• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kokaninjaのブログ一覧

2016年11月18日 イイね!

祝200基達成 越前・若狭ダム巡り(開谷ダム・総ヶ谷ダム・武周ダム・滝波ダム・大津呂ダム)

祝200基達成 越前・若狭ダム巡り(開谷ダム・総ヶ谷ダム・武周ダム・滝波ダム・大津呂ダム)一年で最も好きな季節、錦秋を満喫するダム巡りです。
今年、長野県に4回(スキー入れると5回)も行ったので、
今回は西の方角、例えば岡山、鳥取を狙ったのですが、
最近の地震で、山道がちょっと心配になりました。
そこで北に向かいつつ一筆書きで帰り道は西から、
というコースで福井を制覇することに。



まずは武生、福井鉄道の武生新です。


その西側にある防災用の治水ダム、開谷ダムに到着


洪水吐きからは、サラサラ越流中でした。


続いて、越前海岸にも近い立地の総ヶ谷ダム。
下から見ればよくある農業用のアースダムですが・・・


右岸ダムサイトには灌漑用の割に立派な管理棟もあるダム


提体はススキ野原、そしてダム湖はまるで錦絵です。


そこから峠を下れば、すぐ日本海。越前海岸です。


国道は断崖絶壁の下を走っていきます。




トンネルのど真中にポッカリ天然の海蝕洞? 凄い立地です。


広々気持ちよい大海原ですが、一体ダムと何の関係が?


その答えは海岸ギリギリに立つという珍しい水力発電所、蒲生発電所にあります。


これから、この発電所へ送水している武周湖へ向かいます。
その道すがらには、砂防公園なんかがある・・・実はその砂防が大切なんで・・・



武周湖は、栄えある200基目となります。


そして、ここはそれを記念するにふさわしい、とっても不思議なダムです。



提体はアースダム3段重ね?


しかし! 只のアースじゃない。
上2段は、天然+人工のハイブリッドダムで・・・


下段は左岸からの灌漑取水、提体中央の樋からは維持放流が流れます。
しかもこの提体、上流側が垂直でアースにしては変な感じですね。


中・上段ダムからは先ほどの蒲生発電所へ送水。なので山の中ですが、海も近いです。

なお、車を駐車した辺りは上段になります。



洪水吐きもそれぞれ別ルート。上段の大きな吐きからはトンネルで道路を潜り、水路で下へ




下段からは自然越流から小さなスキージャンプで、川へ
その部分からは流れがあり、提体の樋を通じた維持放流がされているようです。
でも、この下段には水の流れ込みがないのが謎・・・もしかして湧き水でしょうか??


左側に下段ダムの吐き、右に上段ダムの吐きから続く水路がチラッと見えます。


ダム湖自体は自然湖、すなわち御嶽山の崩壊で出来た濁川の自然湖と同じです。
(だから下流の砂防が大事)
吐きの部分から上は成形されており、この部分より上にアースダムを盛った感じがします。


吐きの巨大さに比べ、水路はかなり小さい・・・イザというとき流せるのか (゚Д゚;)
また吐きにゲートの痕跡があるものの、、高さから見ても水位が天端下まで来ることは想定外?・・・
でも、だったら何故にアースダムをこの高さにまで盛り建てたの??
上流側に見える発電所取水の位置から考えても、水位の高さは今ぐらいが標準なのに・・・


崩壊したのは右岸側とのことですから、この洪水吐きの上の方が崩れてきたのでしょうか


いにしえの歴史を秘めたダム湖


今はただ錦秋の美しさを湛えています。





続いて武周湖の東にある滝波ダム
まるで草むらの様ですが、実はロックフィルダム


ダム湖周辺は綺麗に整備され、釣りのメッカらしく親水空間があります。



越前をあとに、寄り道をして若狭にやって来ました。
ここは小浜。8年前の大統領選ではオバマさんに町全体がフィーバーした頃を思い出しますね。
では、大津呂ダムに向かいます。
しかし・・・
















ダムには入れない(´゚д゚`)








どうやら、この扉を自分で開けて入るらしい。


大津呂ダムの特徴は、カクッと曲がった提体です。 


コンパクトなダムなので、曲がりっぷりにはインパクトあります。


入口は閉鎖的ですが、中は展望台もありフレンドリー(^^♪









脱出の図 (*^^)v



これで巡ったダムは、202基 (^^♪

来年からは数を稼ぐことよりも、じっくり、一基毎に味わい尽くして回ることとしましょう。
Posted at 2016/11/25 21:37:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2016年11月13日 イイね!

