
最近 道すがら 前の勤め先時代の知り合いと行き会うことがあります。
こちらは おおっ 珍しい! と思うだけですが、相手の方は、 死んだ人間が生き返ったか? のような反応をします。
そんなに驚かなくても良いのですが、気にしてくれている事は嬉しい事です。
そーとー 私の生態が 「謎」 なんでしょうね。
「謎」 と言うと ここ最近 モンキー/CUB系のエンジンが続々と集まってきています。
ドンガラを含めると 5台分はあります。
『類は友を呼ぶ』 の法則どうりでしょうか?
先日、ある方から CUB系の 〝横型エンジン〟 が持ち込まれまして、O/Hを依頼されました。
何気ない普通のDAX系のマニュアルクラッチのエンジンです。
でも、よく見ると 何か違います。
エンジンナンバーは なぜか? 消されています。

それよりも、刻印では無く、プレートが貼られているのが不思議です。
はじめて見ました。
早速検証の為 分解です。

ヘッドの様子。
左が今回のエンジン、右が普通の6Vエンジン。
ポート径が異常に大きいです。
また、ヘッドの冷却フィンも全然形状が違っていて現代のボアアップヘッドみたいです。
カムシャフトです。

〝JK〟 カムが入ってました。
これは 「ホンダ純正ハイカム」 と言われておりまして、 SS50 にしか入っていないはず…
去年、鈴鹿のパーツセンターにある 数少ない 在庫をGETしたのが記憶に新しいところです。
と言う事は SS50?!
ピストンも比較してみました。

左が今回のエンジン。
右は 6V時代前半の物。
どちらも 「ART」 の物。
現在、 ART では ホンダのピストンは造られていないので、最低でも約25年以上前でしょう。
約1ミリ 「ハイコンプ」 になってます。
ますます あやしい。
次にクランク、ミッションの分解です。
その前に ちょっと下準備です。

2×6材を使って エンジン分解ベンチを作りました。
制作時間15分で予算1000円です。
何やら、大手パーツメーカーで、このエンジン作業台を4000円で売っているようですが、簡単に作れますので、DIY派の方はチャレンジしてみてください。
かなり割愛してますが、ミッションASSYです。

左から5速、4速(DAX) 3速(シャリー)
左の5速ミッションが入ってました。
間違いなく SS50のエンジンです。
と言う事は、45年も前の物です!
コレをお読みの方も(一部除く) 私も生まれる前のエンジンです。
当時、4stで、6psを出していて、現在のインジェクションスクーターより馬力があります。
今でしたら、4st 100cc なみのパワーです。
いやー 良い物を拝見できました。
さて、どう料理いたしましょう?
それはまた後ほどです。
Posted at 2011/04/05 20:53:33 | |
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