ドイツ「E.J.JORDAN」
秋葉で7年程前に購入しています。
アルミコーンの7cm、ゴムエッジのみで支える”ダンパーレス”

普通の感覚で聴くと、金属コーンのキンキン音は皆無。
低域は諦めて、中心周波数は独特な「陰影を表現」します。

このキャラクターは他には無いですね。
1本¥30000近い高額ユニットで、
0.8リッター位の密閉BOXで鳴らしていました。
まあ、自作アニア、コレクターな僕には「それだけでも満足できる音」でした。
しかし、5cmスキャン用BOXの構造、技術を取り入れたら、
もっと素晴らしい音になるでしょう。
暇を見つけて、専用BOXを作ってやります。
マークオーディオ、E.J.の技術者が独立して作った会社。
樹脂フレームを採用して、このJX52と同様のユニットを生産しています。
去年、そのユニット(¥10色のコーン)を手放しましたが、
似て非なる音だったからです。
話はちょっと脇道へ?
「ダンパーレス」
最近SONYが発表しました。
非磁性流体にボイスコイルを浸した小口径スピーカー。
TVなどに採用し始めているらしいです。
その音は聴いてはいませんが、
発表の文章「ダンパーを取り去った事で、細かい音を表現できた」
?????
それは「嘘でしょう」大した音では無いと察します。
非磁性流体は、古くからCAR用TWEETERのボイスコイルに塗布されてきました。
それは、クーリング(冷却)効果を狙っています。
その非磁性流体は、一定の粘性を持っています。
そのバスタブ(?)に浸した物は、動きを制約(制限、制動)されます。
「本末転倒」ですね。
ボイスコイルにまとわり付いた非磁性流体にも質量が有る。
「苦し紛れの宣伝文句」と見ます。
コーンを動き易くしつつ、ボイスコイルのセンタリングを担う場合、
ダンパーレスに拘る必要は無く、昔から別の方法が採用されていました。
ベークライトのカンチレバー式、ピアノ線支持方式、糸吊り式etc.
そもそも軽いコーンの小口径スピーカーには影響が少ない「重力」
大口径コーンの場合、エッジとダンパーを備えていても、
重力で傾くので、定期的にスピーカーの固定位置を回転させてやります。
うしろの話をまとめると、
「技術者のお遊びの結果、製品化して開発費用を取り戻す」つもり?
情けない話ですね? (T_T)
大メーカーさん、何やっているのですか?
もっと市場のニーズを把握しましょう!
Posted at 2013/08/23 20:37:22 | |
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