王滝ダム巡りその② 三浦ダム見学編

王滝ダム巡りその② 三浦ダム見学編おんたけの秘境 三浦ダム









ダムサイトに到着!
70年あまりの風雪に耐えたコンクリートが渋いです。


直下は広場で川の流れはありません。
手前から提体に向かって伸びる道路は、森林鉄道跡。
なぜこんな所に線路があったのか、のちほど明らかになります。


ヘリポートから見た提体。手前側に吐きが見えます。
(ヘリポートは一度も使っていないそうです。崖の上だから資材も下せないし・・・)
天端にも森林鉄道の線路が敷いてあったそうです。


ダム湖には、隣の白谷川からの注水口が見えます。冬も近いので取水停止中でした。


吐きは右岸にあります。ローラーゲートが二門です。


でも元は二段フラップ付きのラジアルゲートだったそうです。痕跡が付いてますね。


えっ、そんなところまで入れてくれるんですか!
吐きの水は、白谷川に送水します。隣の川にトンネルで吐く構造はかなり珍しいです。


ブラックゲートを間近に拝めました。ありがたや・・・


トンネルに続く導流部は結構な急勾配。
ここをドドーと流れて、トンネルにズバーッと吸い込まれる様子は凄そうですが、
そんな時は危険すぎて入れませんね。


続いて発電所への取水塔です。ま~るくてオシャレですね。


その取水塔に入れていただきました。そこから見た右岸の眺め。
ガードレールのある平地は、もとは林鉄の軌道だったとか。
水色のスノコ状の下は、水の取り入れ口が透けて見えます。


取り込んだ水は白い建屋の三浦発電所を経てから、向こうの方に放流します。


その流れの先、白いゲート室の手前で90°右に曲がり滝越発電所に続く水路トンネルになります。
ゲートを超えた先は本来の王滝川ですが、余水くらいしか流れないのか、枯れ川です。


手前の古い減勢工は、昔の発電所放流口に付随してたのだそうです。


今日は点検で送水は停止中のため、滝越への水路トンネルの様子が分かります。


では発電所に入りましょう。


7800KWを起こす発電機です。


その前に残されたレールこそが、提体直下に林鉄の軌道があった理由。
つまり資材搬入用の引き込み線だったのです。


昔はこんな関電カラーの車両がやって来てたのでしょうか。


縦軸フランシス水車の軸です。この真下で水がぶち当たります。


外へ出ると、穴が三つ


上2門は放水用の管で、ダムの水位を下げるためのもの。フラップゲートがあるそうです。


下はジェットフローゲートで、冬場に湖水を完全に落とすときに使用するそうです。
ダム湖に生息するワカサギが一緒に流れ出るので、通称「ワカサギバルブ」だそうで・・・


もちろん、監査廊にも入れていただきました。


三浦ダムは堤高83.2メートルですが、実際は30メートル近くも地下に埋まってるそうです。
なので監査廊も、場所によっては水底より下に位置します。


ここは、ひときわ狭い通路。おデブさんはかなり大変かも?


狭くて急な階段を上り・・・


出て来ました。


それを外部から見たら・・・
半分埋まった細長いコンクリの中が、あの狭い監査廊です。



見学した内容は、ダムカレーに再現しましたよ。



いやー、楽しかったな、三浦ダム。いつかまた来るね。



Posted at 2016/11/14 00:16:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記
2016年11月12日 イイね!

王滝ダム巡り その① 概要編(常盤ダム・牧尾ダム・王滝川ダム)

王滝ダム巡り その① 概要編(常盤ダム・牧尾ダム・王滝川ダム)ご同輩たちにあやかって、
ムラビトミライさん主催 三浦ダム見学会へ!
アクセスが容易ではないダムですが、
木曽川水系コンプリートのためには
三浦ダムは欠かせませんから(;´∀`)

なお、便覧は「みうら」と表記しますが、
地元では「みうれ」と言うそうです。


色づく木曽路、EF64の重連が牽引するタンクトレインと抜きつ抜かれつ、元橋までやってきました。



ここを左折すると、木曽川の支流である王滝川流域です。
この道は以前はスキーでよく通いましたが、昼間は初めてです。
すぐに木曽ダムの傍を通過しますが、時間がないので次回に持ち越し・・・

しばらく進むと、道路わきに常盤ダムです。



ここは押さえようと、車を停めると周囲にも車!
 (゚∀゚) おお~ これはきっと見学会参加の同業者さんでしょう。

ずんずん行くと牧尾ダムが見えてきます。ここは後ほど見学会で入れていただけます。



集合場所は松原公園・・・ かすかに噴煙を上げる御嶽山が目前にそびえます。



松原公園には、木曽森林鉄道の復元線路があり、ボランティアの方の解説を受けました。
今日はなんと3年ぶりの林鉄フェスティバルだそうで、保存車両がぞくぞくと!
中央には関電カラーのモーターカー。 三浦ダム行きだったのかも♪



あ~左端にはSKW(酒井)もいてる! 時間がないから、乗りたいけど乗れない・・・(´・ω・`)


とか、言いつつ他の(さきほどの?)参加者さんたちと共に牧尾ダムへ。
我々を乗せたハイエースは途中、いつも通る左岸の県道ではなく、右岸の村道を走りました。
林鉄跡の転用道だそうで、元が鉄道だけあって、カーブやアップダウンが少なく、走りよいとのコト。

http://tsushima-keibendo.a.la9.jp/kiso/kiso-map.html

このサイトの「田島駅」の12枚目13枚目辺りが、この道路の当時の様子ですネ。


牧尾ダムでは副所長様から木曽用水の利水と関電さんの木曽発電所との調整関係など
詳しい解説を聞きながら見学です。

このダムの特徴はダムサイト右岸にある林鉄トンネル・・・


ではなく、提体とは山を挟んだ場所に設置された余水吐き
(機構さんでは洪水調節機能のない吐きは洪水吐きとは言わないそうで)



一県、重力式に見えますね。
でも、地山を削ってコンクリートで被覆した構造で、重力ではないそうです。



またハウエルバンガーバルブが直下でもない地上に顔を出しているのも変ですね。
余水吐きから放流すると、ここは水没することもあるとか!



