キャリィトラックのミッドシール交換

リアデフの前の方からオイル滲み漏れが発覚。近々車検もありミッドシール交換に着手します。

プロペラシャフトとフランジにマーキングします。バランスが取られてるので、組立てる時に元の位置へ収める為です。

ナットがどうしても外れないので工場へ持って行ってインパクトで緩めて貰いに。回り止めの切り欠け部分も内側から叩いて起しナットを緩めてます。ピニオンギアの当たり調整も兼ねてるので、ナットは再利用で元の位置に戻る様にマーキング。後でギア鳴りとか破損の可能性もあるもので…。ディーラーでもナットの再利用をする場合があるとか。それだけピニオンギアの当たり調整が難しいんでしょう。

デフオイルも抜いておきます。

フランジが外れないのでプーラーで抜きます。本当は3本爪のプーラーが安定してて良いんですが…。

フランジが抜けました。後はシールをマイナスドライバーなどでコジって外します。

古いシールはまだゴムが柔らかい感じ。中のバネが外れてオイル漏れを引き起こしてた様です。しかし、ここで問題が!?古いシールと新しいシールの形状が違います(一番右が新品)。ディーラーに問い合わせたところ、大丈夫な模様。現在はヒダ付きのシールが一般的でフランジを付けるとヒダが広がってくるとの事。
シールの内側にシリコングリースを薄く塗り付けて取り付け。

シールを周りからプラハンとかでコツコツ叩いて挿入とすると片側が浮いて上手く入りません。ここは水道工事などで使う塩ビパイプなどを当てて挿入。価格も安く効果絶大!!35パイが丁度良い様です。

後は外した順番の逆から組み付ければOK。ナットも同じ位置へ回し切り欠け部分を叩いて回り止め。プロペラシャフトを付けて、デフオイルを入れデフ周りをパーツクリーナーを吹き付け綺麗にして完成。

試乗したところ心配してたギア鳴りも無い様で一安心。これで車検も通るはず!?