驚きのシンガー911

Singer 911と言っても殆ど知られていないだろう。一言で言ってしまえばよくあるクラシック911のレプリカ（リビルド）なのだが、その完成度が驚異的。







外観はナロー911+ワイドフェンダーのレーシングタイプ。
しかしリアスポイラーはリトラクタブルに変更。マフラーもボクスター・ケイマン流のセンター出し。
ヘッドライトもバイキセノンに換装。



エンジンは3.82リッターにボアアップ。パワーは最大で425馬力。
近代911と違い余計な機器が乗っかっていないので重心は極端に低い（メカの大半がバンパーラインより下に収まっている）。


インテリアも抜かりない仕上がり。
ACは当然装備。オーディオも最新のモデルだがあくまでレトロルック。クラシックタイプのレーシングシートはレカロで時計はなんとタグホイヤー製。リアシートやロールバーも装備。
トランクの中までレトロルックに仕上がっている。ガソリン給油もここから（ボディ横にあるのはオイル口）。






ここまで作りこんで価格は$20万。
リビルドカーの値段としてはかなり高額だが、本家ポルシェから少し前に発売されたスポーツクラシック（という名のカレラ2改）が約3000万円したことを考えると、それほど高くないのかもしれない。