ジャンク単車が届いたときは、なぜエンジンがかかり走ったのか?
それは後で考えるとわかることなので割愛して話を進めます。
フルレストアして走らないでは話にならないので
走る状態を確保してから、フルレストアに望みたい。
まず、
プラグの火花が弱い、5階のうち2回くらいしか火花が飛ばない
火花が飛んだとしても、接点では無い箇所で飛んでいたりする。
エンジン始動の基本である
・良い混合気
・良い圧縮
・良い火花
すべてがダメダメな状態である。
まずは、
良い火花
プラグを変える
イグニッションコイルを変える
バッテリーを帰る
伝送系の断線をチェックする
伝送系のコネクタ関連をすべてチェックし、磨く
その結果、多少はましになった
5回のうち4回くらい火花が飛ぶ
接点から'火花が出る確率も高くなった
しいて言えば、
どこか特定の一箇所が悪いのでわなく
全体が平均して劣化していたということになる
次に、圧縮はそれなりにあると感じたので、良い混合気を確認する。
現状は、
プラグを見ると濡れていて、カブリ気味と思われる
しかし、キャブからガソリンを点滴すると指導する
。。。ガソリンがきていないと考えるべきだろう
そこで、良い混合気を作り出すキャブのチェックへと進める
メインジェットやその他の穴の詰まりを確認する
どこも問題はなさそうだ
とりあえず、キャブクリーナーに浸す
このへんでキックしてみるが
時々火が入るが、続かない?
カブリ気味を疑い、プラグを掃除し
シリンダー内のガスを排除しても変化なし
プラグホールからガソリンを点滴する(直接的チョーク)と、火が入ることもある
カブリ気味なのか?ガスがこないのか?皆目見当がつかなくなってしまった。
それならば、現状を無視して
基本の3大原則
・良い混合気
・良い圧縮
・良い火花
を考え直す
圧縮問題なし
良い混合気ならば火花はそこそこでも火が入る
火花はそこそこでも良い混合気なら火が入る
ここまでの経過から良い混合気が作られていない可能性が疑わしい
いろいろチェックしていると
左キャブから、ガソリンがダダ漏れである
フロートを調整すると、今度は右からダダ漏れである
旧社を販売するときに
ガソリンダダ流しで火花を飛ばして「とりあえずエンジンに火が入ります」という状態のものが多い。
まさにそのパターンである。
ガソリンが流れてこないとかかぶるとかなので、油面チェックをしてみる。
案の定
フロートの金具が合えない形をしている
メンテナンスの際に踏んでしまったのだろうが、ゆがんでいる
左右のフローとが同じ高さになるように調整する。
油面調整の方法はネットにもいろいろ転がっているが疑問が多い
フロートバルブがふさがったときのフロートの高さを測るなどの情報が多いが
そいれは、あくまでも目安である。

↑なぜ、このような数値上の油面調整でできると思うのか?理解できない。
あくまでもサービスマニュアルに書いてある理想(フロート金具など変形が無ければ)というか新品にしか通用のしない設定方法ではないかと感じます。
現実的な油の水位を計測すればいいのである。

↑この状態だと片肺です。油面の低いほうは火が入りませんが、始動後にキャブに点滴すると火が入ります。
この時点で犯しやすいミスは、混合気の濃さを変えようとしてメインジェットを変えたり、エアスクリューを調整したりするのは大きな間違いです。だから、かぶるNSRとかになってしまうのでしょう。

この方法ならば、確実に油がどの高さまで入っているのか一目瞭然です。
↑この方法が本来のキャブの油面の確認方法だと思うのですが。。。??

ドレンを閉めて、オーバーフローのチェックです。
この油面ならもれるはずも無いのですが。
いろいろ調整した結果
キック一発で始動するようになった。
NSRはかぶりやすいとか、調子の良い固体が少ないとか
整備設定のスキルの問題に過ぎないことが判明した。
NSRが出来が悪いのではなく
整備しがゆとり世代、バイクはバブル世代、旧車を治すのにマニュアルを見ながらなんてことは通用しないってことですね。
かぶりやすいといわれ続けたNSR250Rですが
基本の3大原則
・良い混合気
・良い圧縮
・良い火花
これさえ守っていれば
いつでも、どこでも、キック一発で始動します。
他の2STでも共通だと思うのですが
「ガスに火をつける」それだけのことです。
マニュアルの数値どおりで火が入るわけではありません。
チョークも引かずに
キック一発で始動
どこでもいつでも簡単始動
サルでも乗れるNSR250R
。。。そんな感じの仕上がり具合です。
入手当時動作していたRCバルブは、現在は動作しません。
手で閉じるでスイッチオンすると開きます。
常時開なら大きな問題はありません。
トランジスタを半田付けすれば直るのですが、
常時開(RCバルブレス)のほうが後々楽なんじゃないかと考えています。
届いたときは、各所のねじはナメナメだし、キャブのフローとは踏んづけれてるし、かわいそうなNSRでした。そういう理由で、走行距離が少ないのにジャンクだっのかもしれません。
ここまでの作業の詳細は後のどアップします。
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Posted at
2013/08/26 21:31:15