先週から再び始まった、NHKドラマ「坂の上の雲」。
司馬遼太郎原作で日露戦争期の近代日本が舞台。そしてドラマの全13話を3年にわたって放送するというNHKしかできないような作品です。2009年に5話、2010年に4話、そして今年2011年は4話。
いや~待ちましたよ、この一年。なにしろ次回予告の放送日が来週じゃなく来年ですから、びっくりしちゃいます。
ところでこの日露戦争、日本が使ったお金(戦費)は約18億円と言われています。ちなみにこの時期の国の一般会計が約2.6億円。そう考えるといかに莫大な金額だったことが分かります。しかもそのほとんどが外債、つまり海外からの借金でまかなわれました。さらに外債の募集開始は開戦後でしたので戦局が日本に有利にならないと外債の買い手が付きません。
まさに日本のすべてを賭けた戦争。もしこの戦争に負けると日本はどうなるかわからない、そんな切羽詰まった状況だったような気がします。
これこそ今で言う「絶対に負けられない戦い」だったかもしれません。