サーモスタットが・・・・！

毎度、肥後の怪しい整備屋のお地蔵様です。

この前整備した車両はこれ！


三井のタイヤ・ショベルのランドメイト（HL-704)です。

この車両そうとう古くて（30年以上前の車両らしいです）、どうやら水周りのメンテナンスなんてほとんどしていなかったらしく、ラジエターのコアに穴3箇所！ロアータンクに亀裂！


で、多分サーモスタットの交換もされていないだろうと開けてみたら・・・。


見ての通り見事にサーモは崩れていました。（左が現車についていたもの、右が新品のサーモ）

今回はラジエターの修理とサーモの交換、ウォーターホースの一部交換をしましたが、オーナーさんに聞いたところ、「水（真水）を継ぎ足して使っていた」との事なので、ウォーター・ポンプの羽根の状態も気がかりですが、とりあえずこの状態にて車両を稼動させてみて、様子見となりました。

ちなみに、この車両のラジエターはこうやって、車両の後ろ側のカバーをはずすと丸見えになるので、意外に作業はしやすいです。




で、コア及び、タンクの修理したラジエター。


エンジンはヤンマーの３気筒ディーゼルエンジンが載っていました。

どうしても個人所有の重機は「使いっぱなし」に為り易いので、メインテナンス不良がよく見られます。

皆さんもオイルだけではなく、水周りの最低でも2年に一回のメンテナンスをお勧めいたします。