昨日はめっちゃ天気が良くて、ドライブ日和でしたね♪
そんなわけで、この前FD3Sをお借りした
レンタカー屋さんにてS2000 Type-Vを借りて軽く420Km程走ってきちゃいました。
S2000には初めて乗るので、昨日はレンタカー屋さんに着く前からもうワクワクが止まりませんでした♪
試乗車のAP1は無理やり9,000rpm回るようになってるので低速トルクが(ry…みたいな事がネットでは言われていましたが、
乗ってみるとホント低速トルク薄いっすｗ
3,000rpm近く回さないと実用的なトルクが出てきません。うーん、あえて比べるならFD3Sよりちょっとマシなくらいかしら。
もっとも普段乗ってるクルマもたいして低速トルクない(ヲイｗ)のであまり気になりません。
クラッチは想像以上に重く、FD3Sより重いくらい。クラッチだけでなく、アクセル・ブレーキも普通のクルマより固めの設定でした。
クルマをお借りして意気揚々と出発すると、いきなりVGSの洗礼がｗ
このD型ハンドルがVGSモデルの証らしい。
VGSについては、ホンダのHPを見るとこんな風に説明されています。
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「S2000 type V」に採用したVGSは、「操る喜び」をさらに向上させるために、車速と舵角に応じてステアリングのギアレシオを無段階に変化させ、様々な運転状況において理想的なハンドリングを実現する機構である。ワインディングロードなどでは、ステアリングをきりはじめた瞬間から、レスポンスよくクルマの向きが変わるので、軽快で気持ちのいい走りが可能になる。また高速走行時など車速が高い領域では、敏感すぎないスムーズなステアリングギアレシオとなるので、通常のクルマと同様に安心感ある走りが可能になる。また、ロックトゥロック※は従来のクルマの約半分の1.4回転で、取り回し性も向上する。
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ロックトゥロックが1.4回転って驚愕の少なさっすよ。ｗ（￣△￣；）ｗおおっ！
＃ちなみにRX-8は3回転
こんなクルマ乗り慣れてないので、最初街中での低速域でステア操作に対してあまりにも大きく曲がるので非常に怖かったです。
後、VGSのお陰でバックでの車庫入れがめっちゃ難しい…普通の感覚で操作しちゃうとほぼ狙ったラインに載せられず、駐車場で何度も切り直しする羽目になります。(TT;
とVGSの話はいったんこのあたりにして(また出てきますし)、クルマの全体のインプレ話に。
昨日は大体高速5、街中3、山道2位の割合で走りましたが、昨日の様な爽やかな晴天の時にオープンカー、どこを走っても最高に楽しいことに論を俟ちません。
本当に一日気持ちよかったです。
S2000の一番良かった点、気に入った点はシフトフィールとABCぺダルの操作系のフィーリングです。
これは、もう
『本田さん、最高っス！』と言わざるを得ない。
RX-8 Type-RSのシフトフィーリングも相当イケてる…と私は思ってましたが、S2000のそれはもう次元が違うんじゃないいかな…(´・ω・｀)
と思ってしまったくらい。
私が良く読ませてもらっているブロガーさんの試乗インプレだと、RX-8 Type-RSの操作系を大変褒めてらっしゃったので、S2000に乗る前までは『うちのハチと似た操作系なのかな？』なんて思ってましたが、とんでもない！
S2000のシフトフィールは剛性感たっぷりで、ミッションケースから直結してます！感漂うダイレクトさ、対して後期のRX-8はゲームのジョイスティックの様に手首だけでコクコクシフトが決まるような感じ。
スレンダー的には圧倒的にS2000の方が好みでした。
S2000と比べたら、RX-8は普通のセダンだなぁ…って思ちゃうくらいS2000は全ての操作に対するキッチリかっちり感が違いました。
＃ネットでどなたかが”RX-8はピュアスポーツセダン”とおっしゃってたのですが、スレンダー的にはその言葉にちょっと納得。
S2000は自分が行った操作に対してはその通り(と思わせる)の反応が鋭く返ってくるのでめっちゃ楽しい♪
昔、ちょっとだけ運転させてもらったことがあるスーパーセブンに近いようかな…と思ってしまったほど。
