ランドローバー ディスカバリー4

ユーザー評価: 4.65

ランドローバー

ディスカバリー4

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『超実用車』 - ディスカバリー4

マイカー

『超実用車』

おすすめ度: 5

満足している点
【走行性】
・ オフロード:ちょっとした泥地や砂地、未圧雪、シャーベット雪ならテレインレスポンスの切り替えは不要。雪道の下り坂ではヒルディセントコントロールの優秀さに驚かされました(注:過信禁物)。冬場に路面状況や天候が悪くても、走行性能の高さによって心理的余裕が生まれます。
・ オンロード:発進時に悪く言うと「もっさり」しているのは、低速でのオフロード走行を意識したセッティングによるものでしょう。エアサスの柔らかさやストロークの深さによる独特の乗り心地は大型クルーザーの様。とは言え、アクセルペダルを踏み込めば一般道には十分過ぎる加速を得られます(同じ3Lでもレンジスポーツの方が当然レスポンスは良く、足回りも引き締まってキビキビ走る)。静音性も高い方だと思います。
・ 取り回し:車両感覚を掴みやすく、小道や駐車場でも然程困りません。死角をケアするためのカメラは必要ですが、取り回し自体は目視で問題なし。車体サイズにしては小回りが効きます。

【居住性・積載性】
・ 広く明るい室内:スタジアムシート、ステップドルーフ、大きな窓、サンルーフで後部座席も視界良好。インテリアカラーをアーモンド/アラビカにしたことで益々明るく開放的になりました。
・ 実用レベルの7人乗車:2列目シート幅は約1500mmで35:30:35の3分割。チャイルドシート3台を無理なく並べられ、チャイルドシート2台の間に大人が普通に座れます(レンジ、レンジスポーツは約1420mm。40:20:40分割なので大人の中央着座は苦しい)。3列目は185cmの大人が乗っても足元・天井にそこそこスペースが確保されています。
・ 大容量ラゲッジスペース: 2列目シートを立てた状態でも約180cmのスキー板を積める(斜めでギリギリ)。除雪の手間を考えるとルーフキャリアやボックスを使わずに済むのが非常に有難いです。

【内外装】
精悍さや高級感が増したとは言え、無骨な四角いボディは『道具感』たっぷり。
内装もシンプルで落ち着いた雰囲気です。レンジとは比べるべくもないですが、車の性格や価格を考えると十分に上質と言えます。

【充実の標準装備】
エアサス、サンルーフ、アラウンドビューモニター、カーナビ、シートヒーター(後部座席も)、、、ほとんど標準装備で困りません。オプションで大きく変わるのはローレンジ、リアデフ、ウェイドセンシングなどオフロード性能を強化するかどうかでしょう。このご時世、後方センサー類は必要かも。
不満な点
・3列目シートやテールゲートが手動式:特に3列目シートの操作が女性や小柄な人にはかなり辛い。
・ 2列目シートはスライド、リクライニングともに不可:前席を下げ過ぎると後部座席にチャイルドシートを後ろ向きに付けられない(運転席を身長185cmに合わせると、takata04-ifixを後ろ向きに設置できませんでした)。前向きなら問題ありません。
・ 乗降車:エアサスで車高を下げられますが、それでも子供や小柄な方にはサイドステップが必須でしょう。逆にサイドステップがあれば2、3歳の子供も一人で乗り降りできます。
・ カーナビ:国産ナビと比べると使いにくいですが、過度に期待しなければ最低限の仕事をこなしてくれます。困った時はiPhoneのgoogleマップやナビアプリを併用。
・ テールゲートのデザイン:左ハンドル優先のデザインと言う事情は理解するが、右ハンドルでは後方確認しにくい(カメラが付いているし実用上は大差ないですけど)。
*大きさや燃費の悪さは分かった上で購入したので、不満として挙げません。
総評
北海道の冬を含めて6000km走ってみて。
ランドローバーが謳っている「Versatility」、これに尽きる超実用車です。
オフロード、オンロード、居住性、積載性、ラグジュアリー性などなど、一つ一つの項目でディスコより優れた車はたくさんあるでしょうが、全てを高いレベルで兼ね備えた車はなかなか見当たりません。基本的な走行性能の高さは言わずもがな、取り回しやすさと居住性の高さを兼ね備えた絶妙なパッケージングは想像以上に使い勝手が良く、本当に良く出来た車だと感心しきりです。
巷ではボディサイズや価格帯から競合車が挙げられますが、実際には競合など存在しない唯一無二な車だと思います(『最高』という意味ではありません)。私自身、購入にあたり他車とは一切比較をしませんでした。

ディスコ3以降は高級路線へシフトしていますが、素性としてはやはりオフローダー・クロカンに分類されますし、SUVの主流からは外れた存在です。2.5tの車重、フレーム構造、乗り味、環境性能、デザイン、どれをとってもディスコは前時代的なのかもしれません。今風のSUVがお好みであれば他メーカーを選ぶ方が賢明です。もしくはレンジスポーツやイヴォーク、ディスコスポーツを選んだほうが幸せになれるでしょう。
ですが、現行ディスカバリーはディスコなりの進化を遂げた、『これぞ車』と言う完成形だと思います。ディスコ3からここまでマイナーチェンジを続けてきたのも、基本的な構造を変える必要のない完成度の高さゆえではないでしょうか。
高い実用性を求める方、旧来のランドローバーの流れを汲む車に魅力を感じる方には現行ディスカバリーを強くお勧めします。
道無き道をどこまで本当に走れるのかは分かりませんが、どこでも、どこまでも走りたいと思わせてくれる車です。良き『相棒』『道具』として、勿体振らずに乗り倒したいと思います。

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