トヨタ2000GTのレプリカに関して・・・

自分はこのみんカラで何度か
「ロードスターガレージ」というショップの話しを書いています
昔はＳＲ311のレストアを得意としていたお店ですが、とある機会からユーノスロードスターをベースとしたトヨタ2000GTのレプリカを製作しています

初代はロードスターHIROSHI

ベースのユーノスロードスターの寸法を使っているのであくまで雰囲気を味わうお洒落なレプリカなのですね
しかしその完成度は思わず二度見してしまうくらいのモノで、正直なところここで出しているリアルレプリカの中で１番欲しいクルマだったりします（笑



そして参考車両として製作したAKI-Coupe

フェアレディＺ　Ｓ30をベースに、しかもエンジンはレース用RB26のパワーアップ版！
しかもきちんと走行可能車両であり、その走行動画もアップされていたりします

フロントのAピラーを切断し、実車と同じ位置にFRP製のピラーを装着
フロント廻りの若干の違和感を除けば本物と見まごうばかりのボディライン
ロードスターガレージの実力がわかる車両となって現在同社に展示されております



次にHIROSHIでの弱点だったホイールベースの差を330mm延長してロングノーズを再現させた
roadster龍妃（りゅうき）

ボンドカーと見まごうオープンカーのスタイリング
初夏の海岸線を是非ともドライブしたい美しさ



そしてオープンカーである龍妃をクーペ化して細部のバージョンアップを行った
roadster龍妃ファイナル

タルガトップは屋根が無いので　800万
クーペは屋根が付くので（笑　　880万
なんか分かり易い値段設定だったりしますが（笑



そして今年の東京オートサロンに２ヶ月半というタイトな日程で造り上げた渾身の
新型　roadster AKI

本物の車両から型取りしたボディをベースに合体させる為にホイールベースの延長を違う方法で行い、７センチのボディ幅を吸収させる為に思い切った方法で実現させた、まさにオリジナルのトヨタ2000ＧＴと全く同じボディラインを実現し、なおかつベース車両よりも強度を上げた安全性を両立するというまさにリアルなレプリカとなってしまいました

実際東京オートサロンで、実車のオーナーさんが
「今回は本物も持って来たんだ」
と仰ったとか（笑



龍妃ファイナルベースと新型　roadster AKIベースのトライアル仕様車両を比較するとさすがにその違いが分かります
左が新型　roadster AKIベース
右が龍妃ファイナルベース






レプリカ車両というとブローバーカウンタックとか世の中にはそこそこ存在していますが、このトヨタ2000GTは気の毒な出来上がりのレプリカしか製作されてきませんでした




しかし今回の東京オートサロンにもう一台のレプリカが出品されたと聞きました

あえてショップの名前は書きませんが調べたらすぐに検索でヒットするとは思いますが・・・

ハイブリッド車両（アクア）をベースにしているのでプロポーションにやっぱり無理があるのですね

その車両がオートサロンでの優秀賞を頂いたとの事なのですが何やら大人の事情の臭いがするなぁ・・・
なんて感じたりもしました








2013年に岡崎工業高校で製作されたスタイロフォームのモデルカーの出来があまりにも良かったのでその写真も（笑




でもやっぱりここは本物ありきでの「レプリカ」ですよね







このクルマを観ながらご飯３杯は喰える気がします（爆

実際にイベントではこのクルマの前から２～３時間離れずにず～～～っと
「美しいよなぁ・・・」
なんて呟いているオジサンを見掛ける事が出来るかもしれません（笑