牧尾ダムの詳しい見学内容は、フォトギャラリーにて・・・

この後は八海山のホテルに入ります。ダムトークとか懇親会とか濃い企画があるとか (#^^#)
また宿には天文台があり、天体観測 火星やアンドロメダを見ました。



翌朝は、禁断の滝越しゲート御開帳で (≧▽≦)



関電さんの先導のもと、林鉄転用のダム専用道を進みます。(*´з`)



三浦ダムは、余すところなく隅々まで見学させていただいたので、
それは別途見学編にて紹介します。乞うご期待\(^o^)/

三浦ダム見学後は発電所の会議室でダムカレー施工 (^^♪
右岸には海苔でゲートの関電ブラックを、直下にゆで卵で三浦発電所の水車をあしらいました。
直下の広場は赤蕪で、左岸にはトマトの管理棟、右岸は紅葉です。



三浦ダムの次は、王滝川ダムです。
この日は御岳発電所の取水は停めていて、かわりにゲート放流中でした。
普段は見れない下流側から迫力のシーンを眺めます。



帰り道に、59年9月の長野県西部地震で山体崩壊した土砂が王滝川を埋め尽くした、
その名も「自然湖」に立ち寄ります。



向こうに林鉄由来の隧道が半分水没してるのが、分かるでしょうか・・・



この辺りも先ほどのサイトで見ると、自然湖の場所には橋が架かってました。
http://tsushima-keibendo.a.la9.jp/kiso/shimokurosawa.html

林道転用された橋は、かろうじて今も残ってます。


最後に、自然湖の直上にある御岳発電所下黒川取水堰堤を見せていただきました。
実はここに向かう巡視路の一部も林鉄濁川支線の転用です。
自然湖に沈んだ下黒沢駅から分岐してたそうです。
よく見ると、橋の下にはレールが埋もれていますよ (^-^;


この取水堰、すぐ上流には下黒沢の瀑布!



その取水口は豪快な崖の直下です。
ここから王滝川ダムの水と共に御岳発電所へ送られます。




あの王滝川に自然湖を形成した土石流が流れ下ったルート、濁川。
ここは30年越しの砂防工事が続きます。
さっきの取水口から続く導水路や濁川からの取水堰も見えますが、改修されていると思われます。



また、うぐい川取水からの巨大な水路橋も、新しく架け替えられたのではないでしょうか。




松原公園に戻り見学会は終了。
林鉄のボランティアさんも、また帰り支度です。



王滝川ダムや下黒沢川、濁川、うぐい川からの取水を利用する御岳発電所は眺めつつ、
三浦ダムからスタートし最下流の今渡ダムまで続く関電の発電水の旅路に思いをはせます。


これで木曽川水系、発電目的のダムで残すところは、木曽ダムと味噌川ダムになりました・・・

ムラビトミライの皆さま、おんたけ休暇村、牧尾ダム、関西電力のスタッフ様、
ありがとうございました。



Posted at 2016/11/12 19:32:27 | コメント(2) | トラックバック(0) | ダム・酷道・旅行 | 日記

プロフィール

「Audi S5 avant ホライゾンブルー+ブラックスタイリングパッケージ、ホワイトの内装という洒落た組み合わせ。いいよねー!」
何シテル?   05/24 19:28
家族でスキーにはまってます。そのためのクワトロです。 趣味は鉄道・車・ダム巡り。 ダム図鑑はフォトアルバム、各ダム詳細はフォトギャラリー(Audiの愛車紹介...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/11 >>

  12345
67891011 12
1314151617 1819
20212223242526
27282930   

リンク・クリップ

ブレーキペダルが床まで行きます。。。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/08/17 13:36:59
[スズキ ジムニーシエラ]THULE フット951&バー7124 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/10/17 19:30:01
[スズキ ジムニーシエラ]THULE TH951と762(フット&バー) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/10/17 19:28:27

愛車一覧

アウディ A4オールロード クワトロ アウディ A4オールロード クワトロ
2010年12月に納車されました。  スキーにも活躍しています。 本国発注4ヶ月待ちの ...
スズキ ジムニーシエラ スズキ ジムニーシエラ
14ヶ月待ったジムニーシエラです。家族の足車ですが、私にとっては遊び仲間。これまでAud ...
アウディ A6アバント (ワゴン) アウディ A6アバント (ワゴン)
2010年の春まで乗っていた車です。 この無駄なラインがないバウハウス的なデザインに愛着 ...
フォルクスワーゲン ヴェント フォルクスワーゲン ヴェント
A6と交代で、親元から我が家に引き取りました。古い車ですが、走行距離はまだ2万キロあまり ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation