PCオーディオの世界

えと、まーたみんカラで需要無いことを書いちゃいます。

自分は趣味でオーディオもやってるんですが、2年ほど前から気になってたPCオーディオを先日導入してみました。
決め手はオーディオ屋さんから送られてきったPCオーディオの記事をみて奥さんが
「これってどんなシステムなん？」
と私に聞いてきたこと。
なんやかんやと言いくるめ、大蔵大臣の決裁を勝ち取りました！！
＃ナイスアシスト、AV●Cのチラシ！

…といっても、PCオーディオって視聴とかしにく事もあり失敗すると痛いので、今回はASUSのやっすいノートPCと安いUSB D/Aコンバータを購入し、いつも聞いているオーディオシステムに組み込んでみるだけにすることに。


通常聴いているシステムは
CDP:ONKYO　C1-VL　or　Maranz　SA-15S1（SACD用）
AMP：Luxman　L-550A
SP：B&W　CM7
という組み合わせなのですが、ここに上記のPCシステムを組み込んでみました。

ノートPCはAMDのデュアルコア、メモリ２GのWindows7って事で普通に使うには問題なく、少なくともこのブログを打っている自分のネットブックよりははるかに快適。
これを音楽専用機として使います。

ここにUSB D/Aコンバータを接続し


このLuxmanのアンプにライン接続します。


スピーカいつも使っているものです。



このシステムを鳴らしきるにはPC側のセッティングがメッチャ重要という事で、以下のことを実施。
・不要と思われるサービスは全部落とす
　→やりすぎて、一回調子悪くなった（汗）
・エアロは切って、クラシック表示にする
　→めっちゃ軽くなります。お勧め
・Windows標準のDirectSoundやRealtexHDオーディオは使わず、ASIO4ALLと呼ばれるサウンドドライバを導入
　→Windowsの出来の悪いミキサーをスルーしD/Aコンバータに直接出力するので音質向上は明らかです
・再生ソフトには音質面で評価が高い「Frieve Audio」を導入
　→フリーですが、凄い機能てんこ盛りかつ音質もいいです
・再生のセッティングとしては、96KHｚの場合、再生時に一度192KHzにオーバーサンプリングし、９６ＫＨｚに戻す。ソースが88.2KHzの場合は264.6KHz→96KHzに。


CDをリッピングする際は88.2KHzか96KHｚでオーバーサンプリングしました。
どちらがイイかは色々聴いてみて決めようということで。

クラシックをメインに、録音、ミキシングのレベルが高いと言われているボーカルもののCDやミュージカル、その他気に入っている音楽をじっくり聴いてみました。

まず、明らかに感じるのは、CDで聴くのと比べて、靄が一枚晴れた様な感じで鳴るということ。
少なくとも15万円したマランツのSA-15S1の音質よりはずっとバランスがいいと感じます。
※SA-15S1は高域をキレイに奏でる製品コンセプトな事もあり、若干迫力不足なんです。
　ONKYOのC1-VLも使っており、こちらははCD専用機ですが非常にバランス良い音を鳴らしてくれます。かなりお気に入りの機種です。PCオーディオよりもいい点もあると感じています。

そして、録音のレベルが高いCDは更にその良さが増すことが多いという点も面白い！

オーバーサンプリングにより20KHz以上の音がたくさん入っている音源（WAV）ですが、聴覚上は聞きい取れないはずなのに、なんと言うか情報量が増す感じでしょうか。
CDよりも奥行き感を感じますし、ボーカルはより浮き上がります。
意外な効果として何故か低域の音質が大幅に改善。キレがあってかつ迫力ある低音を奏でるようになりました。
このスピーカから、こんなキレの良い低音が出るのか～と、うなるシーンも増えました。

クラシックでは音の分離がよくなり、元々録音のいいCDは更にキレを増してなってくれていい感じです。
ただ、C1-VLで鳴らすよりも若干艶やかさがないかな～という感じですが、音の奥行き、壮大感はPCの方があるので、一長一短ということころ。

特に改善が見られたのはボーカルもののCD。
カーペンターズなどは元々録音のレベルも高かったのですが、カレンがそこで歌ってる感がより強くなりました。
ためしに、カーペンターズのSACDと聞き比べてみましたが…流石にSACDには完敗…しかしながら、普通にCDプレーヤーで聴いているよりはSACDに迫る音質になっていました。

ちなみに、CPUパワーですがうちのノーパソではギリギリです。
定期的に80%ほど行ってしまいます。
＃再生ソフトがありあまってるCPUパワーを全て高音質のためにつぎ込んじゃえというコンセプトで作られているせいもあります。
スペックが足りて良かったです。4万とは言え、買って使い物にならんでは勿体無さ過ぎるので。


あと、コレは邪道ですが、ニコニコ動画にアップされている曲も聴きまくってみました。
いやー、D/Aコンバータ＋プリメインアンプの効果は絶大で、かなり高音質で聞けることを認識。
ニコ動ってMP３レベルで高音質を追求している方々がいるのですが、そういった人たちがリマスターした曲はかなりの高音質。
「これCDならしているんだよ」って知らずにこれ聴いた人に言っても分からないんじゃないかとおもう程のレベルです。

という訳で、週末はCDリッピングしつつ、ネットで面白い曲を探して鳴らして楽しんでします。
導入した値段（7万円くらい：高いCDPより全然安い）の割には大満足の製品でした。

…ただ、早くもUSB D/AコンバータだけはいつかUPDATEしてやると思ってしまった自分がいたりして…
これだからオーディオ道は怖いです。。