カトッリク幟町教会
建築家村野藤吾設計によるRC造、三廊式バシリカの教会堂で、1950年(昭和25年)8月6日に着工され、1954年(昭和29年)8月6日に竣工した。
聖堂は鉄筋コンクリート造3階建、地下1階、三廊式のバシリカ教会堂である。地階部分は地下聖堂になっている。内陣ドームと同じ花弁型の丸屋根が特徴的な小聖堂と洗礼堂が付属し、鐘楼の高さは塔部分で45m、十字架を含めると56.4mにも達する。鉄筋コンクリート打ち放しの柱梁間に、中空のコンクリートブロックを充填し、鉄筋で柱梁と一体化し耐力壁としている。外装部分は、被爆地広島の川砂を使った灰色のコンクリートレンガを現場で制作して、それを積み上げた。内陣ドームの上には、地球儀を象った球の上に鳳凰(フェニックス)がちょこんと乗っている。
表現派を代表する実力者村野藤吾の戦後の原点となる作品であり、戦前のキャリアを含めても会心作のひとつである。2006年(平成18年)7月5日、丹下健三設計の広島平和記念資料館(1955年、広島市中区中島町)とともに、戦後建築としては初めて国の重要文化財(建造物)に指定された。
教皇ヨハネ・パウロ2世(1920年-2005年)が1981年(昭和56年)2月25日に広島を訪れ、平和公園で平和アピールを発表した際に、この聖堂にも立ち寄っている。それにより、世界平和記念聖堂は日本国内で教皇訪問の栄誉を受けた数少ないカテドラルともなった。
住所: 広島県広島市中区幟町4-42
電話 : 082-221-0621
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