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2024年11月22日

高知安芸ダム巡り(和食ダム・奥出ダム・伊尾木川ダム・平鍋ダム・久木ダム・魚梁瀬ダム)

高知安芸ダム巡り(和食ダム・奥出ダム・伊尾木川ダム・平鍋ダム・久木ダム・魚梁瀬ダム) ここのところ、ご無沙汰のダム巡り。
でも大好きな季節である秋には、どこかへ出かけたい!

そこでいい夫婦の日、夫婦で秋の安芸に行くことに。







安芸と言っても高知の安芸です。
未明に家を出て、瀬戸大橋の上でちょうどご来光に遭遇。幸先イイね!


高知ICから高知東部道路を走ると、和食ダム


堤体自体は概成し、現在は試験湛水中です。


写真を撮ろうとしていると現場の方が親切にも案内してくれました。


お話では「この秋は台風もなくて、あまり水位が上がらない」とのこと。「サーチャージはしばらく先だろう」とおっしゃってました。


和食ダムのすぐ隣にあるのが奥出ダム。「おくだし」と読みます。


下流には小粒ながら副ダムがあり、


堤体直下は藪が茂っているものの、この季節ならそれほど苦労せず近寄れます。


一見、何の変哲もない灌漑用の小型重力ダムですが・・・


ダム便覧の記事によると、堤体が90度曲がり「カド」のあるのが特徴で、有名な下久保ダムと同じく珍しいのだとか!


なるほど( ゚Д゚) 直角です!


ただの溜め池に見えて、奥が深い・・・
これだからダムは侮りがたいのです♪


この辺り、四国ならではの地形で海岸沿いからすぐ山が立ち上がり、急流が下ってきます。


伊尾木川もその一つ。途中の険道は林道レベルの屈曲した道ながら、深い山奥まで集落が続くため、次々と車がやって来て気を使います。途中道に迷って彷徨いこんだ集落では、道を教えてくれた方が「何かの縁じゃき、これ持って帰らんか」と、地元名物の柚子を持たせてくれました。

海岸から30キロ近く、ようやく四国電力の伊尾木川ダムが見えました。大規模な工事が行われています。どうりで道幅いっぱいに大型ミキサー車が来るはずです。


険しい地形で右岸側のゲートしか見えません。左岸からの放流は土砂吐きゲートのようです。直下に工事の作業員が見えます。ダムが意外に大きいのが分かります。


堤体真上には予備ゲートのクレーンレール


工事の柵から堤体をのぞき見します。手前は土砂吐きからの放流です。


上流側は美しい水の色。それでもまだこの先に、いくつか集落があります。


堤体すぐわきに森林鉄道の鉄橋跡。ロケーションからしてダムを迂回する付け替え線路です。四国のこの辺りは森林鉄道が何路線もありました。このダムも建設時は林鉄で資材を運んだのでしょうか。


また海岸線まで延々と戻り、今度は東側の奈半利川の谷をR493で遡ります。


R493は一部は高速道路化されつつも、ほとんどは酷道です。その山奥に電源開発さんの平鍋ダム。やはり大規模な改修中でした。


酷道から脇道を入らないとダムは見えません。ダムサイトは大型車両が鎮座して入れないため、この方向からしか撮れませんが、ラジアルゲート4門+土砂吐きローラーゲート1門が並ぶ姿を見ることができて満足です。


平鍋ダムから奈半利川をさらに10キロほど遡ります。きわめて険しい地形にあるのが電源開発 久木ダム。電源開発 二又発電所の調整池にして、すぐ上流の魚梁瀬ダムの逆調整池でもあります。
県道からはダムがあるとは気づきません。脇道をダムサイトに向かいます。木々が茂り隙間から眺めるしかありませんが、堤体はラジアル3門です。


この先はフェンスが閉ざされ、平鍋ダム同様ガードが堅い。枝が薄い場所を狙い、脚立に乗って手を伸ばし、これが精いっぱい。


このあと県道に戻って馬路村方面との三差路付近から階段を登り、ダムの慰霊碑前にも行ってみました。本来は尊い犠牲になった方がダムを眺められる立地のはずです。しかし以前は俯瞰撮影できたらしい場所でも樹木が育って撮影は難しい。夕暮れも近いので、これ以上の探索はあきらめ、上流の電源開発 魚梁瀬ダムへ向かいます。地図ではすぐ傍ですが川は蛇行しており、道も枝分かれして複雑です。


やって来ました魚梁瀬ダム、ウレシイことに放流中です。


洪水吐きゲート2門のうち1門開けるだけでも、結構な放流量です。


いつまでも眺めていたいけれど、この先にある馬路村役場の魚梁瀬支所に電発3ダムのカードをもらいに行かねばなりません。


一旦県道に戻り、別の脇道に入りなおしてダムサイト。



またまた県道に戻り、今度は俯瞰できる展望台


中々前に進みません。ようやくダム湖畔に造成したらしい町並みにある役場でダムカードゲット。すぐ隣にある魚梁瀬森林鉄道に立ち寄ります。


鉄チャンとしてこの機関車は見逃せませんが、ダムマニアとしての心得でも林鉄は大切。この辺りの各ダムは林鉄と関りがとても深いのです。


1950年代までは林鉄列車が様々な資材の運搬に使われ、後の時代では林鉄線路敷きを拡幅して工事道路として活用しています。
ダム建設が進む当時の秋は、こんな路線風景だったのかもしれません。


こうして高知東部のダム巡り行程を走破し、いつものように明石海峡を越えて帰宅。
今回、約800キロの道のりでした。
ブログ一覧 | ダム・酷道・旅行 | 日記
Posted at 2024/11/24 22:24:08

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