付きだぞ」
確かにそうなんですけれど、
トランスアクスルはお気軽足車とするにはちょっと···

「フィアット600(初代)なら1台程度の良いのがあるけど」
ソレ完全に趣味車でしょうに

等々てんで掠りもしないモノばかり
(苦笑)

あ、
でも1台

「知り合いがM3を手放すって言ってるんだけど」

M3って、デカいですやん

「いや、そんなデカないで」

え?
それひょっとしてE30??

「そうや」

うぅ、ソレはちょっと、いやだいぶ興味ある。
けれどE30のM3って、価格高騰してるんじゃなかったっけ??

「いや、そんな高いコト言うてなかったでぇ」




排気量は条件から大分オーバーしてしまいますが、
今となってはかなりコンパクトな車体を直6ぶった切り4発のエンジンで、
しかもFRってのが何よりポイント高く、左ハンでR12だけどエアコンもちゃんと生きていると言う。

お気楽足車からは逸脱しているのは重々承知の上で、それでも口を利いてもらえるようその場で頼んだのでしたが、
後日連絡があって、既に話をしている相手がいるとの事で残念ながら縁がありませんでした。

残念ではありましたが、ある意味それで良かったのかも知れません。
お気軽足車ってよりも、メインの1台たり得る車ですからね。




もし、もしもですヨ、
あらゆる制約取っ払ってって言うのであれば、長いことコレにも惹かれているんです。



マセラティの222♪

私が怪我するかなり前ですが、金谷でたまたま隣合った
(多分類友で寄って来てくれたのでしょう)
オーナーさんとお話しする機会がありましたが、



このサイズ感と、荒々しいエンジンの魅力は何物にも替えがたいと仰っていました。

もっとも、
好調の維持には並々ならぬ労力も必要だともうかがいましたが、、。
(苦笑)



それ自体は基本的にタフと聞く
伝統のビトゥルボエンジン、



その無骨さとは対称的に
問答無用の“本革にウッドと金時計な世界„のゴージャスなインテリア、


(画像のほとんどはネットからお借りしたものです)

若造お断りなこの空間も、
人生最終コーナーを立ち上がりつつある(途中、頸髄損傷という大スピン&コースアウトも経て)今であればあるいは、、。



いけないいけない、
今は真剣にかつ速やかに選考をしなければならない時、
夢物語に費やす時間は無いのだ。

現実に戻ってもう一度、今度は使用用途からも考えてみます。

メインはやはり通勤&仕事使い、
それに加えて最寄り駅まで子供の送迎。

時間調整の為に車内待機が多いというのも特徴ですね。

そしてコレはあくまで足車!!

車を趣味にする者として、流石に乗りっぱなしにこそしませんが、
なるべく手がかからなくて信頼性の高いモノである事は必須、
朝、エンジンがちゃんとかかるか定かでないなんてのは論外。

それらを念頭において考えますと、ある程度(5~6年落ちくらいまで)高年式である方が無難でしょう。

そこで改めてここ数年の車を中心に探そうとしたのですが、
その結果、ある衝撃の事実が判明して愕然とするのです。














是非とも欲しいと思える車が1台も無い·······。

あっ!これは
と思えるのは、新しくてもせいぜい2000年代一桁くらいまでで既に10数年落ち、
これでは先の106と何ら変わりません。

様々な制約でがんじがらめにされた今のクルマに魅力が無いのか、

それとも私自身が老いてしまって、新しいモノを受け入れる感性が失われてしまったとでもいうのか、、。

ともかくコレ!!!って
一目惚れするような相手が見付からないんです。

これにはほとほと困り果てました。

車と言えば古いのが当たり前で、もう長いこと新型車を紹介する車雑誌すらめくった事がありませんでしたから、書店でパラパラと立ち読みしたり
(買えよ!)
道行く車をひたすら眺めてみたりもしたのですが、なんら成果は上がらなかったのです。



そうこうしている内にも時間はどんどん流れる、

今ある物の中から選ぶしかないのか···









【時代は内燃機関からモーターへ】

いつの間にか時代は移り変わり、今や街中にはハイブリッドを始め電気駆動の車が溢れています。

近い将来には販売する車の全てを電気にと宣言するメーカーまで出て来る始末で、我々が愛する内燃機関は次第に開発の主体から外れていってしまうのでしょう。

日本で真っ先に姿を消すのは恐らくマイノリティな小排気量乗用ディーゼル、

手漕ぎマニュアル自体も絶滅危惧種とあって、設計の新しいディーゼルエンジンをマニュアルでという選択が出来るのは、もう余り時間が残されていないのでは?



