
メンフィス・ベル(Memphis Belle)は
B-17F
フライングフォートレス爆撃機の1機
1944年に制作されたアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画
同作品を元にして製作された
1990年公開のイギリス映画のタイトル名でもある
第二次世界大戦中、イギリスに駐留し
ドイツに対する昼間爆撃を任務としていたアメリカ第8空軍では
25回の出撃を達成した爆撃機の搭乗員は帰国できることになっていた。
この25回達成を広報として利用するため
陸軍少佐として従軍していた
映画監督のウィリアム・ワイラーをイギリスに派遣した。
撮影準備中に第303爆撃航空群第358爆撃飛行隊の
B-17F-25-BO「ヘルズ・エンジェルス」号
(機体番号41-24577、製造番号3262)が
25回を達成してしまったため、
第91爆撃航空群第324爆撃飛行隊に所属していた
B-17F-10-BO「メンフィス・ベル」号
(機体番号41-24485、製造番号3170)が
撮影に使われることになった
実質的には、「デルタ・レヴェル 」号が
25回を達成した最初の機体だとされる。
「メンフィス・ベル」号が25回の出撃を達成したのは、
1943年5月19日のことである。
搭乗員は英国王ジョージ6世の参列する式典に参加し
6月6日に凱旋帰国、戦意高揚と戦時国債の販売促進のため
全米を巡った。
なお、全ての乗員が「メンフィス・ベル」号で全25回の任務を遂行したわけではなく、
機長のモーガン大尉は20回
副操縦士のヴァーニス大尉は
1回しかメンフィス・ベル号で出撃していない。
Posted at 2022/03/09 18:41:35 | |
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