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癒しのセレスのブログ一覧

2024年02月04日 イイね!

動から静へシフト

昨年末あたりから体調が戻らず、かなり煮詰まり気味。


和太鼓など習っていた時期は、身体も時間もどんどん動かしていかなければ、という考えでいました。太鼓と極真空手を同時に続けていた先輩がいまして、その方がある日突然太鼓や空手から退き、今は陶芸をやっているという噂を聞いて、さんざん「動」の世界にいると、急に「静」の空間を欲するものなのかな、と考えたりしました。今ではついに私も、当時のその先輩の年齢を超え、波風立たぬ余生を望むようになったような気がします。余計なことを口にしない、自分にあまり関係のない情報に過剰に反応しない。


世阿弥の「秘すれば花」のとおり、よいものを見せびらかさず、感覚のなかでひっそりとその素晴らしさを愛でるのが、現代人が取り戻す必要のあるものではないでしょうか。


今社会は情報開示至上で、裏返ったズボンみたいに汚いところが全部周りに見えてしまうようになりました。ついにネット情報が人命も操作し始めたようで、だからこそ一度黙って目の前の出来事をかみ砕き、理解することがないと、ヒトはもうそんなに永く地球上にいないかなと思います。


ちょっと膨らんでしまいましたが、最近の、結果だけを見て過程を見ようとしない流れは、人類がリアルタイムで自滅に向かっている過程に見えてしまいます。政府の体たらくやメディア由来の騒動など、よい見本です。

そんなんで、地上波とインターネットニュースは、殆ど観なくなりました…



結局余計なことを書いてしまいました。まったく修業が足りません。



で、センチュリーが車検後ほぼ眠ったままだったので、お互いの目覚ましに走らせました。


目指すは有田町の、「旧・有田陶磁の里プラザ」から進化した有田焼の複合施設「アリタセラ」。
私も、静けさを求めるようになりました…

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2017年スタートの施設なので、私のセンチュリーの2015年版ナビでは、検索できません(汗)
しかし以前より、道中はスムーズに走れるようになっているようです。

クラシックカーイベント、ツール・ド・アリタの参加車も毎年ここに集まります。ちょっと味のある車は、確かに絵になりそうな場所です。イベント時期では人波で陶磁器などのんびり眺められないので、何もない時を狙います。

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このくらいでないと、静けさを求めてきた意味がありません。最近高級リゾートが乱立し、本来の守るべき田舎の姿を見失いつつある湯布院とはだいぶ違います。以前は湯布院もこのようにリラックスできる場所でした。観光協会はぜひ目を覚ましてほしいと思います。

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伝統もモダンもバランスよく配された陶磁器を眺めるだけでも眼福です。妻の所望で中国茶器の蓋碗(がいわん)を探してみたのですが、こちらは残念ながら巡り合わせがありませんでした。
とりあえずは、身近に使える食器を見繕ってみました。佐賀が世界に誇る伝統工芸であり、どれをとってもハズレはなさそうです。



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GZGセンチュリーが味のあるクルマかどうかわかりませんが、アリタセラにたたずむ姿はなかなか絵になっていました。静けさを至上とするクルマは、静けさの空間には自然に溶け込むようです。
まったく親バカ的ですね…


これでまたしばらくは、自分を保てるかな。
Posted at 2024/02/04 17:24:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | ショッピング
2024年01月01日 イイね!

年始。敬意はどこへ行った?