ディーゼルといえば以前、
と言っても私がお師さんのガレージで働いていた頃ですからかなり昔の事ですが、
サービスカーとしてエスティマの小さいやつ、



エミーナもしくはルシーダだかのディーゼルターボで4WDのMT(!)なんてのがありまして、アレは良く走ったなぁ

助手席から「競技車両をアオるんじゃないっ!!」なんてお師さんの怒号が飛んだっけ。
(笑)

そうだ、
足車としてならディーゼルという選択もあるじゃないか!!

乗用ディーゼルとくれば本場は欧州、

日本車は某都知事による理不尽なディーゼル叩きに端を発する暗黒時代があって、大きく遅れをとりましたからね。

そう思って検索をかけてみましたが、
確かにディーゼル自体はありました。

けれど正規モノはほぼ100%ATなんです。

右ハンドルなのには目をつむれるとしても、マニュアル車である事だけはどうあっても譲れません。

欧州でもかつて程3ペダルMTの比率は高くないとは耳にしますけれど、
少しぐらいなら正規輸入として入って来ているだろう等という考えは甘かった、、。

検索にかかってくるのは一連のマツダ車ばかり、

そうか、そういえば国内メーカーの中で唯一マツダだけが省燃費対策を安易にモーターに頼らず、
内燃機関の可能性を突き詰めて達成しようとしていましたね。

どうせ左ハンドルが無いというのならば、マツダ車というのもアリだな。

その中から選ぶとすると、MTの選択肢があるのは圧倒的にタマ数の多いデミオ(マツダ2)か、CXシリーズからはCX-5か3、

それとファミリアじゃなくてアクセラにまではMTがあるけど、現行のマツダ3になるとガソリンにしかMTの設定はないのね。

アテンザ(マツダ6)ってのはカペラあたりの後継なんだろうけどちょっとデカい。

完全なるパーソナルカーではないけれど、
ファミリーカーにするのではないのだから、この中で選ぶとすればデミオかCX- 3の2択でしょうか。

どちらも同じターボチャージドされた1500ccエンジンであるならば、車重の重いCX- 3よりはデミオを選ぶべきかな、

大して調べずもせずにそう判断しましたが、ビックマイナーを経てCX- 3は新設計の1800ccに排気量が上がったんですね。



カタログスペック上では目立った数値の変化はないとは言うものの、実のところプラス300ccの差というのはかなり大きい。

本音を言えば、
近年大流行なSUVなるジャンルに価値も魅力も感じてはおらず、
むしろこの程度のキャリパーとローターを収めるのに、どうして18インチもの巨大なホイールが必要なのか理解に苦しむところも多々あるのですが、
足車として見るなら、高い床高は今までみたいに段差気にする事なく何処へでもルーズに入っていけますから楽な事でしょう。

よし、
いつまで悩んでいたって埒が明かない。

ディーゼルならCX- 3の1800
ガソリンだったらルポGTI、

どちらか先に良い条件のモノが出た方にしよう!!
























































で、
結論から言うとコレになりました。

ルポにも程度の比較的良い物件があったのですが、
手に入れてから掛かるであろう費用も念頭におくと、初期投資(車両販売価格)が予算よりも高かったんです。



小さなプジョー106からの乗り換えですから、最初見た時はやけにデカく感じました、
これで“コンパクト„SUVかよって。
(笑)

で、その割りにキャビンの広さは106とさほど変わらない、
メリットといえば、ドアが4枚ある事によるリアシートへの乗降性が良くなる事くらい。

荷室なんかむしろ106の方が積めるんじゃないかな?



バンパーレベルから開かないハッチに、開口部より手前に張り出したバンパー、



これが荷室へのアプローチを妨げるんです。

なので現物を見に行った時のファーストインプレッションは
「ダメだこりゃ」だったんです。
(笑)

じゃあ何で結局コレを選んだの?
ですが、

一言でいえば“操作感„

マツダ車が売りにしているドライビングフォームの最適化、これが私のツボにはまったからなのです。

キャビンが狭くなるのを敢えて承知の上で後方に配置したのは、
ロングノーズ・ショートデッキというスポーツカーチックなフォルムを意図したというよりも、タイヤハウスによるペダル配置の左寄りを避ける為と解釈すれば、この横置きエンジンのくせに無駄に長い鼻先にも納得がいきます。

ドライビングフォームって車選びの上で、
スタイルや性能と並んで最も重要なファクターじゃないでしょうか?

スペース効率ばかりに重点を置いた車の中には、タイヤハウスに追いやられてペダルが左にオフセットしている物が多々あるんです。

これが左ハンドルであれば、
そのスペースはフットレストとして活用出来ますからペダルのオフセットはほとんどありません。
私が左側通行の日本で、敢えて使いづらい左ハンドルを好む理由のひとつがコレなんです。

レスポンスに劣るディーゼルエンジンなので余り必要も無いのでしょうが、
ヒール&トゥがしやすいABペダルの配置も好印象♪

それとステアリングとシフトレバーとの位置関係、
106の時はこれが離れていて、なおかつクイックシフターを入れていてもなお、5速に入れる際に肩がシートバックから浮いてしまうほど遠い、というのがドライビングフィールを損なっていました。

それがCX- 3では、
ステアリングがチルトだけじゃなく、テレスコピックもするというのもありますが、ステアリングからすっと手を離した位置にレバーがあって、



そのシフトフィールもリンケージはワイヤーかロッドかは分かりかねますが、
何れにせよリモートであるにも関わらずストローク、ゲート感ともに良好だったのも選択を後押ししました。





まんまエントリークラスであるデミオの流用と言われるインテリアですが、前車プジョー106やハイゼットの潔いチープさを見慣れているからでしょうか、むしろゴージャスに思えてしまうという貧乏性
(苦笑)





アナログ表示の単眼タコメーターonly(速度はメーター内とヘッドアップディスプレイにデジタル表示)という構成のメーターパネルも、
むしろすっきりしていて、上位モデルの盛り沢山な物より私好み。

走行中に速度計なんて見る事はまずありませんから、メインに据えるのは回転計として、
あと私が頻繁に目を走らせるのが水温計に油温・油圧計。

実際のところ、回転数は音で感覚的に判断してしまいますから、
メーターとして最も必要なのは水温、油温、油圧計の3つなのですが···





余程のスポーツモデルでもない限り、現代車ではインジケーターだけで済まされてしまいます。

106には純正にしては珍しく、けっこう敏感に指針が動く水温と油温計が残されていたのですけどね。











マツダが提言する“魂動デザイン„なるものを良く体現したと言われるこの車には、
そのルックスに惚れて選んだという方々も多いと聞きますが、

美醜、価値観の相違もあるのでしょう、
世界で認められたというその容姿に私は大して魅力を感じなかったのです、、。

と言いますのも、
同じマツダ車のデザインでも今を遡ること30年余り、
80年代後半~90年代初頭にかけての頃の
(マツダが失敗に終わった4チャンネル販売をしていた頃ですね)
初代ロードスター(NA)やFD型RX-7といった美しい車々や、

とどめはこの車の存在が脳裏に焼き付いて離れないからなのです。

Eunos500



「10年色あせぬ価値」

確かそんなコンセプトだったと覚えていますが、
30年近く経った今となってもその価値は微塵も損なわれる事はなく、
4ドアセダンとして古今東西、最も美しい存在に思えるのです。







3車に共通して言えるのは、
キャラクターライン等に頼る事なく、複雑な面構成だけでその美しさを見事に表現出来ているところではないでしょうか。








衝突時における歩行者へのダメージ軽減など、様々なデザイン上の制約が増す中で頑張ったのでしょう、
ゴテゴテと後付け感満載な最近の日本車の中で、
比較的すっきりとしたスタイルに纏まってはいますね。

ただ、
近年、自社のアイデンティティーとしてやたらと強調するようになった五角形のグリル、

コレが私には少々五月蝿く感じてしまうのです、、。





同じく五角形グリルを備えながらも、マツダ3ファストバックの顔がすっきりして見えるのは、

そうか、シグネチャーウイングとかいう、グリルからライトへとかかるパーツに、これ見よがしにメッキがかけられていないからか。





有名なBMWのキドニーグリルやアルファロメオの盾型グリルのように、メーカーのシンボルとして広く認知してもらいたいのは分かりますが、

例えばアルファでもこんな風に











さりげなく“盾„を忍ばせたりもするんですから(junior Zの隠し方なんてもう芸術的ですよ)
“五角形推し„はもう少し控え目にしませんか?






