今回も例によって長文です(汗。
当初は再び雪景色を求めて軽井沢方面へと向かう予定でしたが、自分の地元で前夜に降雪の予報・・・。
夜遅くにライブカメラを見つけて見てみると、国道の路面が完全に雪に覆われていたので諦めて他を検討開始。
少し南側の群馬県で氷瀑でも見に行こうかと決めていろいろリサーチして寝たのが朝の3時。
3時間ほど寝てボチボチ支度して重い腰を上げて家を出ましたが、オール下道では時間がかかりすぎるようなので圏央道を使ってみる事に。
でもGoogle Mapさんでは更に関越道も使わないと10時に現地に着かないとの事で、途中で更にルート変更して花園までリッチに高速利用♪
圏央道は少し飛ばして走ってしまいましたが、関越道は流れに乗って。
長瀞の有料道路もリッチに使います。
山間部を走ってるだけあって周りの山の斜面は雪景色。う~ん、この先大丈夫か?
降りてからの平野部は全く雪の無い世界。群馬県へと通ずるR299に乗り、山間部へ入り始めると再び周りにちらほらと雪が現れます。
幸いにものんびり目で走るエクストレイルの後に着いたので、スイッチが入ることなく凍結に注意しながら登っていきます。
途中で前走車が居なくなり、前方クリアになりましたが、のんびりペースは維持して登り続けます。
この日唯一の良い景色での陽の当たったSVT Focusのショット。
埼玉/群馬県境の峠のトンネルから下り始めると路上にも雪が現れ始めます。
帰り大丈夫かなぁ?なんて思いながら無事下って最初の集落が現れるところで林道へと左折。
う~ん、当然の事ながらタイヤの跡どころか足跡も無い状態。
どうしたものかと思案していると後ろで走ってきた国道を除雪ドーザー?が除雪していました。
諦めるのももったいないので、林道入り口で目いっぱい端に寄せてクルマを停めて歩くことにします。
靴を履き替えて結構な傾斜の林道を10分か15分ほど歩くと左手にマップの出た看板登場。
見るとそこから林道を離れて山道に行くような感じに見える。
う~ん確かに涸れ沢はあるけど、ホントにこれ?
って疑いながらも山道に入る。
目指す滝は地形図にも出ていないし、ルートの事前チェックも全くできなかったので、看板があるならそれを頼るのが一番だと思ったもので・・・。
Google Mapには出ているんだけど、沢を分け入ったとこのマイナー滝の位置ってGoogle Mapでは結構いい加減ってのが多い。
しかしこの山道、九十九折りが嫌というほど続く果てしない登り…
分け入って30分位登り続け(15分くらいで騙されたなぁって疑いつつも)ると、遥か下に鉄骨製の立派な吊り橋と遊歩道の手摺らしきものが見えてきた。
あぁ、やっぱり看板に騙されてたか・・・
ここまで来て引き返して林道でまた戻ってくるのも癪に障る。
かなりの無茶なのはわかってるが、降りちまおう!となった。
正直死を覚悟するほどの急斜面だ。一旦降り始めたら引き返すことは不可能だろう。
途中に林業用と思われる太いワイヤーケーブルが見える。
あそこまで行ければワイヤーケーブルに摑まって降りれるだろうと降下開始。
なんとかワイヤーケーブルまでたどり着き、あとは掴まってスイスイ降りるが、途中で終端となってしまった。
まだ10m以上はあるだろうか?
しかしその先はワイヤーケーブルまでの時以上に手掛かり場、足場が無さそうだ。
滑落して即死する場面が頭をよぎるが、もうどうにもならないので覚悟を決めて降下開始。
なんとかかんとか登山道へと着地成功!
足が震えてたけど、時間をだいぶロスしたので吊り橋を渡って歩き始める。
橋を渡り切ると再び前出と同じような看板出現。
ちくしょー、騙しやがって!と思いながら再び急な上り坂を登り始める。
もう勘弁してくれよ~って頃に山頂への登山道と滝への分岐に到着。
滝への表示に従い左折すると氷の壁のようなものが見え、あれだ、凍ってる!
道は沢へと急降下していきます。雪で滑りやすいが、なんとか沢床まで無事降りれた。
数歩歩くと雪の下でツルっ!
沢が凍ってその上に積雪してるんですね。
バックパックからライトアイゼンを出し装着。5年ぶりだろうか?
本格的なアイゼンと違ってライトアイゼンは靴の中央に装着なので、岩の段差を超えようとつま先に荷重をかけて蹴って歩くと滑る。
頭の中に注意を叩き込むまでに少し時間がかかった。
そして滝前に。
群馬県神流町(かんなまち)の九十の滝(くじゅうのたき)です。
おーっ、100%完全結氷だ!
苦労して来た甲斐があったぜ!(嬉涙
ホントはゆっくりゆっくりしたかったけど、クルマの停め方も気になってたし(大型SUVではちょっと通れない状態にしてしまったので)、なるべく早く戻りたいと思い、戻ります。
とは言え少し名残惜しいのでまた少し撮影(汗
最後に動画。氷の中をチョロチョロ流れる水の音が気持ちイイです♪
VIDEO
戻りは吊り橋を渡るまで安全の為ライトアイゼン装着のまま戻りました。
吊り橋から林道へはすぐ。林道終点がそのまま駐車場になっていました。
吊り橋から滝までは往復分の足跡があるのに、吊り橋から林道途中までは下りにのみ足跡があるので、もしその後何日かのうちに訪れる人が居たら注意深い人なら「おやっ?」って思うかも???
