レギュレーターモーター分解

正月明けから全く動かなくなり、ディーラーでレギュレーターモーター故障と診断された運転席側窓の修理にやっと重い腰を上げました。素人なので不安でいっぱい。分解して元に戻らんかったらどうしよう・・・。まずはドアハンドルカバーを外してボルト2本を外します。ドアハンドルは養生テープを貼ってあるところに1箇所マイナスドライバーでどうぞこじってくださいといわんばかりの穴があいています。しっかり養生したら、マイナスドライバーをしっかり差し込んでエイッと起こします。そうするとバコッと浮いてきますのであとは、グイグイ引っ張ります。

あとはクリップどめされているだけなのでパキパキ外していくだけ・・・と思ったら、ほとんどクリップが外れていた（というより破損していた）。ドアハンドルのワイヤーと、ドアロック、パワーウインドウスイッチ、セキュリティランプのコネクタを外したらアッサリ内張り剥がし完了。そして出てきたのがガムテープが貼られた内部。｢なんやこれ・・｣。ディーラーで昨年5月にレギュレーター交換してもらった時の跡らしい。4万かけてこの仕事（クリップ破損とガムテ貼り）をされるとは何とも悲しい・・・。防水が目的でスポンジが貼られていると思うのでせめて同じような材質で貼って欲しかった。

まずはレギュレーターをボディに固定している4つのボルトを外す。窓とレギュレーターを固定している2箇所のボルトは手の届かないところ（最上部）にあるから、どうしよう・・・なんて思ってたらあっさり後ろ側が窓から外れた。前側はなかなか外れないから、試しにパワーウインドゥスイッチを入れると、フツーにモーターは動くし、窓を固定しているボルトが｢外してくれ！｣と言わんばかりに下がってきまして。｢おっしゃ窓外すぞ！｣っと思いきや窓は降りてきていない・・・。｢すでに窓外れとるがな～｣。ディーラーでは窓をレギュレーターから外すのためにレギュレーターを壊す必要があるかもしれない。そうなったら65,000円にさらにレギュレーター代20,000もかかるって言われたけど、そもそも窓とレギュレーターがしっかり固定されてなかったみたい。最大の難関と思っていただけに肩透かしを食らった感じでした。あとは簡単に・・・とはいかず、レギュレーターモーターのコネクタを外すのに苦労しました。

そしてモーターをレギュレーターから外して、とったど～！

モーターが動くことはわかったのですが、それでも分解してみたかったのでやってみました。これが予期せぬ悪夢の始まり・・・。まずは楽しくお掃除。歯車やモーターの回転子、モーターブラシともに綺麗なモンです。
基盤も問題なし（見た目ですけど）。

この回転子をCRCでピカピカにしているだけで｢今後も長く動いてくれそう・・・｣な気になります。素人なのでCRCを吹くのがいいのかどうかもわかっていませんがなんか幸せ。でもそのあとモーターケースに入れようとしたら、なんとモーターブラシが収まりません。画像がないのでうまくは説明できませんが、構造上モーターブラシを元の位置に戻すのは専用工具がない限り無理なレベルだというのが2時間格闘しながらわかってきました。モーターあけるんじゃ無かった・・・とやけになっていたら
妻：｢私がやったるけん・・｣
僕：｢無理やって｣
妻：｢テープでとめたらいいやん｣
僕：｢つくわけないやん｣
妻：｢いいから貸してんまい｣
とこちょこちょやってるな～っておもったら
なんとあっさりモーターブラシ取り付けしてた。
ペコペコお礼しながら、早速組み立てをしました。
夕暮れまであとわずか。

歯車のグリスアップはどうしようかな～。デュラのグリスかフィニッシュラインのテフロングリスか？車に使って大丈夫なんかいな？と思いつつフィニッシュラインをチョイス。

モーターをレギュレーターに取り付けてあとはレギュレーターとモーターをドアに固定。モーターの作動もチェックし、窓の固定クリップを少し下げて窓もしっかりネジどめ。窓のレールもお綺麗に掃除してCRCを塗布しておきました。降りるときは遅いですが、上りはスムーズになりました。結局原因はわからずでしたが色んな収穫があってよかったです。これでもう窓落ちは全然怖くなくなりました。