日曜日、FIATディーラーにてアルファロメオMITOに試乗してきました。
本当は、嫁の希望でFIAT500を見に行ったのですが、そこに展示車としてMITO(クアドリフォリオ ヴェルデ)が置いてありました。
まじまじ見てたら、その内外装のデザインに一発KOされてしまいました。「ぶさ」「かわ」「カッコいい」とでも言うのでしょうか(爆)
MITOって街中で見かけても何の印象も持ってなかったのですが、近くで見たらそのデザインが自分的にかなりストライク!
内装のデザインは外装とはまったく違ってとってもスポーティ。外装の可愛らしさとのギャップに萌えます。
内装のインプレッションですが、シートはレザーで高級感あるものでしたが、ホールド感は普通な感じ。
ダッシュボードにはカーボン調のソフトパットが張られており、スポーティさをアピール。ドア内張りはコストダウンのためかほぼ全部がプラスチック。
全体的に内装デザインは、うちの8ではまったく歯が立たない格好良さ&アダルトさでした。
8買う前に何度かVW車(GOLF6、シロッコ等)の試乗もしてますが、ドイツ車は内装の質感は十分に高いけど、あまりパッションを感じませんでした。
このMITOにはそれをビンビンに感じます。イタ車のデザイン力には本当に脱帽です。
ハンドルの握り心地もそれだけでスポーツマインドを刺激される感じ。
クラッチ踏みつつ、シフトノブも弄くってみました。クラッチの重さは適度で、シフトはちょっとロングストロークっぽい感じでしたが、剛性感ある感じで…
色々書きましたが、とにかく乗ってみたくなったのは言うまでもありません(笑)
ということで、予定外ではありましたが営業さんにお願いしてMITOの試乗をさせていただくことに。
用意いただけたのはMITO1.4Tスポーツ、155psの6MTモデルでした。

#クアドリフォリオ ヴェルデは残念ながら試乗車が無く。
乗り込んでみると、内装デザインの印象はクアドリフォリオ ヴェルデとそんなに変わらない感じ。
ご存知の方も多いと思いますが、MITOにはエンジンのパワーを調整できるD.N.Aボタンがついているのですが、まずはNモードでスタート。
第一印象。
クラッチがめっちゃ軽い&シフトフィールがクアドリフォリオ ヴェルデとは結構違う。
若干ゲートが分かりにくいのと、カチカチ決まるMTって感じじゃなくて結構ロングストロークかつ、ちょっとグニャってしてる感じ。←これはちょっと残念ポイント
それでも、内装のアダルトさやエンジン音&排気音がスポーツマインドを盛り上げてくれて、乗ってて楽しい!!
クラッチ操作も楽チンです。エンジンが結構低速トルクあるので、低回転でずぼらに繋いでもガクガクしないし、いい意味でゆる~い感じがしました。
これならMT乗りなれてない人でも直ぐ慣れるかなぁってくらい簡単です。
#8の方が低回転域ではアクセルワーク、クラッチ操作に丁寧さが要求されますね。
足回りはほんのちょっぴり締められていますが、路面の悪い道でもばたつく事はなく乗り心地は良かったです。
エンジンフィールはNモードだと至って普通ですが、パワー感は町乗りではまったく問題なし。
そしていよいよ車通りの少ない道でDモードに入れてみて、2速で全開加速してみることに。
Nモードとはうって変わり、低回転から加給してレッドまで元気良く一気に吹け上がります。こら楽しい。楽しすぎる。
営業さん曰く、2000rpm前には最大トルクに達するとのこと。これは乗りやすい!
パワーは最大155ps/20.5kgmなのでたいしたこと無いのですが、エンジンパワーや速さでは語れない楽しさに溢れてます。
エンジンとマフラーのサウンド、クルマとの対話が心地よすぎる。。。いいですね、イタ車って☆
ちなみに、MITOのライバルになりそうなMINIクーパーS(6MT)やPOLO-GTIも試乗しましたが、そっちの方がホットハッチ的にかっ飛んでいく感じが強くそれはそれで楽しかったのですが、ここまでサウンドで魂揺さぶる系では無かったです。
…が、ココで気づいたこと。
あれ?うちの8君とマフラーサウンドがちょっと似てないかな???もちろんターボだから音は野太いし高回転域は全然違いますけど。
#FさんのおっしゃっていたSACLAM管のラテン系サウンドってこーいう意味か!?とちょっと実感。
#もちろんエンジン音は全く違います。
ちなみに、Dモードでもハンドルもちょっと重くなったみたいに感じたけど、このくらいがちょうどいい(後でHPで調べてみましたが、実際重くなるみたいです)
ハンドリングは若干フロントヘビーな感じはしますが、車重が軽いからか素直でキビキビしているので、ワインディングに持ち込んだら相当楽しそうです。
営業さんも気を利かせてくれて、結構な時間試乗させてくれました。
う~ん、MITO。全然視界に入ってなかったけど、めちゃめちゃいいクルマじゃないか。。。
今までアルファ自体購入対象に入ってなかったのですが、次のクルマを考える時には確実に候補に入れるべきクルマです。
車を降りるときも、もっと乗っていたかったし、思わず振り返ってしまうデザインに思わずニンマリ( ̄ー ̄)

一瞬、『8を売って…(ry』と頭をよぎったのも事実だったりして。。
…と大変気に入ったのですが、一つ気になったのはABCペダルの配置です。
MITOの運転席の足元ですが8より狭く感じました。
左足はフットレストに足を置くとクラッチに触っちゃう感じだし、ブレーキとアクセルペダルの距離も近すぎっす。。。
8はエンジン&ミッションの配置のせいでABCペダルがかなり右にオフセットされている配置ですが、MITOのそれはさらに使いにくく感じました。
MTなんだから一番重要な部分だと思うし、ここは改善した方がいいのでは???と思いましたが、ずっと乗ってれば慣れちゃうのかな。
クアドリフォリオ ヴェルデの説明も簡単に受けましたが、大体車体で328万くらい。
うーん、8RSと同じような価格ですね。単純な走行性能はさておき、ブランド感や官能性を考えるとそんなに高くないかも。
なんて思いながら、帰途につきました。
で、帰り道でMITOと比べながら8RSを運転していて改めて思ったことがありました。
・内装デザインは完敗だけど、まぁ8も悪くないかも
・8RSの方が圧倒的に操作系やドライブフィールがかっちりしている、やっぱスポーツカーなんだなぁ
・ミッションやステアフィールは自分的には8の方が好きだ、というかやっぱFRの良さは際立つね
・ロータリーサウンドやっぱり独特で、アルファとは別の官能性がある
・マフラーサウンドはSACLAM管のお陰で、うちの8には十分ラテンの香りが漂ってる&高回転で奏でる倍音成分にはしびれる(笑)
『うーん、やっぱり今8を売ってMITOを買うはないなぁ…8、楽しいや』
と思いましたが、クアドリフォリオ ヴェルデは試乗車があったら是非乗ってみたいと思いました。どんな風に進化してるんだろ。
乗ったこと無いクルマに乗ってみるってのはいいもんですね。
自分の車のこともより見えてくるし。
と、こんな感じで楽しい試乗でした。
次回は…(あるんかw)、嫁がスバルレガシーのアイサイトを見てみたいとか言ってるんで、それを見に行くかも…
自分としてはインプSTIのセダンに乗ってみたいんですけどね(笑)