一番人気だという赤のボディカラーは、確かに綺麗ですし悪くはないと思うのですが···

黒の樹脂パネルを多用しているあたりが前車106と似通っているのもあって、
本当は営業車チックな白系のセラミックメタリック色が欲しかった。


ウチには“赤いべべ着た„のが既に居ますしね。
(笑)


(誰かが大黒で撮ってくれたんだナ)


まぁ、中古で探すのですから全てが希望通りにはいかないのが当然ですし、
出てからまだ初回の車検すら迎えていない1800cc、
しかもMTなんて物件は数える程しかありませんから贅沢は言えません。

気になる物件があれば直ぐに連絡入れて、代車のハイゼットカーゴかっ飛ばして(笑)見に行き、




最終的に八王子に居たコレに決めました。




樹脂パネルには前オーナーが付けた擦り傷がありましたけれど、
ドアパネル自体の塗装は無事でしたし、こんなパーツ幾らもしないだろうと思っていましたら、本当に安かったのでしょう(笑)
納車の際にオマケで新品に交換してくれてありました♪



見に行った時にはスタッドレスを履いていましたが、サマータイヤ&純正ホイールも付いてくるというので、それも見せてもらいましたら、




バリ溝どころか皮剥きもまだ済んでないじゃないの!!

納車即スタッドレスにして、2年弱ずっとそのままってコト??

4駆を選ばなかったのに常時スタッドレスとは、いったいどんな使われ方をされていたのか気にはなるところですが、
(整備記録簿の所在地から、前使用地が
降雪地域でないのは確認済)
真っ新なホイールとタイヤとは、これから買おうとする側からすれば有難い限りです。
(嬉)

ナビゲーションにアラウンドビューモニター、
バイザー裏にビルトインな純正ETC2.0
&ブルーガラスなドアミラーと、
出来れば欲しかったシート&ステアリングヒーターを除けばほぼフル装備状態、



何と!!
坊主さんまでいらっしゃいましたよ♪

プジョー106→爆音

ハイゼット→ ┐(´~`;)┌

“お嬢„→轟音

ああ、
走りながら音楽聴けるなんて、
何十年ぶりだろう。
(大笑)








どうでしょう、

コイツの事だから足車って言ったって、きっと変な車選んでくるんだろうって期待(?)を裏切って、
至って平凡な選択に落ち着きましたけれど、

このワタシが“錆びてない車„に乗ってる(!!)
ってのがサプライズって事で。
(笑)








































Posted at 2021/02/01 10:18:43 | コメント(6) | トラックバック(0)
2021年01月13日 イイね!

今更ながら年末年始ダイジェスト



未だ経験した事の無い疫病蔓延のなか迎えた令和3年の正月休み、
外出を敬遠して自宅で家族と過ごした方も多かったのではないでしょうか?

私はといいますと、平日は帰宅してから家族全員と顔を合わせるのは1~2時間がせいぜいで、
週1の休日は疲れきって寝ているか“嬢„と走りに行ってしまっているかですっかり『父親不在家庭』
となってしまっていますから、
(もっとも家庭内でオトンの存在なんて微々たるものなんでしょうけれど···)
コロナ禍関係無く、せめてこの休みの間はなるべく家で過ごす事にしたのでした。

ですから特段コレといって記す程の事はないのですが、それでも少しは車絡みの日もありましたから、それをかいつまんで。





先ず年末は大晦日、
やらなければ とは思いつつ先送りしてきた“嬢„の身支度を、いよいよ後がなくなってやっと致しました。
(汗)

旧車にとっては錆が大敵とあって、水をかけての洗車は年に1回、
新年を迎えるこのタイミングで行うのが通例になっているのですが、生憎今年は寒波襲来!!
覚悟を決めてやり始めましたが、これが想像以上に冷える!!

怪我のせいで両の掌が強張り、地面に置いた水道ホースを拾い上げるのすら苦労しながらも洗車とトラップ粘土まではかけましたが、用意してあった本格的なワックスまでは無理と判断して、いつも通りのふくピカで妥協してもらいました。

ただでさえ健常な時に比べて時間がかかるというのに寒さのせいで余計はかどらず、
拭き上げまで終えた時には既に日が傾きかけてしまって、
本当なら水切りの為に走りたかったのですが、それは翌年に持ち越してガレージに収め、気休めにドアやボンネット等を全て開け放しただけで年を越したのです。
(ゴメンね)





明けて元日の朝、
「初日の出は見たい」という家族を日の出前に起こして、
自宅2Fから全員揃ってのお出迎え。



大晦日に夜更かしした事もあって、見るものだけ見たら「二度寝する」(笑)というので、
私だけキッチンで缶ビールのプルタブをプシュっと♪
(嬉)