令和六年となりました。


敬意を忘れかける年始。


情報は人の手で姿を変えて独り歩きし、ついには争いにつながっていきます。
真を知らぬまま情報発信することの恥ずかしさを理解しないと、最終的には戦争となり破滅へと一直線。


ネット社会ではプロとアマの認識・関係が薄くなっています。「専門外は知る必要のない情報」が存在することが、プロの存在意義であり、クライアントはそこを任せることにより信頼関係が成り立つものだと考えてきました。お互いを尊敬しあう事こそが人間のよさ。


しかし現代は各方面に悪意のあるプロが台頭したことにより、相手も罠にかからぬよう、相手の裾野を勉強してから臨まざるを得なくなりました。ひとたびこうなると、お互いが歩み寄ることはなく、自己肯定のために相手の粗探しだけを続けるようになってしまいます。


私は、普段人と接する時、周りからあんなにひどく言われてるこんな人物にも、なにか自分にはかなわない凄い部分があるはず-そう考えて接してきたつもりです。しかし残念ながら何も見いだせない人物もいます。もし何か良いところがあれば、周りがそれを伸ばせるように知恵を提供できるのが、グループの理想。


カネは権力に自然とついてくるようで、権力は最も人間を狂わせる要素。権力のトップは相撲の横綱みたいなもので、追い続ける立場から追われる立場となり、ひたすら堅実に勝ち続けることを求められる孤独な存在。孤高と言えばカッコよいですが、その重圧はいかばかりかと思います。つまり取り巻きが何も指摘しなければ、すぐに盲目になってしまいます。
ここで追う立場の人々は、トップの人物に尊敬の念をもって追っているかどうかで、その過程の質に差がでます。誰かひとりが賢く的確にサポートできれば、トップは素晴らしいトップであることができるのではないでしょうか。


もともと、人を変えてしまう権力は大嫌いなのですが、まぁよりにもよってセンチュリーという、一般的には権力の権化のような印象のクルマを持っているわけで、否定派からみれば貴様の矛盾した主張に何の説得力もなし、ということになるでしょう。私自身はこのクルマに権力や威厳を感じることがなく、「ただ黙って代々受け継がれてきたプロの技法」を体現しているところに唯一無二の魅力があるわけで、ヒトもモノも尊敬をもって接することが大事だとわかってくれないものかな、と思います。


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家族が一から拵えてくれる御節料理を毎年いただくたび、敬意を表することの大事さをかみしめます。おそらく既成の御節では、ここまではかしこまって食べないでしょう。一つ一つ意味を確かめながら食材にも作り手にも敬意を払う。SNSでよく見る高級食材の自慢とは全く違う、家族の素の頑張りに背筋が伸びます。


元日くらいはすべてを休め、一年の始まりに想いを新たにする時間をしっかりとることが正月の意味ではないのでしょうか。殆どの方がショッピングモールの初売りに出勤されているのを見るとそう感じます。余裕のない現代人を象徴する光景。これでは他人に敬意など払う暇もないでしょう。


まぁなんだかんだ言っても正月の戯言かもしれません。今年もセンチュリーには、人間として余裕を持つことの大事さを教えてもらいながら、敬意を払って走らせようと思います。



本年もよろしくお願いします。

Posted at 2024/01/01 16:03:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2023年12月24日 イイね!

調子見

こちらは降雪が落ち着いたので、久しぶりにセンチュリーを稼働。

数年前の大掛かりな調整後、エンジンはかなり安定した動きをしてくれており、無音・無振動と表現されるイメージ通りです。

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完全暖機後は500rpmを保持、エンジンは黒子に徹します。以前は低すぎてストールの経験がありましたが、調整後は完璧。

EV/HV除いて、国産車でここまでとことん静けさを愉しむことのできるクルマは、少ないのではないでしょうか。
Posted at 2023/12/24 18:35:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2023年03月27日 イイね!

息抜き


年度末となり、何となく心に穴が開いたような虚無感がぬぐえない日々。


正直、人付き合いに疲れ果てており、息抜きに車を走らせました。


先日、鹿島の祐徳稲荷神社前にて、「佐賀なつかしCARにばる」が開催されました。


最近はクルマに見入るということがなく、たまたま県内で旧車イベントがあるとのことで、久々に往年の骨のある車たちを間近にしようと、ほぼ完調となったセンチュリーでお邪魔しました。
よい気分転換となった気がします。

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到着時は雨足が残っており、不安定な空模様。桜は頑張ってくれていました。