結局往路で看板に騙されなければ10分くらいで行けたところを3-40分かけて無駄に上りすぎて超危険な降下をしたという、無駄な動きをしてしまったことが分かりました。
まぁ、スタッドレスタイヤであれば、上の駐車場まで難なく行けるでしょうから途中の看板を見ることも無く騙される事は無かったでしょう。
林道の下りは何度か滑って転びそうになりヒヤッとさせられました。
さて、次の滝は氷瀑で有名な早滝を目指します。
R299を突き当りまで下り、右折してR462へ。道の駅を通過し、県道46号を左折。
塩沢ダムまでは完全ドライで攻めて登れましたが、ダム湖を過ぎて川の右岸側へと渡って登り始めると途端に路面が全面積雪で除雪されてない。
まだこの先結構登らなきゃいけなくて、その先はまた林道(帰って地図で計測したら県道2キロちょいの林道数百メートルだったみたいだけど・・・)。
無理はしないで諦めて戻ることにしました(野辺山で平沢峠へ問題無く登れたんだから大丈夫だったと思うんだけど、この日は九十の滝で満足してしまったのと疲れ切ってしまったのでガッツが湧かなかった)。
Uターンしてからの車内からの画像です。
来た道を戻って道の駅で腹ごしらえ。
手打ち蕎麦は美味しかったけど、お猪口にそばつゆが最初から並々と入っているオレの嫌いなスタイル。
まぁ道の駅じゃ贅沢は言えませんかね。
駐車場で他のクルマを見てみるとTVRなんかが来てたりして、クルマもそんなに汚れてない。
ってことは本庄から来るR462は路上に雪も無く塩カルもそんなに撒かれてなかったのかなぁ?
ウチのFocusはというと
前夜に購入後3年ちょっと経って初めて自分で手洗い洗車したってのに塩まみれ・・・
道の駅のすぐ東寄りに不動滝入口の看板があったので、クルマは道の駅に置いたまま歩いて行ってみた。
一の滝から三の滝まで三つの滝の総称のようだが、最初に目に入る一の滝は倒木と崩れた岩でほぼ見えない状態であった。
滝の形が残っているかどうかもわからない状態です。
続いてその上の二の滝。
しょ、ショボイ・・・
ほぼ国道からの入口まで引き返し、三の滝へと分岐を右に曲がります。
またひたすら上り・・・太ももが痛い・・・
二の滝の上流にあるので、当然の事ながらこいつもショボイ・・・
お手軽な歩行距離だけど、倒木と山道も崩壊気味で普通の観光の恰好では行くのは止めたほうが良いでしょう。
オレももう二度と立ち寄らないかな。
歩いて汗かいたので、もう一度道の駅に入って自分用の土産買ってソフトクリームで火照りを冷やして、移動。
こちらも来る途中に看板を見かけた滝、白水の滝。
叶山鉱山の隧道入り口横に湧水?鉱山の排水?が滝となって落ちています。
秩父の武甲山と同じで山頂から山を削って石灰石を採掘しているので、山の形が奇妙になっています。
こちらもまぁショボイ部類ですが、クルマを降りて数歩なので、また来てもいいかなって感じですかね。
もう一つ滝の看板見かけましたが、もう面倒なのでパスってこの日最後の滝を目指します。
来た道のR299丁字路を直進し、上野村へ。
しばらく走って県道124号線をしおじの湯方面へと左折、温泉手前で上野ダム方向へと林道を左折します。
この道は落石が多数あってちょいとビビりました。
でもここまでも雪でダメかなと思ってたけど、路上に雪はほとんど無く、無事Pへと到着。
が、先客ありでした・・・。
一番厄介な小さなお子様を連れた家族連れ。
支度中だったのでサクッと靴を履き替えて先に滝への山道を登ります。
また急な登りかよ・・・
いい加減もう止めてくれ!ってとこまで登ると滝が見えました。
おーっ、凍ってるぅ♪
中止の滝(ちゅうしのたき)です。
足場単管パイプの手摺に摑まらないと降りれない単管パイプの階段で滝前まで降りますが、慌てて出てきてしまったのでクルマに手袋を忘れてた。
超つめてーっ!
ライトアイゼンも忘れて置いてきてしまいましたが、この滝前は雪の下に氷が無く、滑る事はありませんでした。
岩に巨大な芋虫が張り付いてるかのような氷ですね。
下に降りると間もなく家族連れの声が響いてきました。
残念!
小さなお子様を連れた家族連れは大抵、短時間のステイで居なくなるんだけど、今回の方々はお父さんが一眼レフと三脚持ってる人だったので、なかなか帰らない・・・。
シビレを切らして諦めて先に帰る事にしました。
話し声とキャッキャ騒がしいのでまともな動画は撮れず・・・。
VIDEO
さぁ、帰るとしましょう。
帰りはオール下道です。
来た時に走った埼玉側へ抜けるR299は暖かい気温のおかげでだいぶ雪は解けてて少し楽しんで走れました。
秩父の街から正丸トンネル手前で右折、峠のトップ付近は路面にも雪が多く残っており、正丸峠への旧道は通行止め、少し驚きました。
対向で下ってきてたと思われるバイクがこけていましたが、対向のクルマの運転手さんが助けに入ってたのでそのまま通過。
その後の東京都内に入ってからの区間では結構攻めてみましたが、ドライ路面でのグリップは申し分ないもので感激!
でも攻めの区間が終わった頃に異音振動が発生・・・
心配なまま途中で洗車しながら戻りました。
本日確定申告と健康診断で仕事を休んだので、ショップに診てもらったところ、ここには書けないけどちょっと驚きの結果でして、とりあえずは問題は解決して安心した次第です。
次の週末は50日ぶりのCobra出動です。
またバッテリー上げちゃってたけど、充電したので大丈夫でしょう。
楽しみ楽しみ♪