GC8用4POTキャリパーOH（分解②）

注意：ブレーキは重要保安部品です。本件を参考に作業される場合は自己責任にてお願いします。

■ピストン抜取、清掃

均等に押し出させたピストンを全て抜き取りピストンは落としたりして傷を付けないように注意しましょう。

ピストンを清掃します。
凹部古い歯ブラシとブレーキクリーナーなどを使いブレーキダスト等を落とします。
錆びなどが浮いている場合は真鍮ブラシなどで磨いて落とします。
凸部も同じ容量ですが、くれぐれも落としたり傷つけたりしないよう最新の注意を払いましょう。
一通りの汚れをブラシで落としたら、汚れ等をブレーキクリーナーで洗い流し汚れをウエスで拭きながら、傷などが無いかを再度チェックしましょう。
写真は、清掃後のピストンです。

■ピストンシール外し

ピストンシールはシリンダー内の溝に嵌まっているので、細いマイナスドライバーでこじるようにして外します。

この際、ピストン同様にシリンダー内に傷を付け無い為にも爪楊枝等が薦められていますが、今回は外れませんでした（苦笑）！

■キャリパー清掃

まずはブラシなどで表面的な汚れを落とし、
錆や内側に堆積したブレーキダストなどは柔らか目のワイヤーブラシなどを使って落とします。
さらにシリンダーの内部、ピストンシールが納まる溝の所もブラシなどを使って念入りに汚れを落とします。
一通り汚れを落としたらブレーキクリーナーで汚れを洗い流し、フルードライン（油路）の中もノズルを使用して洗い流します。
並行して、エアーも送るといいかもです。

各ピン類を再使用されるなら同様の手順で清掃を行なっておきます。

【各ピン類の品番】
シム　A　26233FA000　4個
シム　B　26233FA010　4個
クロススプリング　　　　　　26232FA020　2個
パッドピン固定用クリップ　26232FA010　2個
パッド用ピン 26228FA001　4個


乾燥後、赤キャリに塗装OKです♪


次は、GC8用4POTキャリパーOH（組立）へ続きます。