2011年03月04日
何故コーナリングが怖いのか?【完結編】その4
事前トレーニング練習【完結編】その4
私達アマチュアドライバーは、コーナー手前で「怖い」と感覚的に、直感的に感じて、速度を緩める傾向があります。ある意味、コーナーを考えて攻略する、というより、拒絶して考えない傾向かもしれませんね。
何故、コーナリングが怖いのか?
簡単に言うと
「未体験だから」
になります。
未体験な速度で、コーナーに侵入し、減速して、回る。と言う体験に慣れて居ない、それだけですよね。
もっと、突っ込んでみると
「コーナーでの限界を超えた挙動がどうなるか、を体験したことが無い」
ので、大きな不安と恐怖がある、と言う事になります。
限界の旋回速度を超えると、愛車がどのような挙動になるか?また、ジャストの旋回速度ってどうやって知るの?ウェットでコーナリングが怖いetc
と、コーナリングは、未知なる領域なので、不安と恐怖が隣りあわせと言う心理状態になり、手前でアクセルを抜いたり、関係の無いブレーキングをしたりと、無意識にコーナリングに対して拒否反応に近い感覚があるようです。
まずは、その不安と恐怖。
そこに打ち勝つというか、武器をもって戦うのが「考えて走る」「理論的に走る」事をまず身に付ける事から始めます。感覚的にコーナーを回るのではなく、理論的にコーナーを攻めてみる姿勢に変えるということですよね。
お金と時間が贅沢に使えるならば、タイヤと走行費を投入して、サーキット走行をガンガンとこなす事が、正直に言うと、何よりの早道ですが、カーライフの時間と共に、公道の安全運転の中からスキルアップの楽しみを見出すことを目的としているポールシッターでは、遠回りになりますが、お金をかけず、時間をかけてスキルアップを提示しています。
さて以前、ポールシッターとオンリーBMW誌でコラボしたドラテク企画の「飯田塾」一回目。
筑波コース1000での1日トレーニングですが、なんと絶好の雨!
雨のサーキット走行は、そんな不得手の部分を低い速度で、体験し経験させてくれる、非常に楽しい機会です。
雨のサーキット走行嫌い。と言う方は多いです。タダでさえ怖いコーナリング。フルブレーキングなんて、雨のコーナリングなんて・・・と拒否反応が自然とでます。
しかしウェットの走行は積極的に体験してほしいですね。考えて走るのならば、基本に忠実に走るのならば、本当に充実した時間となるでしょう。しかし感覚で走られる方は、まずは、一般道の法定速度から、考えて走る事を少しずつスイッチし、矯正する事から始めてくださいね。
コーナリングの旋回の限界を知る。
これは、物理の法則の真理を車の運転で体現する事です。それらをコントロールする事はワクワクするドライビングプレジャーの最大の醍醐味。
コーナリングの苦手意識。
それは、大雑把にコーナリングに対峙している感覚走りを改めて、コーナリングを考えて走る走り方に、スイッチする。一般公道の日常の走りから矯正して、体に染み付かせてみる。
そのプログラムは、この「事前トレーニング課題」に簡単に提示してあります。
さて
限界のコーナリングを解明しないと、コーナリング恐怖症の不安や恐怖に打ち勝てません。
そこには「BMW」車輌に拘った大きなわけがありました・・・
つづく
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Posted at
2011/03/04 13:05:29
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