高校3年生の夏休み、自動車学校に通っていた頃です。
当時の私はバンド活動に夢中になっていて、ライブハウスでライブをするとそこそこ集客もできるくらい。
スタジオのオーナーからも「今、この辺りでお前らがNo1だな。カッコイイ!」
とまで言われてました(ちょっと自慢^0^;)
もうひとつ自慢を言うなら、某有名ロック歌手?のイベントがあった時にサポートアクトも務めさせて頂きました。
とても良い思い出です。
そんな時、バンド仲間の先輩の家に遊びに行った時に、家の前に初めて見る変な車が停めてあったんです。
1968 スバル360 DX
めっちゃボロボロ。。。
じーっと見ていると、先輩が「欲しいか?」って聞いてきました。
すかさず「欲しい!!!」って答えて
「壊れて動かんぞ。欲しいならお前の持ってるマーシャルギターアンプと交換してやる」
そんなワケでギターアンプと交換でスバル360を貰ってきました。
そうは言っても、実の所、まだ免許も持ってない。。。。
親父が「免許も持っとらんのにお前はアホか?直せるつもりでいるんか?」
と、色々と怒られはしましたが、親父も面白かったんだと思います。
夏休みの宿題のように、毎日、「今日はこの部品を外しておけ」「今日はキャブをを分解しておけ」「バラした順に並べておけ」などなど。。
一番時間のかかった修理はガソリンタンクの穴補修でした。
灯油入れて、染み出てきた部分を掃除してロウ付けして。
丸一週間くらいかかってたと思う?
当時、よくわかっていなかったけど、キャブのOHにセルモーターのOH,父が休みの日はずっと一緒にスバル360を直していました。
ある時、雑草に紛れてスバル360が朽ち果てているのを見つけて、
二人でこっそり部品を外してダッシュで逃げてきた事もあります。^^;
この時ほど、親父との距離が近かった事は他にありません。
直って動いた時は嬉しかったですね。。
毎日、親父と取り合うように乗ってました。
この車が私の原点です。。。これを手に入れてなかったら、今の自分ではないかもしれないです。
38年前、高校3年生の夏休み
Posted at 2025/08/31 00:53:17 | |
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