目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ブーツがパックリ割れてしまったので交換します。
今回は、ドライブシャフトを抜くついでにエンジンマウントも交換します。ドラシャブーツとエンジンマウントの整備手帳は分けますが、流れとしては、
右ドラシャ取り外し→エンジンマウント→右ドラシャ取付→左ドラシャ。
こんな感じ。
ミッションオイルを抜いておき、まずはハブナット(たしか35mm)を緩めます。大変です。
次に、ロアアームとナックルのねじ(ボルト17、ナット16、変態w)を外し、タイロッド(16mm)もナックルから分離。
おりゃ!とロアアームを押し下げ、こちらもナックルから分離すれば、ドラシャをナックルから抜けます。
2
が、右側は中間ベアリングがあるため、そのままではドラシャを抜き取ることができません。
中間ベアリングの「受け」は、エンジンマウントのブラケットに設けられています。だからエンジンマウントを交換するにはドラシャを抜かなきゃならんのです(泣)
で、中間ベアリングを押さえているボルト2本(11mm)を緩め、ドラシャを途中まで抜きます。
途中までというのは、ベアリングを押さえていたボルトにベアリングが引っ掛かるからです。ボルトの頭は楕円状になっているため、90度ボルトを回転させ、短径がベアリング上に来るようにすればドラシャが完全に抜けます。
あ、手がグリスまみれだったため写真はありません!ごめんなさい。今度の機会に撮り直します。
文章を頑張るので、想像力を豊かにしてお願いしますw
3
抜けた!
ホイール側のジョイントを分解してブーツを交換しますので、とりあえずホイール側のブーツは切り刻むなりして取り外します。
万力でシャフトをくわえながら、ジョイントの内輪というか、シャフトのスプラインに嵌っている、一番内側の輪っかを引っ叩けばジョイントが外れます。
お次はミッション側のジョイントですが、こっちはブーツによってのみ繋がっており、ブーツを外すとジョイントがスルっとぬけてしまい、さらにはジョイント部の三叉になったベアリングがバラバラなるので気をつけます。
ただ、気を付けてもベアリングが抜け落ちえて、細いローラーベアリングも落っこちます。そんなこともあろうかと、ぼくはアルミの皿の上で作業したので、部品を無くすことなく無事でした。
4
ジョイントが外れたら、古いグリスをなるべくキレイに拭き取ります。
で、ミッション側のジョイントが上述のようにどうにも落ち着かないので、とっととブーツを嵌めたいと思います。
ホイール側からブーツを通していき、三叉ベアリングのところまで来たら、ブーツ内に付属のグリスを注入。半分くらい入れたら、残りはミッション側シャフトのカップ状の方にも注入。全部入れ終わったらブーツでジョイントを接続。バンドを締めます。
ホイール側は、ブーツを差し込んでおき、先ほど分解したジョイント部分をシャフトに叩き込みます。シャフトのスプライン部にはCリングがあり、Cリングの位置までは手ですんなり入ります。ここまできたら、Cリングを細いマイナスドライバーなどでジョイント内輪の内側にうまく納まるようにしておき、一気に叩き込めばスコンとシャフトに嵌ります。
5
今日の作業の流れ的にはここでエンジンマウントの交換が入ります。
ドライブシャフトの取り付けは、デフの奥までしっかり差し込めているか、中間ベアリングの固定ボルトの向きに注意する点以外はほぼ上述までの逆の手順。
同じ要領で左側もシャフトの抜き取り、ブーツ交換、シャフト取り付けを行います。
あとはミッションオイルを規定量注入して完了。
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