
「レスキューハンマー」を車に備えていますか?
先日の千葉県を襲った記録的な豪雨。
各地で道路が冠水し、車が水に囲まれたり、車内に閉じ込められたりする被害が発生しました。
報道によると、今回の豪雨では千葉県内などで複数の方が亡くなり、その中には冠水した車内に閉じ込められて亡くなった方もいらっしゃいます。
ニュースを見ていて、ふと思いました。
「もし自分が車内に閉じ込められたら、どうやって脱出するんだろう?」
そう考えたとき、改めて重要だと思ったのが「レスキューハンマー」です。
■ 車のガラスは、簡単には割れない
普段、車に乗っているときにはあまり考えませんが、事故や水害などでドアが開かなくなった場合、最後の脱出口になるのはガラスかもしれません。
ところが、車の窓ガラスは当然ながら普通のガラスとは違います。
素手で叩いて割ることは、まず期待できません。
しかも、車が水に浸かるような状況では、時間との勝負になる可能性があります。
「そのときになってから考えればいい」
では遅いかもしれません。
だからこそ、あらかじめ脱出用の道具を車内に備えておくことにしました。
■ 私が用意しているレスキューハンマー
私が車に積んでいるのが、こちらのレスキューハンマーです。
http://minkara.carview.co.jp/userid/960878/car/3791364/13742732/parts.aspx
以前、みんカラのパーツレビューでも紹介しました。
一見すると、一般的なオレンジ色の大型レスキューハンマーとはかなり違います。
手のひらに乗るくらいのコンパクトなサイズで、先端は「オートポンチ」になっています。
ガラス面に垂直に押し当てることで、ガラスを破砕するタイプです。
そして反対側には、シートベルトカッターも付いています。
つまり、
「ガラスを割る」+「シートベルトを切る」
という、緊急脱出に必要になる可能性のある2つの機能を一つにまとめたものです。
私が購入したときの価格は、なんと294円でした。
■ 300円足らずで「もしもの備え」ができる
もちろん、使わずに済むのが一番です。
というより、できれば一生使いたくありません。
レスキューハンマーなんて、普通に車に乗っているだけなら出番はありません。
だからこそ、購入するときには、
「こんなもの本当に必要なのかな?」
とも思いました。
でも、今回のようなニュースを見ると考え方が変わります。
事故、冠水、転落など、普段の生活では想像もしないような状況に突然遭遇する可能性はゼロではありません。
そのときに、
「あのとき数百円のものを買っておけば……」
となるより、
「使わなかったけど、車に積んであって良かった」
と思えるほうがいい。
コンビニスイーツ1個分の294円という価格なら、なおさらです。
■ ただし「持っているだけ」ではダメ
ここは非常に重要だと思っています。
レスキューハンマーを買って車に積んでおけば、それで完璧というわけではありません。
いざというときに、
「どこに置いたっけ?」
となったら意味がありません。
私の場合、付属の両面テープ付きスタンドもありましたが、衝撃などで外れてどこかへ飛んでしまう可能性を考え、あえて使用せずコンソールボックスに収納しています。
ただし、収納場所については各自の車に合わせて、
「緊急時にすぐ手が届く場所」
を考えておく必要があると思います。
そして、家族など複数の人が車を運転する場合は、
「レスキューハンマーはここにある」
と共有しておくことも大切です。
■ もう一つ大切なのは「無理に水没した道路へ進入しないこと」
レスキューハンマーを紹介しておいて何ですが、これが一番重要かもしれません。
レスキューハンマーは、あくまで最後の手段です。
冠水している道路を見たら、
「これくらいなら通れるだろう」
と判断して進入しないこと。
水深が分からない場所、流れがある場所、アンダーパスなどには近づかない。
そして、危険を感じたら早めに安全な場所へ避難する。
そもそも「車内から脱出しなければならない状況を作らない」ことが最優先です。
それでも万が一、車内から脱出しなければならない状況になったときのために、最後の備えとしてレスキューハンマーを用意しておく。
そんな位置付けで考えています。
■ 皆さんの車にも「もしもの備え」を
今回の千葉県の豪雨を見て、改めて災害は「自分には関係ない」とは言えないものだと感じました。
車は便利な乗り物ですが、状況によっては一瞬で「閉じ込められる空間」になってしまう可能性があります。
だから私は、
レスキューハンマーを車に一本。
これをおすすめしたいと思います。
数百円で購入できるものでも、使うことがなければ、それはそれで幸せなことです。
でも、もし人生で一度だけ、
「これがあって助かった」
という瞬間が来るのなら、その数百円には大きな意味があると思います。
今回の豪雨を教訓に、皆さんも一度、
「もし今、車から出られなくなったらどうする?」
と考えてみてはいかがでしょうか。
備えあれば憂いなし。
そして、レスキューハンマーを使うような状況に遭遇しないことを願っています。
Posted at 2026/08/15 12:29:02 | |
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