
ついにこの日が来ましたが、
1年もの猶予をいただいたおかげで、非常に残念ではあるのだけれど、正直言って悲しい気持ちはあまりありません。
美化され過ぎている報道に、少し引いてしまっているのも確かですが。
まぁ、それはそれでいいです。
これを機に、僕のみんカラのスタイルシートやブログ記事の一部から、安室奈美恵さんを外そうと思います。
もちろん
引退表明を聞いた時はショックでした。
表明された朝に、僕はちょうど安室さんについてブログを記録しました、彼女の誕生日だったからね。
その日はショックではあったけど、心のどこかに「やっぱりか」という気持ちもあったような気がします。
でも十分に活動されてきた上での判断ですので、もったいないとか、まだやれるのにとか思いませんでした。
何を語るほど僕は安室さんのことを知っているわけではなくて、デビュー当時からのファンの方々と比べれは、本当にニワカの者です。
僕が「安室奈美恵」さんを意識して聴き始めたのは、『Neonlight Lipstick』がラジオから流れた時から。 誰が歌っているのか分からなかったし、家に帰ってネットで調べてその答えがモニターに映し出されたとき、これを日本人の女性アーティストが歌っているのかと、得も言われぬほど衝撃を受けたのは事実です。でもこの曲が発表されたのは2013年、今からたったの5年前です。しかも驚いたことに後の彼女のインタビューによると、この時彼女は引退に向けて既にカウントダウンを始めていた、ということ。
短くはあるけれど、それでもこの4、5年は彼女のライブパフォーマンスにどっぷり浸かりました。長い髪をなびかせ短いスカートで走りまくり、ブーツは10センチは超えるであろうピンヒールで縦横無尽にガンガン踊っている彼女の姿を、しばし追いかけました。以前に発表された彼女の数々のライブDVDを買い漁り、あくまで個人で楽しめる動画を作成したりもしました。昔、好きな曲を掻き集めてカセットテープで吹き込んで「マイ・ベスト」を作ったように。おかげで動画編集もそこそこできるようになりました。
「Break It」「Damage」「Let's Go」「ONLY YOU」「Say the word」「Hide & Seek」「ROCK U」…好んで聴いた曲をあげれば、とめどなく流れ続ける。LIVEは2014が一番好み。
プライベートや仕事で僕は一時的に不安定になっていたこともあり、安室さんの活躍を僕の日々の活力のよりどころにしていたことも事実。安室さんのファンの中には安室さんによって人生が変わったという人もたくさんいると思うけど、僕は安室さんのおかげで苦しかった時期を乗り越えさせてもらいました。オジさんが50を前ににして、こんなに心を揺れ動かされるのは、微かな恥ずかしさもなかったわけではない、でも本当に感謝しています。
ネットでは安室さんの引退理由をいろんな角度から分析や憶測をしているけど、それを第3者が特に知る必要はないと思う、それは彼女だけのものでしょ、と。
ただ引退の潔さとか自分には到底真似できない姿を見て「自分もそうなりたいな」と思っただけ。
自分で幕を引くって、自分の生き方を決めること、生き様の問題なんだと。
決して順風満帆の25年間ではなかったと思う、途中では「安室奈美恵は終わった」と揶揄されながらも、ブレずに自身のスタイル突き通し、ピンヒールで全力で走り続け駆け上がった坂の頂上に、彼女は一体何を見たんでしょうか。まるで司馬遼太郎の「坂の上の雲」のようだなぁ。
安室奈美恵さま、おつかれさま。
僕はまだまだ坂を登りきっていませんし、生活のためにしっかりと働かないとね(^o^)
Posted at 2018/09/16 00:00:55 | |
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