
先日よりやってます(中断してましたが…) 89TZR のリペアです。
やっと 部品がそろい始めましたので、再開です。
この頃の 「レーサーレプリカ」 モデルは、パワーを出す為にいろんなディバイスが付いています。
ホンダでしたら 「RCバルブ」 だったり、ヤマハは 「YPVS」 なんてのが付いていて、結構 〝賢い〟 制御をしています。
今回の車両は、「ふけない」 と言うご用命ですので、やはり キャブレター周りでしょうが、先ず車両を デフォルト 状態にしてみない事にはどーにもなりません。
そこで、先日見当たらなかった エアクリーナーフォームを装着しまして、乗ってみます。
発進して先ず、ファイナル(ギヤ比)が全く合ってません。
ロングすぎて まるで 富士(FISCO)仕様です。
まー走れない訳でもないので、いつものテストコースにて様子を見ます。
途中までは調子良くふけて行きますが、7000rpmから8000rpm あたりで頭打ち。
美味しいバンドは全く使えません。
カブリの典型的な症状です。
早速 キャブレターの MJ を見ますが、 #180番で ノーマル出荷状態です。
??????… と キャブレターの横をのぞくと
こんな物が…
エアソレノイドバルブ
どうやら、加速ジェットが作動する領域でエアを供給する仕掛けらしいです。
こんなところにつながっています。
吸入口をふさぐと 全然ふけなくなります。
中を清掃してみますが、効果なし。
それでも と思って、2個あるソレノイドの配線を差し替えたら…
復活ー!! です。
単なる挿し間違え です。
中古車は注意しないと、何がどーなっているかわかりませんね。
その後は、足回りの調整。
ちょっとフロントがボトム気味だったのと、旋回時に〝切れ込む〟 感があったので、フォークの突き出し量を減らして、プリロードをUP。
ちょっとは ましになった感じです。
カウルですが、ココまでやる気は無かったのですが、痛みが酷くて結局 ほぼ全修理。
修理と、製作は、旧車専門と思ってましたが、だんだん時代が若くなってきて、 「NEO ヒストリック」 も ストライクゾーン になってしまいました。
ホンダの4MINIとヤマハの2stでしたら何とかなるかな?
Posted at 2011/08/04 22:45:45 | |
トラックバック(0) |
バイク | 日記