(=゚ω゚)ノぃょぅ
先日見かけたニュース。
高出力高回転バイク「そういう時代じゃない」 本田技術研究所鈴木常務
本田技術研究所の鈴木哲夫取締役常務執行役員は9日、高回転・高出力型の大型バイクについて「そういう時代じゃない。乗りにくいものを造ってもしょうがない」との認識を示した。鈴木常務は同日、ツインリンクもてぎで報道陣と懇談し語った。
鈴木常務は「どんどん高回転、高出力になり、排気量メリットは200km/h超えた領域で初めて意味があるようになってしまった。『CBR1000』などのクラスのオートバイは10年前にホンダ・レーシングが8時間耐久レースに出ていた車と全く同一スペックになっている。そんなものは街中で楽しいはずも無いし、そういう時代じゃない」と強調。
「基本的には、乗りにくいものを造ってもしょうがない。ハーレーやBMW、ドゥカティみたいに他の人に見せる盆栽のようなものはホンダには無理。だから少なくとも実用品というか、乗ってどうのというのは絶対負けないようにしろと、見せてどうとか飾ってどうとかという所はあきらめてもいいから、乗ってどうだけちゃんとやれと社内には言っている」と述べた。
夢の終わり、ですかねぇ・・・
そういう時代じゃない、ですか。
言っていることが、分からない訳ではありません。
近年のSSの過激な性能競争は異常と言える程でした。
3,4年でのフルモデルチェンジ。 FMCは車と違いその変更は細部まで。
最早、SSは行き着く所まで行ってるのではと思うほどの性能です。
これ以上、性能競争しても開発費と性能向上のバランスは難しいんじゃないかなと思います。
街中に溢れるミニバンや、スクーター。
毎日のように流れるエコエコ洗脳CM・・・。
そういうのを見ていると、時代じゃないと言われれば、そうなんだろうね~とも思います。
だから、辞めるのでしょうか?
レプリカブームが終わったように。
SSはブームとは言えませんが、この競争も終わるのでしょうか。
実際、街中で楽しいかと言われれば全然楽しくなんか無いです。
楽しいって人も居ますが、少なくとも私は楽しくない。
ツーリングだって苦痛です。 何が悲しくて一人だけ前傾で走らねばならんのかと思うことも良くあります('A`)
でも、それでいいのです。
何故なら。
私は夢のマシンに乗っているから。
ツーリングはキツいし、ヘタクソな私は取り回しも一苦労。
距離が伸びれはヒィヒィ言って乗るわけです。
でも。
腰を入れてバンクさせた瞬間だけは。
どのバイクよりも最高に輝いていると思っています。
だってSSですから。
バンクさせた瞬間だけは、他のどのジャンルのバイクにも負けないストイックなカッコよさがあります。
サーキットに持ち込めば、まるで水を得た魚のようです。
The Power of Dreamsとは何でしょうか?
「こんなものがあったら楽しいなあ」では、ないのですか。
私はSSの競争に夢を見ました。
各社のSSがサーキットで競う姿に痺れました。
そこには確かに、夢があります。
実用的と言いますが、バイクは実用を考えて乗るものなのでしょうか。
実用的とか、快適だとか、そういう話ならスクーターを私は思い浮かべてしまいます。
勿論、レーシングスペックに夢見る人と、長距離ツーリングを夢見る人とでは求めるものは違います。
どちらかオンリーな訳でも無く、人それぞれのポイントを満たすバイクを欲しがるんですよね。
それぞれが、それぞれの夢のマシンではないのでしょうか。
小排気量で使い切るって楽しみもありますが、それだって求める人には立派な夢のマシンです。
少なくとも私は実用でバイクを選んでいる訳では無い、と言いたいです。
挙げればキリが無いですが、こんな不便な乗り物ないですよ。
支えなきゃ立ってもくれません。
実用性で言うなら次世代グローバル700ccエンジンなんか要りません。
250ccまででお願いします。ツーリングもいけて市街地でも最高なので。
どうして700ccで実用品になるのか理解に苦しみます。
そもそもが、実用性で大型を選ぶ人が居るのか疑問に思います。
乗りやすいとか疲れないとかそういう実用性は考えると思いますが、それはバイクであることが前提だから。
車だってある訳で。 車に無い機動性を重視するなら小排気量に勝るものはありません。
何処をどう考えても大型バイクである必要性はないと思うのです。
みんな、好きだから乗ってると思うんですよね~
で、あれば。乗りやすさも大事だけれど。
「乗りにくいものを造ってもしょうがない」という考え方は間違っている。
車やバイクで乗りやすければそれでおk、なんてことは、絶対に無い。
そんな考え方だから、ドカやBMに白旗を揚げないといけないし。
これだから優等生バイクは、って言われるんだと思う。
優等生は美点でもあると思いますけど。
ホンダが嫌いな訳では無いんですよ。
400レプはホンダでしたし、今もミニバイクはホンダです。
あの熱い時代のバイクを作ったホンダは。 何処に行ってしまったのでしょうね・・・。
「こんなものがあったら楽しいなあ」と。
是非この原点に帰って考えてもらいたいと思います。
みんな、楽しいものに乗りたいんですよ。
時代の流れで、高出力バイクを作るのが難しくなったとしても。
それでもやっぱり、楽しいものに乗りたいじゃないですか。
各社がんばって欲しいです。
この記事は、
高出力高回転バイク「そういう時代じゃない」 本田技術研究所鈴木常務について書いています。
Posted at 2011/10/13 05:50:45 | |
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