
突然だが、今日アルファロメオ・ミトが納車された。
あれだけ好きだった147GTAを手放したのは、簡単に言えばセレスピードの故障が頻発し、とうとう昨年末にトドメを刺すような出来事があったから、だがそこは割愛する。
で、自分でも全く予想もしていなかった、クルマの買い替えになった。
とは言ってもアルファロメオ。家人の関係もあってコンペティツィオーネであるが、そこは147GTAやミトGTAに被れている自分としては、ノーマルのままで乗りたくない。
まず思いついたのは、147GTAの時にもやったホイールの塗装。今回はミトのクアドリフォリオ純正のホイールと同じ色にしてもらうことにした。
となると、どうしてもライト周りも気になって、ここもクアドリと同じカラーで行くことにした。
さらに納車まで待ちきれない間に手に入れた、クアドリのマークを張ると、なかなか精悍なミトの出来上がり、というわけだ。
納車されて早速近所を乗り回し、クルマを止めて外から眺めてみたりしたのだが、TCTも含めて今日の感想を新鮮なうちに記しておくこととする。
●ミトは8C風のデザインも含めて、ディテールで見れば格好いいと思うが、写真に撮るのは難しく、角度によってかなり受ける印象が異なる。つまり、雑誌等だけで見て格好いい、悪いを判断するのは難しく、もしこの点で疑問のある御仁は、ぜひともディーラーへ行って実車を見てみることをお勧めする。ついでにジュリエッタと並んでみると、この車の成り立ちがよくわかる。
●小さく見えるが、サイズ的に147に近く、中に乗ってみると外から見る印象と異なり、特に前席にいる分には十分である。ただし後部座席はさすがにプントベースの車でかつ、屋根が後ろ下がりなここともあり、十分な広さとは言えない。座面の長さもやや足りないし、身長178cmの私が座ると、足元はともかく、頭がやや当たる。
●TCTは昔試乗した印象と変わらない。つまり変速そのものに何の不満もない。パドルでシフトする際も、セレのようにアクセルから足を離す必要がない(くらい変速は早く、簡単に言えばオートマと遜色なく、注意深く観察しなければ、いつ変速しているのか、今何速なのかは分からない)。ちなみにD(ドライブ=自動変速)に入っていると、インパネにも何速なのかは表示されない。
●さらにこのTCTにはクリープモードおよびヒルストップ(坂道発進を補助するもの)が付いている。前者は都会のゴーストップ時や、駐車場から通りへ出る際などの、ノロノロ運転時には便利。後者は、明らかにその恩恵を感じるときもあれば、予想外に下がってしまったことがあったが、私のアクセルの踏み方の問題かもしれない(あるいはNモードの出足の感じに慣れてなかったか)
●DNAは、Nモードだと発進加速に若干の不満が残る。ただし、私の住んでいる家の近所のような、道が狭く信号多く、ゴーストップの繰り返しでスピード出せないところでは、Nモードでも悪くない。逆にこれも以前の試乗のときと変わらず、Dモードへ入れると加速具合は豹変するので、そういう道ならDへ入れればいいだけのことだ。
●Nモードでも意外とハンドルは重く感じる。ただしそれは不便な重さではなく、日本車と比べると、という程度である。特に回し始めが重く、回すと軽いので、日常使いや駐車場、車庫入れなどでは何の不満もない。
●アイドリングストップは、昔試乗したときに比べて起動時の音が気にならなかった。ちなみにこのアイドリングストップは、エンジンが暖まらないと起動しないので、その日一番の出だしはしばらくエンジンは止まらず、走っているうちに止まるようになる。ブレーキを踏んで、数秒止まっていると、エンジンはストンと止まるが、車内で少しでも音楽などかけていると、タコメータがゼロになることでしか分からない程度、すなわちエンジンが回っていてもそれだけ車内は静かであるとも言える(もちろん147GTAの騒音?官能的な音?とは比べものにならない。まぁ、147GTAのアイドリング音はいわゆる「ボーボー」音なので、そもそも比較にならないだろうが。ちなみに起動速度はさすがにプリウスとは比較にはならず、しかし実用性を損ねるようなものではない。まだ慣れないが、スムースに発進することを考えると、例えば信号が変わる直前にちょっと早めにブレーキから足を離して起動させるのがよさそうだ。
●ドアは相変わらず欧州車式の、「ある角度までは勝手に開いてしまう」式だが、147に比べて「大きく開いて止まる」度合が小さくなった。つまり私の家の駐車場のように左右壁で、147のときには意図せずゴツゴツ当てていたときよりも、ずっと便利になった(それを心配して実はドアのプロテクションモールを付けてもらったのだが、なくても当たらない感じだ。しかし黒い内装材よりもドアは予想以上に広い(後ろに長い)ので、狭い駐車場で出る際には、ドアがすごく大きく感じる。
●インパネにミトの前から見たイラストと、後ろから見たイラストが表示されるのは知っていたが、前が表示されるのはドアを開けて乗り込んで閉めたときで、キーを差し込んだりエンジンを始動するときではないのは、今回改めて確認するまで知らなかった。ちなみに後姿が出て小さくなっていくのは、キーを切ったときである。いずれもちょっと楽しい(笑)
まぁ、今のところはこの程度の感想。もっと走りこんだらどうなのか、とか燃費は、とか気になることはイロイロあるが、それはまた追って報告する。今日は147GTAのときと同様、駐車場にあるミトを眺めてタバコを吸うのが楽しみだ(^^;)
Posted at 2013/01/19 18:26:01 | |
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