寝起きで迎え酒なんて、正月くらいの贅沢ですよね。



やがて寝床から出てきた皆で家内の作ってくれたお雑煮を食べて、

各家庭それぞれにお雑煮はあるのでしょうが、我が家の雑煮は家内の実家(木更津)のものに家内流にアレンジを加えたのだそうで、

まず餅は関東風に角餅を焼きで、それに醤油仕立てのお澄まし、
具は大根、里芋、かしわに白菜とけっこう具沢山の食事系、

白菜を加えるのが家内流のアレンジなのだそうで、一見すると『鍋』みたいですが(笑)
確かに白菜入れると美味しくなりますよね。

お師さん家のお雑煮も奥方(岐阜出身)の家庭由来なのだそうですが、
白菜に餅onlyという男前なモノだそうです。

ちなみに独り暮らしが長かったワタシのお雑煮は、
関西系にも関わらず角餅の焼きを、
汁は蛤(コスト的にホンビノス貝)出汁に酒と白だしに薄口醤油の澄まし仕立て。

具は金時人参と里芋の紅白に、かしわと青菜といった物でありましたが、家庭の味どころかどの地方独自の物ですらありませんから、
結婚してからは家内の育った家庭の味を尊重してお任せしているのです。

それにこの具沢山雑煮、
一味唐辛子をたっぷり振り入れて食べますと殊のほか美味しいんです。

普段、カレーにウスターソースを回しかけたりしますと、
「私の味に何か不満でも?」とばかりに眉をひそめる家内(私同様辛いモノ好き)も、唐辛子であれば許容範囲らしく機嫌を損なう事もありませんし。
(笑)

カレーといえば、
「おせちに飽きたらカレーもね」というCM、まだやってるんでしょうか??

スパイシーなスープカレー仕立ての印度雑煮なんかも良いんじゃないカナ、

なんて事考えながら、湯気のたつ雑煮に暖めてもらった三が日なのでした。





3日は走り初めの日、
初詣という習慣がない私が毎年参拝するのは神様は神様でも



アルファの神様のおわすコチラ(笑)なのですが、これは去年のスナップ。



「ヒトを拝むな!柏手打つな!!縁起でもない」って、若い頃に怒られたよなぁ

でもってまた翌年同じ事して怒られる。
(爆)

今年は畏れ多くも“ご本尊„持ち出しての初走り♪

アクアラインを抜けて大黒パーキングまで、
混んでるとまでは言えないけど、結構走ってる車多いナ、


入口手前のループ途中で既に入り待ちの車列が出来る程でしたから予想通りでしたけれど、
パーキングの中は超な方々、アメリカングラフィティな方々、街道レーサーな方々入り交じってのカオスっぷり。





10:00am頃と、行った時間が悪かったのか旧車の姿はあまり見かけませんでしたねぇ。

唯一 246が数台に208gt4とディノだけは大漁でした♪



今回、珠玉の車達の中で目を引いた1台が



シエラRSコスワース



80年代のツーリングカー選手権にE30M3や、日本ではスカイラインGTS-R等に交じって戦っていた勇姿をを覚えています。

今となっては滅多にお目にかかれない1台ですから、ついつい目がいってしまいました。



もう1台、違った意味でも気になったのがこのモントリオール、



黒のモントリオールは常連さんですからよくお会いしますが、ゴールドのボディカラーってのは珍しいのもありますが、



ホントの意味で目を引いたのはコレ



新年早々冷却水トラブルでしょうか、盛大にクーラント吹いちゃってます、、。

電動ファンが回ってなかった?

ラジエーターキャップが相当劣化していたから圧がかかっていなかった?

サーモスタットが開いてなかった、あるいはラジエーターコアの目詰まり?

少しお話ししましたが、無事に帰れたのか心配です。





時間が経つにつれパーキングに車はどんどん増え、大型車のエリアにまで停め出して、
最初の内は警察もしきりに注意のアナウンスを繰り返していましたが、収拾もつかないくらい溢れ出してからは何も言わなくなりました、
これは閉鎖かな?

