A45が納車されて2週間、どんな車かだんだん掴めてきたので軽くインプレッション。
※あくまで個人的な感想であり、過去に乗ったW219 CLS350、W204 C63AMG、W204 C250クーペとの比較になります。
良い点
・edition1の特別外装
カナードやストライプデカール、19インチアルミやレッドキャリパー、ウイングや所々に入っている赤色の差し色など特別感があります。
通常のA45はそこまで派手さはなく、車に興味がない人はA180/A250と区別がつかないと思います。
・2Lターボで360psのエンジン
AMGと言うと、大排気量でハイパワーというイメージですが、45シリーズは2Lターボエンジンです。
これを良い点と捉えるか悪い点と捉えるかは人それぞれかと思いますが、このエンジンは2Lとは思えないトルクフルでパワフルな走りを味わえます。
税金面では6.3Lや5.5Lの半額以下となり、以前のW204C250クーペと同額でAMGに乗れるのは大きな魅力です。
・AMGスピードシフトDCT
変速スピードがとにかく早いです。
変速ショックもなく、コンフォートモードだと低回転からスルスルとシフトアップしてて気付くと5、6速とかに入ってます。
スポーツモードやマニュアルモードだとブリッピングもしてくれて気持ちが高ぶります。
ただ、DCTとしての欠点もありそこは悪い点に書きたいと思います。
・4MATIC
4MATICと言っても可変式のため、普段はFFでの走行です。
アクセルを深く踏み込んだ時や、タイヤの空転を検知した時などに最大50/50の駆動力をリアに伝えます。
フル加速時は、W204C63のようなシートに吸付けられる様な感覚はなく、4輪全てで加速していくような安定感がある加速になります。
安定感があり恐怖感もありませんが、感覚的な加速Gの感じ方が少ないので凄い加速力とは感じないかもしれません。
・edition1の特別内装
内装も至る所に赤色の差し色が奢られています。
シートベルトも赤色です。
シフトノブはSLSと同様のエンボス加工がされたシフトノフになり扱いやすさも上々です。
edition1のプレートもシフトノブの所に取り付けられています。
・AMGスポーツシート
edition1専用シートであり、レカロと共同開発のシートです。
体をしっかり支えてくれると共に、高級感も醸し出してくれます。
ただシート自体は硬いです。
4時間ほど高速を走る機会がありましたが、お尻が少し痛くなりました。
シートの感覚だとどちらかと言えば、W204C63AMGのシートの方が適度な柔らかさもあり好みです w
・AMGスポーツステアリング
edition1の専用装備です、
ステアリング左右がアルカンターラになり、上下が本革巻きです。
アルカンターラ部分は滑りにくく、触り心地が良いです。
ただアルカンターラは定期的にお手入れしないと、汗や皮脂でベタ付きが発生します。
・ディストロニックプラス
いわゆるクルコンですが、前走車との距離をレーダーで検知しスピードを自動調整してくれます。
高速の追従はもちろん、渋滞していれば停車まで行い、再スタートもアクセルを軽く踏むかボタン1つで可能でとても便利です。
ハンドル操作してるだけでいいので、眠気には要注意です。w
・エキゾーストサウンド
AMGに乗る理由の1つがこれではないでしょうか!?
2Lエンジンと言えども、コールドスタート時はかなりの音量で吠えます!
可変式のフラップが閉じていても回転数が落ち着くまでは結構な音量で、某国産車のスポーツマフラーよりかは遥かに大きな音です。
コンフォート時はマフラー音が軽くするなって程度で大人しいですが、スポーツモードだと豹変します。
シフトアップする瞬間にバリッ‼︎と破裂したようなかなり大きな音がします。
シフトダウン時はパンパン、アクセル緩めればバラバラと賑やかです。
・燃費
AMGと言えども、2Lエンジンなので燃費もそこそこです。
普通に運転して8〜10km/L、高速で12〜15km/Lくらいです。
もちろんスポーツモードやマニュアルモードを多用すれば悪くはなります。
コンフォートではアイドリングストップもするので、AMGとしての観点で見れば優秀だと思います。
ちなみにW204C250クーペがA45よりもう少し燃費良いくらいで、W204C63はさすが6.2Lエンジンで燃費は最悪3km/Lから良くても6〜8km/Lくらいでした w
ここからは悪い点です。
・乗り心地
Aクラスで1560kgの軽い車重かと思ったら、C250クーペと20kgしか変わらずドッシリとした乗り心地です。
AMG全般硬めの乗り心地だと思いますが、A45の場合かなり硬いです。
普通の人がベンツという視点でこの車に乗ると、ベンツってこんな乗り心地悪いの?って言われかねません。
スピードが出てる時や綺麗な路面の走行中はドッシリとして安定した乗り心地なのですが、高速の大きな継ぎ目や荒れた路面はダイレクトにショックを伝えてくるのでお腹にきます。w
C63は硬い乗り心地の中にもショックの角が取れており心地良く不快には思いませんでしたが、A45は場合によっては不快に思う程強いショックを感じます。
乗り心地を求めるなら、スタンダードモデルか上のクラスのAMGを求めた方が良いと思いました。
・AMGスピードシフトDCT
初めてDCT搭載車に乗りましたが、DCTがマニュアルに近い変速機と言われる理由がよく分かりました。
まずクリープ現象がほとんどありませんが、これは私は大して支障ありません。
アイドリングストップからエンジンを始動し走り出すまで、トルコンATより多少時間を要します。
エンジンが掛かってから、コンピューターがクラッチを操作し繋げてるのが原因かと思います。
これは発信の少し前のタイミングで、エンジンを再始動させてやることで対応できます。
PからDやBに入れる際もトルコンATより入るのが遅いです。
特にバックで駐車を速やかにしたい時はストレスを感じます。
走行中のシフトチェンジが早いのに対して、停車時のシフトチェンジが遅いのは構造上なにか理由があるのかなと思います。
・ユーティリティパッケージがない
W176 Aクラス前期にはスマートキー/プッシュスタートがありません。
同年式のC250クーペはスマートキーだったのに、Aクラスはオプションですら設定されていないのです。
同年式の上のクラスには装備されているということは、ただの差別化ですね。
1度便利な物を体験するとスマートキーやプッシュスタートがないのはいちいち鍵を出す必要があり不便です。
色々書きましたが、A45はキャラが濃い車だなと思います☆
edition1ということもあり弄る余地はあまりありませんが、運転を楽しみながら維持できればと思います。
そう言えば任意保険も同じ内容でC250よりAMGのA45の方が少し安かったです♪♪
あとは壊れなければ最高ですね!