山下財宝とは山下奉文大将率いる日本軍によって
終戦時にフィリピンに埋められたとされる莫大な
埋蔵金についての都市伝説。
フィリピンでは山下という名前は知名度が高い
山下という名前に敏感に反応する( ^ω^)・・・
フィリピンで一般的に語り継がれている伝説では、
東南アジア(主にビルマ)の欧米諸国の植民地政府が
貯蔵したまま放置した金塊を、占領した日本軍が徴発
シンガポールからフィリピンで中継し
日本本土に海上輸送しようとしたが
連合国軍の潜水艦や航空機による日本と東南アジア間の
海上輸送路への攻撃が激しくなったために
フィリピン内に隠しておいて
日本敗戦直後に引き上げようとしたところ
関係者が戦犯として連合国軍により処刑されたため
在処の情報が失われたとされている。
1942年にアメリカ領フィリピンでアメリカ軍が日本軍に降伏した時
アメリカ植民地政府やアメリカ軍により
ジャングルに大量に隠匿されたニッケル・インゴット
日本軍占領後にフィリピンに入植した日本人が、現地に埋めた
財産等が実際に見つかることもあって
こうした伝説が真実味を持ったという説もある
実態は
上記のような「都市伝説」ではなく
マル福金貨とされるコイン
アメリカ軍やイギリス軍をはじめとした連合国軍の反攻を前に
「決戦場」と位置付けられていたフィリピンで計画された
金塊による兵站維持計画に関する記述を、大東亜戦争当時に
大本営の情報参謀を務めた堀栄三が自身の著書に残している
堀栄三の記述によれば、「山下財宝」とは
伝説にあるような東南アジアから徴発した金塊などではなく
アメリカ軍上陸前の売り惜しみによる物資不足に対抗し
フィリピンの華僑系財閥から物資調達の協力を得るために
日本から送られたマル福金貨
『福』の字が刻印されている特製の金貨だった
山下大将の前任者である黒田重徳中将が軍司令官だった
1944年(昭和19年)2月に、日本本土から空輸されたという
サイズ・品位は
直径:30.54mm 重量:31.0g 品位:24K (1000)
2万5千枚の丸福金貨は、第14方面軍司令部の置かれた
マニラに保管された。
1945年(昭和20年)1月のアメリカ軍ルソン島上陸後
約1万5千枚は方面軍司令部の転進に伴ってバギオへと輸送された。
その後
バギオからも撤退する際にさらに北部の山中に移送されたものと
推定されるが
堀によると輸送関係者が全滅しており、詳細は明らかでない。
また、バギオへ運んだ以外の約1万枚については
バギオ以外の拠点や各部隊に分配されている。
終戦後、入手の経緯は不明ながら
1950年(昭和25年)に日本国内でマル福金貨1枚を換金した者が出た当時の価格で3万円になったという。
発掘をめぐる出来事
1969年12月、マニラから約40km離れた山中で金塊が発見されたとの噂が広がり、憲兵隊が調査に乗り出したが見つかったのは日本軍が残した
鉄カブトや機関銃だけであった。
2018年6月、財宝を狙ってカポネス島で違法な採掘を行ったとして
15歳の少年を含む日本人4人とフィリピン人13人
計17人が地元警察に逮捕された。
イメルダ・マルコスの主張
マルコス大統領時代の不正蓄財の嫌疑をかけられた
フェルディナンド・マルコス元大統領夫人
イメルダ・マルコスは
『夫は山下財宝を発掘して財をなした』
と主張した
戦時中の1942年に米軍が降伏した際に
フィリピンの密林から大量の貴金属が発見され
その財宝の中には、空輸金貨と同型の物が含まれており、
山下財宝であった可能性があります。
また他の説では、
フィリピンの大統領だったマルコス大統領は
財宝の隠し場所を記した地図を入手して
軍隊を動員して地図に記された172ヵ所のうち30ヵ所で
発掘作業を実施し、6万トンの金塊を得たとも言われています
それによると
1945年結婚前のフェルディナンドは金の一部を売るために渡米し
1960年代から1970年代にかけての経済困難から
国を助けるために、金の販売益を国費に投入した
また
夫が残りの金を
ルソン島北の家の壁を含む
いくつかの場所に隠したと述べている
この主張をフィリピン政府は本気で受け取らず
否定も肯定もしていない
財宝の所有者
財宝探しをめぐってのトラブルが頻発するため
2007年からフィリピン政府は山下財宝探しの規制を強化し
これまでの届け出制から許可制となり
環境天然資源省へ10,000ペソの手数料を払って取得する
それと同時に発見された場合の措置についても以下のように
権利の配分が取り決められた
文化遺産と判断された場合→国により全て没収
公有地で発見された場合→政府が75%、発掘者が25%
私有地で発見された場合→政府が30%、発掘者と地主で70%
許可の対象となるのはフィリピン国民もしくは資金保証のある団体
(外国人も可)で、発掘にあたっては地主等の事前の許可と
土地保全のための保証金の供託義務も生じる
有効期限は1年だが、申請すれば1年の延長も可能である。
↑記事:ウィキペディアより
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Posted at
2022/05/29 18:33:49