思っていたよりも旧車が少なかったとあって、早々に一回りを終えたお師さんが車に乗り込んでしまっていますからそろそろ潮時ですね、
今日は常日頃ご厄介になっているお師さんの歓待も目的の一つですから、退屈させる訳にはいきません。

再びアクアラインを渡って一気に富浦まで、

なじみの『伝平』さんで海鮮を肴にお神酒を召し上がっていただこうという算段です♪

微々たるものではありますけれど、売上の足しにもなるでしょうし。

呑んでいただく関係上、復路にはお願いする訳にはいきませんから、
途中君津PAで交代してステアリングを握ってもらう事にしました。

というのも、
暮れに洗車した際に、右フロントのホイールだけ1つ、リムの汚れ方が他とは違うのに気付いて、
これは2つある内のどちらかのホイールシリンダーに異常があるな、と分かっていたのです。

けれどリザーバータンク上ではフルードの減りはほとんど認められない事から、

問題はある、けれど近々には対処しなければならないが、それで今日の出走を見合わせる程ではない。
そう判断して、その事は同乗する事になるお師さんにも予め伝えてありました。

なのでご自宅に迎えに行った時、ざっと目視で点検されて
「フルードが漏れているようには見えないんだが」

そうおっしゃいながらも、もしもの際につぎ足し用にフルードを用意して出発したのでした。



君津PAで運転を交代してすぐ、
あれ?
何でこんな浅いステアリングの握り方するの??
と思うやいなやガツンとブレーキングして(一声かけてからにして下さい!)

「うん、少し左に取られる」
「確かに右のホイールシリンダーのどちらかが効いてないのかも知れん」







思い起こせば、
この車のステアリングを誰かに預けるのって、この二十数年の間でお師さん含めて僅か4人しかいません。

その内の2人はエンジニアとメカニックで、それぞれ単独での試し乗りでしたから、助手席に座ってある程度の距離を走るのは実質これが2回目、
だから見える景色も含めてとっても新鮮!!


(一見南国風に見えるけど凄く寒い)

本人曰く「かなり衰えた」そうですが、
この人の操縦はいつ見ても様になるなぁ



これが年期の差というヤツか、、。

終点の富浦まで試走をお願いして、
「デフ(のベアリング)から少し音が出始めているが、今すぐどうこうというモノではない」
との指摘を受けましたが、それ以外に気になる所はなく
「相変わらず良く走る」
との評価をいただきました♪

とりあえず一安心、
となると当面の課題はホイールシリンダーか、

外してフレックスホーンで軽くホーニングして例のグリス薄く塗り付けて、
交換するカップにも忘れずに塗ったら組み付けてフルードのエア抜き、

ああ、
身体さえ人並みに動けば、こんな事わけもないのになぁ···
(涙)



それはさておき、
館山では「正月ぐらいは贅沢しましょう」と、
2人では食べきれない程の海の幸を肴に、冷酒から始まって燗酒と満タンになるまで燃料補給され、
(私はノンアルコールでお付き合い)

帰路は当然シラフな私がステアリングを握ってお送りしたのでした。

「はい、コレお年玉」
そう言っていただいた袋の中身は、



今ワタシに一番必要な物という事で



当然こうなります。



車絡みの日々はこれだけで、
残りは終日家から出ず、ビール(時にはウヰスキーorワイン)片手に
ひとつ屋根の下で家族と、思い思いの時間を過ごしたのでした。


これが今回のお正月、



何もない、
何もしないという贅沢で幸せな時間。



































Posted at 2021/01/13 13:20:38 | コメント(5) | トラックバック(0)
2020年12月21日 イイね!

箱替え顛末記 (前編)

さて、一部の方は既にご存じかと思いますが、追突事故にあって足車のプジョー106を失いました、

今を遡ること4月、暑さもひとしおな8月初頭の事です。



前を走る車が左折時に、歩行者をやり過ごそうと停止したので、続いて停車したところ間髪入れずにドンッ!と来やがりました。

正確に言えば、
ドンッではなく、耳にしたのはリアガラスが盛大に砕け散る音だけでしたけれど。






不幸中の幸いというか追突され慣れ(これが2回目death)しているとでもいうのか、身体にはそれほど大きなダメージは負いませんでしたが、106の方はリアセクションが大破と重症です···






真後ろから追突されたのに微妙にオフセットしているのは何故なんだろう?

追突車両のドライバーが無意識にハンドル切ったのかね?