エンジンは、10万Km超えてる個体だったのでややお疲れ気味の所もあると思いますが、アクセルに対する反応が素晴らしく、巷で言われている『カミソリの様なレスポンス』と言うのをめっちゃ堪能できました。
6,000rpm以上のVTEC炸裂ゾーンもまあ演出過剰とは思いつつも、やっぱ面白かったりします♪
とまあ、こんなS2000をちょっと山道に持ち込んでみました。
もう…水を得た魚状態ｗ
重量バランスや足回りもイイのだと思いますが、ブレーキング時の姿勢は素敵だし、エンジンレスポンスの良さからヒールトゥも簡単だし、ステア操作にだけ集中できるのですごく運転しやすいです。
ただ、この個体はVGSなので…低速コーナーではVGSに合った操作をしないと事故りそうになります。
そう…VGS、あまりにもクイックすぎて鼻が想像以上にインを向こうとするので、最初はマジで怖かったのですが、慣れるとこれはめちゃ武器(おもちゃ？)になりますね。
このVGSの鼻の入り、説明するの難しいのですが、他のクルマでは味わったことのない感覚でした。
うーん、上手くお伝えする言葉が見つからないのですが、
カートの様な操作感覚と言うのが一番近いのかも。その位スパっとクルマが向きを変えようとしてくれちゃうのです。
＃街中だとまるでボンネットから先が真横に平行移動するんじゃないか？と思うような、異質な動きをします。
足回りについてまだ書いてませんでしたが、山道では本当にオンザレール感覚で走れてグリップ感も分かりやすいいい脚だと思います。
前述のとおり操作系もダイレクト。山道をかなり余裕を持って走っても相当のハイペースになる事必至です。
＃ヨメは『君さ、RX-8で走るより飛ばしてるじゃん…』と言われてしまったくらい。
実際、普通の峠なら重いRX-8は勿論のこと、怖くて踏めないFD3Sよりも確実にS2000の方が軽快に速く走れちゃうと思います。
ただ、この足、街中だとちと硬いかなぁ。疲れる…
と山道では大変楽しいS2000ですが、ダイレクトな操作系の代償として、街中や高速をダルダルに走るのが疲れます…
昨日一人で400Km以上走ったわけですが、疲労感がRX-8との比じゃなかったです。
乗り心地だったり、エンジンサウンド(音質的に好みじゃなく喧しい。古いのでくたびれてたかも…)だったり、山道で楽しかった遊びのなさがそのまま疲労になってきちゃいます。
S2000に乗ってみて、RX-8って、素晴らしい中途半端さなんだな。としみじみしちゃいました。
RX-8ってよく言えばあらゆるニーズにある程度応えようとしてしまいピュアじゃない分、巷からはスポーツカー認定されなかったり、ちょっと扱い的に不遇かな？と思う点もあります。
しかし、所有者としては
・4人乗れる室内。特に後部座席のいすは秀逸
・泊りがけのゴルフやスキーも楽勝なトランクスペース
・NAロータリーのレスポンス、MTの操作の気持ちよさ
・サウンド厨も満足できるNAサウンド
・走りだけでなく、乗り心地も結構いい、イケてる足回り
と尖ってる点を抑えたことによりどの点もそこそここなすこの中途半端さ、オールマイティさを持ってるRX-8って今の自分的にはベストマッチだなぁと改めて思ったのです。
最強のファミリーカーだと思ってますｗ
ネットでS2000の事を読んでいると、RX-8を似ているという感想を述べてる方が割といらっしゃるのが意外。
(比べているS2000はType-Vではないと思いますが)
VGSを使ってのコーナリングは自分的には不自然さ全開で、乗り慣れてるRX-8やロードスターの自然なフィーリングとは完全に別物だと思いました。
ただ…VGSが付いてないS2000なら鋭いロードスター位のインプレになったのかも。
是非そのうちVGS付いてないS2000に乗ってみたい。もっと素直な動きをしてくれそう。
という事でS2000。
めっちゃ楽しかったし、改めてスポーツカーって何なんだっけ？と感じさせてくれる非常にいいクルマでした。
…これはまた借りちゃうかも(笑)
P.S.
最後に…
この前お貸りしたFD3Sですが、お客さんが無理して事故って廃車になってしまったとのこと…
人様のクルマで無茶して事故るなんて…ダメだなぁ。。。置いてるクルマがやんちゃなのが多いから、お客さんもやんちゃな人が多くなってしまうのだろうか…
S2000(AP1) Type-V(VGS) 試乗インプレ
