MINI DRIVER'S GUIDE (オーナーズマニュアル)にしっかりと記載されていました。
● 流れのない水たまりのみを通過してください。
● 最高水位が25cm以下の水たまりのみを通過してください。
● 水たまりは、5 km/h以下の歩行速度で通過してください。
確認したキッカケですが、Facebook Group「
Mini Aceman Owners」に先日ご紹介した
フラットボトム動画を技術的参考になればと投稿したところ、結構な反響があり、その中にタイ・バンコクのACEMANオーナーから以下コメントをいただき、調査した次第です。
「素晴らしい情報ですね。本当にありがとうございます。バンコクでは今、大きな洪水に見舞われているので、うちの車の下回りがどうなっているのか気になっていました。うちのエースマンは納車2週間ほどで、ここ数日はガレージに置いてあります。外に出して突然洪水に見舞われるのが少し心配だったからです。この投稿を見て本当に助かりました。また、うちの車がどの程度の深さの洪水なら、特にバッテリーに損傷を与えることなく耐えられるのか、情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、教えていただけると大変助かります。」
あと、ChatGPTに聞いたところ、以下の一般的な回答を得ました。
■駐車時(水没静止状態)の耐久性
EVのバッテリーパックや高電圧システムは、国際規格IP67もしくはIP68相当の防水性能が確保されていることが多い。
・IP67:水深1mで30分間の水没に耐えられる
・IP68:それ以上(メーカー指定の深さ・時間)での水没に耐えられる
実際、バッテリーは密閉されたケースに収められており、多少の冠水や一時的な浸水ではショートや感電しない設計である。
ただし、長時間完全に水没すると通気孔やコネクタ部から水が浸入し、故障・劣化の原因になる。一時的な浸水には耐えられるが、完全な水没(数時間~数日)は不可と考えるのが現実的である。
■走行時の冠水耐性(どのくらいの水深まで走れるか)
これは車種ごとに仕様(取扱説明書)で定められている。一般的には以下の目安である:
・多くのEV(例:日産リーフ、BMW i3など)
→ 20〜30cm程度までの冠水路走行は許容(タイヤ半分以下)
・SUV系EV(テスラModel X、BMW iXなど一部)
→ 約40〜50cmの渡河性能を公称している場合もある
・走行リスク
→ 水が深くなると吸気口(エアコン、モーター冷却系統)やブレーキ系統に影響。
→ 急に水圧がかかるとドアや床下から車内浸水の恐れ。
→ 高電圧システムは耐えられても低電圧電装(ライト、センサー、ECU)が水没で先に故障するケースが多い。
日本でもニュース報道されていますが、バンコクやアユタヤをはじめとするタイ全土での水害について、タイの皆様が一日も早く不安なく日常の生活に戻ることを、また愛車への被害が一切無いことを心からお祈りいたします。
P.S.
こちらは英語版。日本語版で和訳がおかしい箇所があるかと。苦笑

Posted at 2025/09/09 17:54:02 | |
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