なんて事を現場検証に来た交通課の警察官と詮索したりして、

(追突された場所が緩く右にカーブしてました)



この方、会話してみると大層な車好きで、
「程度の良い106はもうすっかり少なくなってしまったから···何とか直せるとイイね」と、
マイナー的存在なこの車の事も良くご存知なのでした。



当時は夏真っ盛りの猛暑日、
不自由な身体の私を気遣って積載車を待つ間、
「エアコン効かせるからアノ中(白黒のワンボックス)で休んでいたら?」

「これから出勤?それとも病院?コレで送ってあげるヨ」

親切にもそう勧めていただきましたが···
予てより素行の芳しくナイ私の事ですから、警察車両にお世話になっている所をもし誰かに見られでもしようものなら

『アイツいよいよお縄になりよった』

等という噂が拡散するのは火を見るより明らかなので
(泣)
気持ちだけありがたく頂戴しておきました。





派手にグッシャリ逝っちゃってますが、この時はまだフレーム修正で直せると思っていたんです。

以前、旧車の整備に携わっていた関係で、数名の凄腕の板金工と面識がありましたから。

どのくらい凄腕かといいますと、
シートメタルからパネルを叩き出すなんてのは朝飯前で、

オリジナルにはない造形も、これが元々のデザインですよと言われても分からないほど至って自然に納めてみせる。



スパイダーを知らない方はもとより、よくご存知な方からしても違和感なく受け入れられるのではないでしょうか?



実際はワイドトレッド化の為にかなりのオーバーフェンダーなんですけれど、



オリジナルの優雅なボディラインを崩す事無くこれだけの意匠変更をこなすとは···

パネル交換とパテ塗り職人ではない、本物の板金工の仕事を目にする機会は多かった(お師さんの工場の向かいもそうでしたし)のですが、
その造形技術を見る度に、
職人というよりも、むしろ彫刻や金属工芸などといった芸術家に近いのでは??
と思わざるを得ないのです。

こういう美的センス、私にはナイな、、。



そんなこと考えながら、美術品を観賞する神妙な面持ちでドンガラになったスパイダーを眺めておりましたら、

見て欲しいのはそれじゃないんだよ
とばかりに、外してあったフェアリング一体整形のトランクフードやらボンネット、ドアパネルやらアルミで叩き出した各パネルを次々と嵌めて





観賞するなら完成した姿にしてからダ。
(笑)



上から塗装しちゃうのが勿体無いくらいのアルミ地肌、
このまま防錆の為のクリアだけ吹いても格好イイだろうなぁ。






筑波でもらい事故にあった(怒)お師さんのスーパーに、もうすっかり板金は終了って色をのせるばかりのクーペ。

お師さん経由での仕事が多いので伊車の比率高めですが、



初期のハンドメイドと呼ばれる117クーペも居ましたし、この日はヨタ8もありましたよ。


少々脱線しましたが(笑)
ココでなら事故前よりも更にシャッキリとした車体に復元出来るだろう、
ついでにこれは自費でスポット増しも依頼すればボディは完璧、
事故車扱いもなんのその、自分で乗り潰すまで使うつもりだもの、関係ナイ。

そう考えて車両復元を依頼に訪れたのですが···

「出来ない事はナイ、だけど程度の良い個体を見つけて乗り換えた方が良くない?」

もしどうしてもこの車体をオコすと言うのなら、

そう言ってボードに車体の図を描いてAピラーの所に線を引き、
ここから切って部品取りのと繋ぐ。
俗に言うところのニコイチにするのがベストなのだそうです。

勿論粗悪なニコイチとは一線を画する物に仕上がるでしょうから、手法に異論があろうはずもありません。

ただ問題なのが納期、

「今、途中まで手を付けてある車が4台あるから、直ぐには出来ないよ」

芸術家肌の人で、それではいいかげんなモノになると言って条件が整った時にしか仕事しませんから···
4台あるとなると、手を付けてくれるのは早くて1年先くらいか、、。

趣味車である“嬢„ならそれも良いでしょうが106は足車、そんな悠長なコトやってられません。
気乗りしないけれど、程度の良い他の106見付けてそれにパーツ移植しかないかナ。

ところがです、
2年前にはまだそこそこタマ数があった106の販売車両はいったいドコに行ってしまったのでしょう??

それでもまぁ最初の内は
たまたま今が無いだけで、ちょいと待てばまた出て来るだろうくらいに軽く考えていたんですヨ。

ところがコレが一月経っても二月経っても全然出て来やしない。
自身や知己のツテまで使って106を得手とするショップに、売り物に出来るのがないかと問い合わせてみてもコレといった物はありませんでした。

考えてみれば···
最終モノでも既に17年落ち、
そもそも左のMTしか設定がなかった事もあって、当時の販売台数だってたかが知れているでしょうからこの結果も当然と言えば当然で、
私が今の106を手に入れた時によりどりみどり状態だったのが偶々だったのでしょう。

さて困った。

代車だってそういつまでも出しておかないだろうし、これはいよいよハコ替えしかないのか??

