2011年11月03日
前回は最高速について話しましたが、どんなもんだったでしょ?
間違ってる部分もあるかもしれませんが、そのときはどんどん指摘お願いします。
今回は加速と軽量化について。
重量ってやっぱり効いてくるんですよね、加速にも最高速にも。
今回はわかりやすく、同じマシンを体重の違う二人が乗るとどれだけ違うのかと簡単に話してみようと思います。
※注意点
○この計算はあくまでも等加速度運動をしているもので、スタートのタイムラグ等は無視していますので注意してください。
○計算値ですので、すべてが実際の走行条件に当てはまりません。参考としてみていただければともいます。
○レース等を考えた計算です。公道でぶっ放すのを推奨はしません。
まず、マシンです。
時速10kmから時速60kmまでを4秒で加速するマシンです。
このマシンの加速度は、加速度=(到達速-初速度)/時間で
(60-10)×1000/3600=3.472222[m/s^2]です。
このマシンは車重が126kgで体重50kの人が乗ったとき加速力は
加速力=重量×加速度 で
(126+50)×3.472222=611.1111[N]
この加速力を持って体重80kgの人が乗ると加速度は
611.1111/(126+80)=2.966559[m/s^2]
この加速度の差が重量による加速差になる。
この加速度の差は、1秒後には0.252832[m]、10秒後には25.28317[m]差がつく。
ちなみにこの加速度の差で(等加速度で走ったと仮定)SS1/32mileのタイムを比較してみると、
50kgの人が走ったら5.382[s]、
80kgの人が走ったら5.823[s]
と確実にタイム差が出てきます。
速くなりたい人、軽量化って重要ですよ。
なお、この計算は自分が、いろいろ考えた結果なので間違えている可能性もあります。
「ここ違うよ!」等、ありましたらどんどんご指摘ください。
次回は加速性能と車高(重心)について、考えてみたいと思います。
Posted at 2011/11/03 08:58:14 | |
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PCX | 日記
2011年11月02日
最近、某ワンちゃんが「最高速が伸びねー、回転低いよー。」といっていたので、自分なりに考えてみました。
まず、自動車(2輪も同様と考えてください)の実際の加速力は以下の式になります
実際の加速力=エンジンの有する加速力-走行抵抗
最高速度は実際の加速力が0になったとき、走行抵抗にマシンが勝てなくなったときということ。
エンジン回転数がリミッターまで回らず、最高速がストップするのは、それ以上の回転数ではパワーが無いということ。
まだまだ加速しそうなのに、リミッターにかかっちゃう人もいますよね。リミッター回転数以上にもパワーバンドがあるということにもなると思います。
では、加速力や最高速に影響の有る走行抵抗についてです。
走行抵抗にもいろいろあります。大きくは以下の4つ。
○ 加速抵抗
○ 空気抵抗
○ 勾配抵抗
○ 転がり抵抗
○ その他のエンジン内部抵抗(フリクションや、駆動伝達効率など)
加速抵抗とは、その名の通り、自動車が加速しようとすると働いてくる走行抵抗のこと。
自動車の走行抵抗のうち、いつ何時、ほとんどの走行条件時に働いてくる走行抵抗が加速抵抗です。
物体が運動をする時の重要な法則としてニュートンの運動法則というものがあります。
これは、ある質量を持った物体にある力を加えて、ある加速度で運動させようとする場合、その物体の加速度の大きさは、質量に反比例し、物体の加える力に比例するという法則。
式にすると以下のようになります。
Ma=F
M:自動車の質量
a:加速度及び減速度
F:加速力及び減速力
言ってみれば、自動車で加速しようと思えばより大きな力が必要になるというわけです。
と同時に、車重を減らせばより少ない力で加速できるということも言えます。
モータースポーツでマシンを速くするために、軽量化がとってもとっても大事な事であるのは、軽ければ少ない力、つまりエンジンパワーを大きくできなくても、加速力を上げることができるからというのも大きな理由です。
加速抵抗の考え方は、燃費走行にももちろんつながってきます。
燃料をよりセーブして走ろうと思えば、大きな加速をしなければいい。
一定の速度でず~っと走り続けると燃費がいいと言われているのは、この加速抵抗の影響があるからです。
運悪く赤信号で車が停車した後、再発進する時、一気に加速するより、徐々に徐々にスピードをあげていった方が燃費がよくなるのもこの加速抵抗の影響があるためです。
その他の抵抗の計算式は以下です。
○空気抵抗 = 空気密度×前面投影面積×速度の2乗×空気抵抗係数
○勾配抵抗 = 車重 × 重力加速度9.8 × sin(坂の角度)
○転がり抵抗値 = 転がり抵抗係数×車重
ここで注目してほしいのは、空気抵抗です。
空気抵抗は速度の2乗に比例して増加していきます。ということは高速域であればあるほど走行抵抗は増えていくということ。
そして、柴犬さんの結果テスト結果より、加速力と走行抵抗がつりあったところが最高速であり、それ以上最高速度を増やそうと思うと、
① 余裕駆動力を増やす。
要は、パワーアップもしくは、高回転側にパワーを振る。マフラー交換かな。
② 軽量化
