サーキットデビューには走行会がおすすめ!

2023年2月1日

走行会

初めてサーキットを走るときは走行会に参加するのがおすすめ……という話を聞いたことがあるかもしれません。サーキットを走るにはいろいろな方法があるのですが、一番イージーにサーキットデビューできるのが走行会だと言われています。なぜ走行会がおすすめなのか? その理由を解説していきます。

走行会だとライセンスが不要なことが多い

一般的に「スポーツ走行枠」でサーキットを走るときは、そのサーキットが発行するサーキットライセンスが必要になります。しかし、「走行会」の場合はサーキットライセンスが不要なことが多いのです。

スポーツ走行は“サーキット側が用意する走行枠”での走行なのでライセンスが必要ですが、走行会はショップなどが主催者となって“コースを貸し切って行う走行”なので、ライセンスが不要ということになります。ライセンス取得にも費用が必要なので、走行会のほうが同時間で安い料金で走れることも多くあります。

ライセンス

サーキットライセンスを持っている人はそのサーキットの走り方を知っているという理解で「スポーツ走行」に参加します。一方で「走行会」の場合は、走り出す前にミーティングを行って走行方法やポストで出される旗の意味、マナーなどを教わってからの走行となります。

走り

毎回、走行会に参加している人には面倒なことになるかもしれませんが、初めてサーキットを走る人にとっては知らないことばかりですし、知っていなければ走ることができませんので、ミーティングではきちんと話を聞いてわからないことがあれば質問しましょう。

走行会では走り方などを教わりやすい

「スポーツ走行」の参加者はそれぞれが目的を持ってサーキットにやってきますので、いろいろと質問したりすることが難しいものです。

「走行会」でも目的を持って参加している人は多いですが、同じ走行会に参加しているメンバーということもあり、初心者がベテランにいろいろと聞くという行為が比較的しやすくなっています。

レクチャー

主催者に聞くのもいいですし、主催者に相談すると「それなら〇〇さんに聞けばいい」というように紹介してもらえることもあります。また、ゲストでレーシングドライバーが参加していることなどもあります。そうしたときはより深い話が聞けることもあります。

ひとりで参加しても安心感がある

昔のサーキットは、ひとりで走りに行く場所ではありませんでした。というのも昔は計測機器などが無かったので、ストップウォッチで誰かに計測してもらい、サインボードでタイムを確認したからです。ただ単純にサーキットを走っているだけでは、どの走り方が正解だったかわかりません。

昨今のサーキットは、計測器を使って走りながらタイムを確認できるので、ひとりでサーキットに行ってもタイム計測などの不安はありません。

チェッカー

いっぽう、万が一のトラブルのときなどは、ひとりだといろいろと対処が難しいこともあります。単純な話、クラッシュして走行不能となった場合、クルマはサーキットに置かせてもらって後から引き取るとしても、どうやって家まで買えるか? などもひとりでサーキットに来ていたら難しい問題になります。

ショップ主催の「走行会」ならば、さまざまな対応も期待できます。クラッシュほどのトラブルでなくても、ちょっとしたメカニカルトラブルなどもショップのメカニックがいれば安心度も高くなります。

仲間

ここまで全10回にわたって、サーキットデビューに向けたアレコレをご紹介してきました。ひとりでも多くの方が新しい1歩を踏み出して、よりエキサイティングで楽しいカーライフをおくることを願っています!

みんなの自動車部

その他、各地のサーキット&イベント情報、みんなの#サー活、みんじどブログなどは、 サーキットページからチェックしてみてください!

写真:アフロ

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

乗るに戻る

マイページでカーライフを便利に楽しく!!

ログインするとお気に入りの保存や燃費記録など様々な管理が出来るようになります

まずは会員登録をしてはじめよう

注目タグ

最近見た車

最近見たクルマはありません。

ニュース