
これまで使用したことの無い工具類をホームセンターで手に取り眺め,「これはどんな風に使うのだろうか」とか,「これを使えばあの作業がこれまでよりずっと効率的に,綺麗な仕上がりになるな」などと考えることが割りと好きです.そうした「使ってみたい工具」の一つに,超音波カッターがありました.「毎秒40,000回の高速振動により,軽い力で滑らかにカット」する工具です.本格的なものは10万円を超える金額なので論外ですが,実売価格が3万円前半の,本多電子というメーカー製のホビー用機種(USW-334)を買おうか買うまいか長いこと決めかねていました. http://www.honda-el.co.jp/industry/usw334.html
1mm厚の塩ビ板に曲げ加工とくり貫き加工を施して,シフトゲートイルミに用いた過程を先日,整備手帳に報告しました. https://minkara.carview.co.jp/userid/965330/car/782864/1762234/note.aspx この記事に対して,みん友の かめしょ さんから要旨次のようなコメントを頂きました; 寒暖差の激しい車内に置かれた薄い,曲げのストレスのかかった塩ビ板は数年のうちに破砕する可能性大です. 頂いたコメントに謝すとともに,「1mm厚のアクリル板で塩ビ板と同様の加工が自分に出来るか試してみます」と,答えておきました.
長い前振りですみません.はい,かめしょ さんに肩を押されるようにして,件の超音波カッターを遂に買いました.上の写真の右下に写っているのは,半径の大きな円柱に押し当てて曲げ加工した1mm厚のアクリル板です.これにシフトゲートを模した線をマジックで描き,その上を超音波カッターでなぞりました.本当にサクサクと刃先がアクリル板の中を切り進んで行きました.取り説によれば,アクリル板は3mm厚のものまで切断可能だそうです.

中をくり貫いた後,やすりでバリ取りをしている際に無理な力を加えたため,アクリル板を一箇所,割ってしまいました.ですが,アクリル板の切れ端をホットカッターで融着することで補修(継ぎ当て)出来ました.塩ビ板と同様の加工をアクリル素材で出来るようになりました!!超音波カッター,これから色々と活躍してもらいましょう.
Posted at 2012/02/08 01:47:04 | |
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