アクセルオフでもエンジンが停止しない状況は多々あります。
暖機、高速道路での走行、Sレンジ、バッテリ満充電等です。
それ以外にも、皆さんが多分気づいていないかもしれない(?)「アイドリングチェック」という儀式があります。
あまり気にする必要はないですが、一応、知識としてインプットしておくのも悪くない・・・かな?(^^;
アイドリングチェックとは
駆動負荷がない状態においてエンジンを空回りさせ、燃料噴射量や点火タイミング等の燃調を行う工程のようです。ちゃんと終了させてやらないと何度も発生して無駄にガソリンを消費しますが、普通に運転していればそれほど問題にはなりません。
発生条件
冷却水温が低い状態で始動の後、しばらく走行して水温が73℃以上になったところで発生します。CT200hには水温計は付いていないので、運転時間で判断しないといけないかもしれません。
始動後、冬は30分程度、他の季節では15~20分後ぐらいに発生する感じでしょうか。登り坂が多かったり、60km/h制限道路を走ったらもっと早く発生すると思います。
判定方法
アクセル操作でエンジンを停止させたはずなのにエンジンが回っている状態。
・HSIメーターの左側のEVマークが点灯しない
・瞬間燃費が99.9km/Lにならない
・タコメータが1000回転ぐらいを指している
※ユピテルのレーダー GWR53sd(OBDⅡ接続が必要)等を装備していれば水温、瞬間燃費、回転数を表示させることができます。
対処方法
この状態を検知したら、それ以上アクセルを踏み込まずじっと8~10秒保持します。そうすると、アイドリングチェックが終了してそれ以上、無駄にエンジンが回ることはありません。
しかし、エンジンが停止するまで待たずにアクセルを踏み込んでしまうと、アイドリングチェックは再度仕切り直しとなります。
※普通に、エンジン加速→モーター巡航というTNP基本走行パターンを実践していれば、10秒以上のモーター走行は当たり前なので、まったく気にする必要なしです。
注意:アイドリングチェックで少し厄介なのは、再発する可能性があり
・丘越えの場合
丘を登りきったところで水温70℃を少しばかり超えたとします。
頂上を超えてダウンヒル開始時にアイドリングチェックが終了しますが、
下り終わってエンジンが冷えすぎる(60℃以下?)と再び仕切り直し。
・信号停止時間の長い市街地走行の場合
冷却水温度が70℃以上にしっかり上がっていく状態ならいいのですが、
市街地だと70℃を行ったり来たりの状況が多いです。
この状態でのアイドリングチェックは非常に不安定で、
水温が下がりすぎなくとも仕切り直しということがよくあります。
(追記)
↓アイドリングチェックが終了しているはずだと勘違いしていたところに、アイドリングチェックが発生したので、別の現象と勘違いしたというのが真相のようです。
申し訳ありませんでした m(__)m
しばらく走行した後だと、60℃台後半→75℃ぐらいまでは簡単にアップするので、70℃のアイドリングチェックはとっくに済んでいるはずと思ってしまいました。
(追記の追記)やっぱり下記の症状ありそうです。上記を打ち消し線にしました。
(おまけ)
アイドリングチェックではないのに、エンジンが止まらない現象が時々発生します。
・アイドリングチェックは終了済。
・水温は75℃以上とアイドリングチェック再発条件にあらず。
・バッテリレベルは3~4あり、充電地獄とも違う。
・時速23km/h以下でアクセルオフしたときのエンジンが回りっぱなしとも違う
・アクセルを完全オフだとエンジンが止まるが、ちょっとでも踏みましするとエンジンが回る
・ブレーキを踏むと走行中でもエンジンは止まる
・何回か繰り返す
3日に1度ぐらいの頻度で発生していますが発生条件がいまだ不明です。
30型プリウスでもたまにあると聞いています。
どなたかこの現象ご存知でしょうか?
バックナンバーはこちら
No.13 CT200h TNP基礎講座 「エンジン停止走行比率は環境に合わせて」」
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Posted at 2011/05/31 18:42:13 | |
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CT200h TNP講座 | 日記