過走行におけるATF交換
車種:エスティマ ACR30 距離119000km
一般的に、過走行車のATF交換は新油の洗浄力により、系内に堆積したスラッジが溶解し
これらがバルブボデー内の通路閉塞などを引き起こすとのことで、推奨できないとの意見を
多く耳にします。
個人的には、ATF交換で故障するようなATは遅かれ早かれ壊れると思っています。
ならば、オイルは新しい方が良いと考えているので、故障についてはあきらめます。
過去10台以上、家・親戚・友人の過走行車10万キロ~15万キロ走行のATF交換を
行いましたが、故障したことは1度もありません。いづれも良い結果が出ています。
自動車屋さんやガソリンスタンドの交換メニューを見ると7~8Lの交換で○○円と
書かれているのを目にします。
個人的に中途半端な量を交換する事が故障のリスクを上げていると思います
経験上、過走行車のATFは少しギラついたおしるこのようになっています。
これを7~8Lの交換、ましてフィルターの入れ替え無しで新油の色にするのは困難と思います。
私の交換方法は以下。(真似する場合はご自身のリスクでお願いします。)
特記事項
作業に先立ち、事前に1度ATFを8Lだけ交換、その後バーダルのフラッシング剤を添加して
50kmほど内部洗浄を兼ねて買い物行く。
その後の作業は以下。
① ATオイルパンのドレンより古いATFを抜く。 抜いたATFは回収。

② オイルパンを取り外す。 ここでもATFがまだ出るのでこれも回収。
③ オイルパンは鉄分でギトギトに汚れているので清掃。
④ 次に、ATフィルターを新品に交換。

⑤ そして復旧後、①②で回収したATFと同じ量の新油をレベルゲージより給油。
ここまでは下準備。
⑥ ラジエター下部のATFクーラーからホースを外し、排出側を回収タンクに接続。
注入側を油タンク(油注入ポンプ)と接続
⑦ ギヤをNにしてエンジンを始動。
⑧ 排出量と注入量がだいたい同じになるように(※で)コントロールして新油を入れながら、
旧油を排出。(※は別記載)
結構いい加減なコントロールなので途中1L近く差が出ることがありますが、
今までトラブルは無いです。
⑨ これを旧油が綺麗な色(個人が納得できるレベル)になるまでひたすら続ける。
⑩ 完了後、復旧。(ATFのレベルを確認して油量は調整してください。)
少ないときは、レベルゲージから給油しています。
多いときは、ギヤをニュートラルでエンジンを始動しATFクーラーの排出側から余剰分を排出。
僅かな時間なので、吸い込み側からエアを吸う等は気にしない。(トラブルの経験無し。)
⑪ 経験上、過走行車では20L程度のATFが必要です。
プライベーターなので、AFTがあまっても仕方がないので、1台につきペール1缶と(20L)と
決めています。
ネット通販やオークションなら20Lで5000~7000円ほどで買えると思います。
またATFフィルターとオイルパンのガスケットも両方で3000~5000円程度。
DIYなら安上がりで納得のゆく交換が可能と思います。
※ 給油機
白のポリ缶2缶 事前に1L毎にマジックでメモリを書いておく。
透明のホース,ボール弁 2個,油を移送するポンプ(そんなに圧力と流量は必要ない)
ポンプが無ければ地面から2~3mぐらいのところから重力でATFを流し込むのも可。
ただし、冬場は粘度が上がるので夏場にしたほうが無難と思います。
このやり方はたしか?昔の日産の整備書にあった。少しづつ流してATFを替えれば良いと
思います。
今使っている給油機
ヤクオクで購入した(ポンプと残油計が故障した)ジャンク品の給油器。
構造は、ダイヤフラムポンプと流量メーターが付いた簡単なもの。
こいつの流量メーターもどこまで正確か不明?
いつも最終的な確認で、1Lぐらい多かったり少なかったりします。
いい加減なレベルで10分ほど暖気(優しく走ります)しますがトラブルの経験は無いです。
今回は、バーダルのATF系統のフラッシング剤を入れていつもより丁寧に交換しました。
でもまだワイン色にはならないので、春暖かくなる頃再度20L程流してみようと思います。
写真のリフトは中国製(個人輸入)の安物です。
故障ばかりしますのでこいつの修理にも手が掛かります。