まずはジャンボやきとり…ではなく、フィアット500がお出迎え。ここから神社入り口まで、しばしタイムスリップ空間です(*^^*)


エントリー常連の方も多かったようで、フレンドリーな雰囲気の中、愛おしそうに展示車を軽く磨かれる姿が印象的でした。


私の父が乗っていたミニカF4もあり、とても懐かしく眺めてしまいました。

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ロータスヨーロッパやカマロ(シェベルだったかな?)などの外車スポーツ系も魅力的ですが、私が食いつくのはやはりこの辺り。


ドア周りの大げさにごついプレス処理など、別格な印象です。


クラウンは、いつの世も格式をわかりやすく大衆に知らせるデザインであってほしいものです…

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モノづくりに没頭していた異常な熱量の時代。この時代の旧車たちがもつテクスチャは、明らかに人が生み出し、人に隣り合った、アナログならではの所有する喜びを感じるに充分なものを訴えてきます。目の前にして「うわ~すごいカタチだ」「うわ~ビカビカだ」この曖昧な言葉。しかしこれが大切だと思っています。コンピュータづくめで挙句に自動運転と、人がクルマに「乗せられる」ようになりつつある現代車では、まず味わうことができない感覚です。


時代にそぐわないやつだ、と言われても、私はこの「好きになる」感覚を忘れたくありません。


歴史は常に先人の造ったモノの上に成り立ちます。ハンドルがなくなりクルマが空を飛ぶ時代が来たとき、ここに並んだご先祖たちはどう見ているのでしょうか。
Posted at 2023/03/27 23:27:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記
2023年01月02日 イイね!

年始

令和五年を迎えることができました。


本来必要のないトラブルに時間を費やすのがどれだけ無駄なことか、世界の指導者がわざわざ実践で教えてくれています。民たちは、そのとばっちりを受けるしかありません。


実は波風のない一年というのは殆どないのでしょうが、他人が嫌な思いをせぬよう考えて行動すれば、結果自分も穏やかに過ごせることに気づかないのは、やはり自分自身に自信と余裕がなくなってしまったのだろうと、各国の指導者を見ていて感じます。


他人を傷つけてしか自分の生きている充足感を得られない人間。専制君主の台頭。


以前ビートたけしが自分の映画について「作品では、銃を使った人間は必ず無様に死ぬようにしている。人を撃っといてカッコいいことなんてない」ニュアンスのことを解説していました。


子供どうしの小競り合いのうちに、ここまでしかやっちゃダメ、というのを教わってないのだろうな、と感じ、現代はそういう子供しかいない世の中になるように教員や大人たちも働きかけているようなので、今後思いやりという言葉はなくなってゆくのだろうな、と感じます。他人を蹴落として自分がのし上がる、という構図は以前よりありますが、方法がよりあからさまになっています。


ひたすら面倒になっていく世の中を、これから生きていくことになるうちの家族には、年始の乾杯の挨拶で「自分を見失わぬように」としか言えなくなりました。出会いと別れを大切にできるのが人間ではなかったか。昨年末、私自身もそんなメッセージを伝えたような気がします。


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今年も娘たちが、料理に関して尊敬すべき妻から教わりながら、御節料理を拵えてくれました。


何事もなくこの時間を過ごすことがどんなに有難いことか。


うちの車たちも、しめ縄をたたえ現在車庫でひっそりと休んでいます。今年もしっかり走り抜いてくれることを願っています。その為には自分自身がフラットに保てるよう、努力しなければ。


今年も時間の無駄な争いは避け、残りの人生を過ごすこととします。



今年もよろしくお願い致します。


Posted at 2023/01/02 15:24:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然 | 日記

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「威圧感?それがクルマに乗る基準?アホくさ」
何シテル?   07/04 21:33
癒しのセレスです。 「癒しの」などと銘打っていますが、当ページは完全な個人的趣味・思想・倫理etcによって気ままに構成されるものであり、当ページを閲覧...

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