ハコ替えも視野に入れての車探し、
じゃあ106の代わりになる車って何??

小排気量左ハンのMTって縛りで探すとなると、一部の平行輸入モノを除けば3代目500かMitoってところでしょうか。
どちらもイイ車だとは思うんですが···
ちょっと私の琴線には触れないんです。

思えば106を実際に手に入れてみてから反省した点として、
共に2ドア(106は+ハッチ)なのはまだ良いとしても、ローギアード・クロスミッションとキャラがかぶるんですよね、“嬢„と。

だから次に選ぶとしたら、もう少し“嬢„とは性格の違うロングレンジ向きで、
用途として車内待機も多いですからソレにも適した、

というのも106で車内待機の為アイドリングしていると···
元々燃料タンクの容量が小さいのもあるのでしょうが、ガスメーターの針が結構な勢いでEに向かうんですヨ。
(苦笑)

だから代車に乗り換えて同じ用途で暫く使ってみて、余りのランコスの違いに驚いたのです。
まぁ、例え大衆車でも欧州車は高いオクタン価の燃料を必要としますし、ある程度の余計な出費は覚悟していましたが、足車なのにも関わらず少し趣味に振り過ぎましたかね、、。
(反省)



ちなみに代車として用意されたのがコレ



プジョーの代車が軽貨物??と思われるでしょうが、MT車を要求した結果こうなりました。
(笑)

まぁ、不満はありませんヨ
106にする前は10年近く軽トラがセカンドカーでしたし、その頃からシートがリクライニング出来て、キャブオーバーじゃないLWBだからステアリングシャフトの位置が違う軽バスって興味ありましたから。



キャブオーバーのハイゼットトラックと異なって、タイヤハウスに押しやられてかなり左にオフセットさせられてはいますが、
BCペダル間にステアリングシャフトが邪魔するトラックと違って左足ブレーキがとってもやり易い♪
(するなヨ)




軽トラでも特に不満はありませんでしたが、
ステアリングからより近い位置にレバーがあるインパネシフトも使い易かったですね。



高崎ナンバーでしたからひょっとしたらと思いましたが、や~っぱり4駆でした♪

ハイルーフ仕様の広々空間は開放的でしたが、それが仇となってエアコンの効きはどうかというのが不安材料でしたが、
(当時は夏真っ盛り)
如何にも集熱効果の高そうな黒の車体色にも関わらず結構冷えました、
流石売れ筋国産車、
優秀優秀♪

斯様にパッケージング・経済性共に優秀なハイゼットカーゴではありましたが、
じゃあ次期足車としてコレはどうか??となると、どうしても我慢出来ない点がありまして、

その一つがエンジン出力に対する車体の重さ、

比較するのもなんですが、“嬢„も106も軽い車体に高出力なエンジン搭載で共に加速重視なギアレシオ、
トップスピードはいざ知らず、加速に関しては踏めばポンと前に出られます。
それにすっかり慣れていた私にとって、低いギアでどんなに引っ張ってももどかしい加速しかしてくれないのはちょっとどころかかなりストレスでした。
(苦笑)

二つ目がダルなステアリング、
これは私の片腕が不自由な事も関係あるのでしょうが、必要以上にステアリングをくるくるくるくる回すのが現状不得手なんです。
ジムカーナなんてまだ当分ムリだな···
(涙)

よっぽどのタイトターンでもない限り、ステアリングを持ちかえる必要の無い“嬢„に比べて余りにも余分に回さなければならなかったので、
ロックtoロック何回転??と試してみましたら何と!!
4回転半もありやがりました、、。

ノンアシストならいざ知らず、アシスト付きなんだからもう少しクイックにしましょうよ、大阪発動機さん。




相手方保険会社との交渉が遅々として進展しなかったのもあって、

(ただ単に担当者の能力が著しく低かったのか、そもそも損保ジャパンという会社自体がそういう体質なのかは知りませんが、
いくら盆の期間を挟んでいたからといって、1ヶ月以上も何ら連絡をしてこないというのは、契約者に代わって示談交渉をするという職責を果たしているとは到底思えないんですけどね。)

このハイゼットカーゴには思いがけず3ヵ月もの間お世話になりました。
その間、次期足車を求めて立派なナビ付きのコレで東奔西走する事となったのです。


それにしても悩ましきは車種の選定よ、
そのあたりの苦悩につきましては後編に記したいと思います。


























Posted at 2020/12/21 19:20:59 | コメント(6) | トラックバック(0)

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