体重を可能な限り減らす。積載物をおろす。
③ 上体を伏せる。
状態が直立状態だとかなりの空気抵抗となります。以前、“わかたくさんが伏せるとぐんぐん伸びて いく“とブログでおっしゃってました。さらに柴犬さんは”ガタイ“がいいので、ただでさえ前面投影面 積も増えていますww なので、可能な限り伏せる。
この3つをすれば、走行抵抗が大幅に減ることで同じ回転数でも最高速は伸びるはずです。
たぶん。。。
あと、発進加速に関してですが、これは最初に言った加速抵抗が重要です。
軽量化が一番ですね。
上のほうでも書いたように、重量があると同じ加速度を得ようとしたときに大きな加速力が必要です。
なので、重量が軽く加速力が同じならば、加速度は上がるということでファモちゃんが速いのも、『加速力が高く、軽い』ということで納得です。
逆に言えば、重いのについていけるのは、加速力が大きいということで、マシン自体はファモちゃんより速いわけですね。
以上、知っている人には、何でも無い話でした。
Posted at 2011/11/02 12:13:17 | |
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PCX | 日記
2011年10月29日
今日は午前中小学校の公開授業と作品展で夜は仲のいいパパ友と飲みでした(^^)
パパ飲みに行くまで時間があったんでボスワッシャーの効果確認してますたw
NKG的結論としてはボスワッシャーは1.7mm。
トルクSPGはポリで十分楽しい走りができると言うこと。
ポリ9オーナーでファモちゃんに挑む某ueponくんは参考あれ。
吸排気系の違いがあるのであとは自分で探ってね(^-^)/
明日はBBQの場所取り!ではお休み!
Posted at 2011/10/29 22:54:38 | |
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PCX | 日記
2011年10月27日
先日のSS1/32mileで始めてボスワッシャーを使用しました。
今までは発進加速にあまり不満はなかったし。
でもポリ9吊るしにボスワッシャーはどれだけ変化があるか試して見たくなったのねー。
今回は2.2mm厚のM12ワッシャーを加工して使用。
帰り道に試して見たら発進からローレシオになり一気に加速しまくりw
楽しーやん!
パーシャルも回転数にあまり変化なし。
スロットル半開けくらいで巡航速度に持って行ってそのまま。
意外と燃費に効くかな?
ポリ9買った人は一度試してみるといいかもw
Vmaxはメーター読みでioo位、リミッター入れましたよ。
Posted at 2011/10/27 20:54:02 | |
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PCX | 日記
2011年10月27日
先日のスクーターミーティングin秋ヶ瀬にて参戦した仕様を公開します。
来年参加しようかなと考えてる方、参考にでもしていただければと思います。
注意点としましては、あくまで1/32mileを走りきるだけのセッティングとして考えました。
なので、耐久性は考えていませんので、これをやったから壊れたは自己責任でお願いします。
自分も、普段乗りはマッタリ仕様で愛車を労わって乗っています。
まず、今回のベストタイムですが、4.960秒でした。
PCXのどノーマルで多分、5秒後半くらいと思うのでかなり頑張れたと思っています。
では各回のタイムとセッティングです。
基本エンジンと吸気系はノーマルでサブコンなしです。
リアサスは固めでタイヤの空気圧も高め。
マフラーはウィンドジャマーズスクデットパイプです。
1回目:5.063秒
バッフル:Φ19
ムーバブルドライブ(プーリー):ポリ9
ドライブフェイス:ノーマル
ボスワッシャー:なし
ウェイトローラー:6g6個+7g3個のトータル57g
ドライブベルト:ノーマル(6000km走行)
クラッチ:アドバンスプロ
クラッチスプリング:MFR
ムーバブルドリブン:Josho1っぽいやつ
トルクスプリング:ノーマル
2回目:5.064秒
セッティングは1回目と一緒
3回目:5.166秒
バッフルをΦ22に変更
スタートミス。
4回目:4.960秒(ベストタイム)
バッフル:なし
ボスワッシャー:2.0mm
クラッチスプリング:アドバンスプロ付属
軽量化:ミラー、タンデムグリップ外し
ゴールライン手前10m弱でリミッター作動
5回目:4.987秒
4回目に対して
ウェイトローラー:6g6個+9.2g3個のトータル63.6g
感想としては、4回目のベストタイムベースでクラッチストールをもっと高く(7000回転くらい)でつなぎ、エアフィルターなしリミッターカットすれば0.2秒くらいはいけないかと思う。
ライディングに関してはスタートがかなり重要です。
軽めの半クラで一気につなぐのがよさそう(自分としては)
これ以上はモアパワーが必要と感じた一日でした。
それにしても、ウィンドジャマーズのバッフル無しはかなりいい音でしたww
以上参考までに。
パーツを貸していただいた柴犬さん、TGTさんありがとうございました。
Posted at 2011/10/27 11:33:38 | |
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PCX | 日記