
注)長いよ。
先日のニュースで 『経済産業省は 2030年代半ばには新車の100%を電動車にする方向で調整』 と報道されておりました。
この先、日本のクルマ事情はどうなっていくのかな?と 考えてみました。
ちなみに この電動車とは
①HV:ハイブリッド(プリウス、インサイトとか)
②PHV:プラグインハイブリッド(プリウス、アウトランダーとか)
③EV:完全電気自動車(テスラとかリーフとか)
④FCV:燃料電池車(ミライ)
が あるわけです。
EVのみになるように思われがちですが、
日本以外でも(というか先行して)海外でも脱ガソリンの流れになっていますが、この中でイギリスだけがハイブリッドも2035年以降禁止となっています。※アストンマーチン、ジャガー、レンジローバー、ロータスはガソリン車は現モデルで終わり、今後、EVになるのでしょう。あと9年しか販売できないガソリン車を新たに開発するとは考えにくいです(海外の金持ちに少数販売して元がとれる、億越えのスーパーカーは除く)
つまり日本メーカーとしては(電池の技術革新が起こるまではor水素ステーションが普及するまでは)得意のハイブリッドでせめていく・・でもよいわけです
なので、劇的な変化は起こらないと思います。
ただし、マニュアル車が絶滅!?
過去にハイブリッドでマニュアルもあったのは、CR-Z、初代インサイトぐらいでしょうか・・・PHVやEVでは知りません。
個人的にはマニュアル車の生き残りを望んでいますが・・
緩徐な変化として『ガソリンスタンドの減少』が考えられます。
すでに1990年代のピーク時と比較して2019年には半分になっています。
電動化がすすむことで、ますますガソリンの需要がへれば、撤退するガソリンスタンドはさらに増えるでしょう
すでに サービスステーション過疎地 として問題になっている地域もあります。
こういった地域では、PHVやEVのほうが適しているかもしれません。
ガソリンスタンドが近くになくても、家に電気は通っていると思われます。
ホンダeなど、都市型コミューターとして 航続距離と電池容量を抑えたEVが提案されていますが。僕はむしろ田舎にこそあっていると思います。
都会のマンション住みや月極駐車場では、充電器を備えているところは少なく、あまり使わないときでも充電のためにいちいち充電ステーションに出かけて行って、30分ほど滞在してまた戻って来るというのは、スマートな生活だとは思えません。
EVのメリットは、自宅に帰ったらスマホのように充電器につないでおけば、翌朝には充電されていて、ガソリンスタンドなどにいちいち行かなくてもよいところだと思います。ガレージ付き戸建てに住んでいる人向きです。
ちなみに100V15Aの一般的なコンセントでは (ロスがなければ)1.5kW時充電できます。夜20時に家に帰って、翌朝6時に出勤するとして、10時間の充電で15kW充電できるわけです。リーフの電費が7~8㎞/kW時とのことですので、15kWなら105~120㎞分です。1日50㎞ぐらいしか運転しない人であれば、十分な量ではないでしょうか。(実際、僕はテスラに乗っていた5年ちょっとのうち、ほとんど100Vコンセントで充電していました)もし、一般的なコンセントでも充電できる(家・充電器用の工事が必要ない)EVがでれば、需要はあると思います。軽トラック型とかね。
逆に都市部の人は、EVはカーシェア型があっていると思います。自動車保険込みのサブスクリプションの契約で、使いたいときは、充電器を備えたステーションに行き、スマホやスマートウォッチで開錠して乗り込み。充電が必要な距離を走行するなら、途中のステーションで充電済みのクルマに乗り換え。(急速充電とか電池のせかえとかの話がよくでてますが、荷物が多くなければクルマごと乗り換えるほうがはやいですよね。)
まぁ、そもそも長距離は基本、電車や飛行機で移動して、現地のステーションで借りるというスタイルがよさそうです。
僕は「EVはエコカーだけど、エコじゃない」と言ってます。
エコ(ロジー)だけどエコ(ノミー)じゃないという意味で、
財布ではなく、地球のために乗るものという意識です
(もしくは、僕のようにクレイジーな加速に魅せられた人)
なので、経済的なことも求めるなら、カーシェア型がいいのではないかと思います。
ガソリンスタンドがどんどん減って、ガソリン代があがれば、ガソリン車は趣味のクルマになっていくでしょうか。
昔のデザインのクルマが好き!!という需要もあると思います。
そんな方々にはコンバージョンEVが期待されます。エンジンをモーターに、燃料タンクを電池にのせ換えるわけです。
鉛蓄電池からリチウムイオン電池がふえてきているものの、まだ(主に電池の)値段が高く、走行距離も長くありません。
全個体電池が登場して、軽量化・低価格化・ハイパワー化がすすめば、古いクルマにまた新しい楽しみが増えそうですので、実現化して普及するのを期待しています。
思いつくままにダラダラと書いてみました。
元EV乗りの書きなぐりでした。
Posted at 2020/12/05 17:32:01 | |
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