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所有して1年余りが経過し2度目のレビューとなるこのセダンは、1人で乗る時も同乗者が居るときも、左車線を前車に追従しリラックスして運転することが多い。エ - 5シリーズ セダン
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Penelope's
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BMW / 5シリーズ セダン
523d ブルーパフォーマンス セダン_RHD(AT_2.0) (2012年) -
- レビュー日:2014年3月16日
おすすめ度: 5
- 満足している点
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このセダンは、色々な場面でデカくて重たいクルマ(ロングホイールベース)の良さと、ディーゼルエンジンの底力を教えてくれた。
市街地での重厚な乗り心地と、エアコンをオフにして条件の良い高速道を走れば簡単に20km/ℓ前後を叩き出し、反面晴れた日のゼロ発進でホイールスピンをさせるトルク特性には驚いた。都内では馬力でなく、トルクで走らせる正義を「エンジン屋 BMW」が訴えているようだ。
このエンジンで、ワン・ツー・スリー・ディー(123d)の6MT、M Sportなどあったら面白いかもしれない。ただし、車外で聞くアイドリング音と、アイドリングストップの振動に我慢できるか否か、言い換えれば何に価値を見出すかによる。
もし、再度5シリーズを買い換えるならば、多くの日本人が文句を言わない、BMWジャパンが見込み発注?して在庫する真逆の内容のクルマを、渋~い値引きで購入することになりそうだ。タイミング次第で、フルモデルチェンジを行う今度の7シリーズは、5シリーズの車重を切るかもしれないと噂されている。価格を抑えた723dがあれば有難いが、いずれにしてもインテリアが真っ黒ケッケ、ド定番な木が張り巡らされたトリムのセダンはもういいな。 - 不満な点
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高速道をビシッと真っ直ぐに走るのは、今となっては130万円の国産コンパクトカーでも成せる技だが、F10、M Sportを期待しての飛ばし方で走った時、フワフワしてアイポイントが高いから少し怖い。
首都高などではしっかりロールするし、ハンドルレシオも走り出せばクイックでなく、4WSの効果も何だかわからないので特段「Sport」とは言い難い。あえてこのバネレートが標準車ならば、「硬いけど引き締まっているね」で納得するが・・・。
スポーツは他のクルマで楽しむとして、このセダンではドライビング・アシスト・プラスの車間距離を設定し、リラックスして移動する使い方がベストだったようだ。だからこそ5シリーズの価格帯で、インテリアカラーとオーディオを自分好みの車内空間で運転したかった。
余談だが、CクラスがスモールSと言える内外装を纏いフルモデルチェンジを行ってきた。インテリアはベージュ系も似合うモダンな印象。このクラスで常勝の3シリーズセダンも、内装のデザインや丁寧とは言い難いクオリティを含め、ベージュ系が似合わず不思議と古臭く見えてしまう。今のままではお客を食われてしまうのではないか?
きっとEクラスも外装はSクラスに準じ、内装の絶壁インパネもガラッと変えてくるかもしれない。今もBMW一筋であることに変わりはないが、Eクラスのスタイルも早く見てみたい。
- 総評
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所有して1年余りが経過し2度目のレビューとなるこのセダンは、1人で乗る時も同乗者が居るときも、左車線を前車に追従しリラックスして運転することが多い。エンジンは「520d」で全く不満はないが、スタイルを初めクルマがイイだけに、M Sportで黒一色のインテリアと足回りが気になり始めた。
黒一色のインテリアは汚れも目立たず無難で飽きないでしょ、と言われればそれまで。車格の割に簡素で安っぽく見えてしまう。今はライバルのEクラスも似たり寄ったり、ただゴチャゴチャしているだけで救われているが、自宅のリビングでなく小奇麗な職場に居るようで、疲れた身体を癒してくれる雰囲気でないのが残念でならない。
もしも、今5シリーズを購入するタイミングならば、523i Modernでタイヤとホイールは245 18インチで十分、オイスター・ダークのシートをコンフォートに、オーディオはオルフセンか社外、ソフト・クローズ・ドアで同乗者の配慮とスピーカーに負担を掛けないようにする。合わせてIndividualを随所に選択し、ダッシュボードを含め淡いベージュを基調とした柔らかく明るいフルレザーの車内空間を注文するだろう。それでジャズやクラッシックを流しながら、高速道をユッタリと運転できれば最高であった。
本来ならば、7シリーズやSクラスに行かなければならないのかもしれない。しかし、523dが2台買える新車価格はさすがに躊躇するし、全長は優に5m以上あり、全幅1.9mのボディサイズは、予め訪れる駐車場を下調べし、あれこれ制約が邪魔をするばかりか、隣に止めた車がドアをぶつけないかななど、自分でハンドルを握ると精神的に疲れそうだ。
新年早々、友人の誘いで新しいSクラスを運転した。マグネタイトブラックと、Sクラス史上最大と言われるグリルの厳ついエクステリアとは裏腹に、インテリアは偶然自分好みの淡いベージュを基調としたS400 HYBRID Exclusive。
日差しの強い晴れた日の午後、明るい色調と精細な造形に柔らかく包まれながらのドライブで、クルマ談義をしながら実に居心地が良かった。操作するスイッチ類の素材と凝った形が実にカッコよく、意味もなく無意識に触れたくなる。
ゼロ発進はモーターのみで最高35km/hまで行い、2.1tの車重に対し力強い加速をするのには驚いた。発進から25.5kg・mのトルクは伊達ではないのだろう。いつエンジンが再始動しいつ停止したのか、タコメーターを隠されたら全く分からないほど3500ccエンジンの音と振動を完全に遮断している。
また、MT派の自分としてはどうでもいいことだが、現在、巷で最強と言われているレーダーセーフティーはEクラスと同様、高速道では時間制限付きで手放し運転もできてしまい、右に左に自動でハンドルがクルクル回る異様な光景を目のあたりにした。歩行者検知なども標準装備、俄かに自動運転の領域へ足を踏み入れているメーカーで、7シリーズの試乗は次の機会としてヤメてしまった。これは、世界中の車が装備されていたら、事故を大幅に減らすことができる素晴らしい技術であることに間違いない。
「一歩先を行き、皆の手本となる」メルセデス流哲学の一部を覗くことができたわけだが、その他のメーカーも標準装備として見習ってほしい。今の5シリーズはアシスト?、アシスト・プラス?だの、その他の快適装備もEクラスより少ないため割高になる。
おすすめポイント
ターゲット |
シニア向け |
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スタイル |
品がある、迫力がある |
ドライビング |
パワフル、静粛性が高い、運転しやすい |
インテリア |
室内が広い、快適装備が充実、安全装備が充実 |
エコ |
燃費がよい |
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263万円
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795万円
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420万円
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