
皆さんこんにちは。
本日はコースティングのお話です。空走時にエンジンとミッションを切り離し、アイドリング状態で惰性距離を稼ぐ技術です。我が家にあるオートマ勢4台共に搭載されていて、唯一MTのミニも手動コースティングを頻繁に作動させます。今回は各社の作動パターンと作動頻度について紹介したいと思います。
①991.2カレラ
作動には通常モード且つアイドリングストップONである必要があります。4台中最もコースティングの作動頻度が低いです(より多くの条件が揃わないと作動しない)。アクセル開度少且つ速度がそれでも失速しない環境下でゆっくり足を離すと作動率が高いです。
②981ボクスターS
作動には通常モード且つアイドリングストップONである必要があります。911より作動要件が優しいようで頻度は上がります。条件としては911に近い形ですがONさせるきっかけが異なり、少しだけ素早くアクセルを踏み込み再度素早く離すと作動しやすいです(アクセルペダルがスイッチみたいなイメージです)。
③アウディA5スポーツバック
Efficiencyモード選定が必須です。アイドリングストップはONでもOFFでも問わず。未だに明確な作動ロジックが不明瞭ですが、信号待ちから3000rpm程度までで比較的元気よく加速し、すっと足を離すと作動します。また、ポルシェ同様、アクセル開度少の状況で離しても作動します(作動しない時も2~3割あり)。
④BMW X1
エコプロモード選定が必須です。アイドリングストップはONでもOFFでも作動します。最も作動頻度が高く、走行状況やアクセルペダルの踏み方問わず、ペダルから足を離すと100%作動します(作動時の写真撮り忘れました・・)。個人的に求める理想形ですね。
ポルシェとアウディはDCT、BMWはトルコンです。DCTの方が作動要件が全体的にシビアなのでしょうかね。ちなみにコースティングによる燃費改善は、高速メインですが、リッタ2~3km稼ぐイメージですね。
道路の先を観察し傾斜等を見て今加減速しておきべきか判断し、周囲の車に迷惑がかからないよう合間を調整しながら惰性距離が伸びると「ふっ、上手くいったぜ」と一人ご機嫌になります。今まで「加速・最高速」に心を躍らせていましたが、効率重視で先を読み今のあるべき速度やラインを決める行為はサーキットでタイムを削るプロセスにも似ており、個人的に楽しんでおります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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雑感 | クルマ
Posted at
2021/04/24 22:26:31