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第一印象が全てではない - C-HR
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Ko-Ga
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トヨタ / C-HR
S-T“GR スポーツ”(iMT_1.2) (2020年) -
- レビュー日:2023年7月8日
- 乗車人数:4人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 3
- 満足している点
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5年ぶりのトヨタ車、道具としての使いやすさに感動してます。
なんなら握っただけでアンロックされるスマートエントリーと全席オートのパワーウィンドウだけで十分です(笑
見た目に全振りした車かと思いきや、使い勝手、走行性能、コストパフォーマンス等々の共存具合はさすがトヨタといった絶妙な塩梅。
コンパクトSUVの選択肢が少なかった頃に初動で売れた理由も納得できます。
古風な感覚が拭いきれないトランスミッションも多い中、欧州向けの新開発品というだけあってMTの操作感とダウンサイジングターボのマッチングも良好。
- 不満な点
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国内仕様に関しては「え?後部座席?使わんでしょ?」みたいな割り切りが垣間見えるのがちょっと残念といえば残念。
まぁ実際そうなんですが。皆さん使わないでしょ。
具体的には純正のステンレススカッフプレートが前席にしか設定がなかったり、前席と比べると貧相なリアドア内張りの質感(全面樹脂)等…形状は上手いんですけども。
狭さはそこまで不満ないです。外見のわりには広いんじゃない?というくらい。ファミリーユースにも十分です。 - 総評
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50プリウスに続くTNGA第2弾。
当初は「外見だけで選ぶクルマ」なんて言われたりしましたが、外観のエキセントリックさのわりに、中身は実に「フツー」です。
それこそが、このクルマが売れた理由であり、同時に批判されている部分でもあります。
見た目だけで選ぶには少々クセが強く、なにより売れすぎた。かといって中身で選ぶには印象が薄く決め手に欠ける…
細部をよく見ていくと、内外装デザインの凝り具合はトヨタ車の中では群を抜いていると思います。各パーツの形状や組み合わせは、よくコレを量産したな、と感心するほど。
また、外装デザインの影響を最小限に留めた内装の使い勝手、欧州市場をメインに作り込んだキャラクター建てなどはさすがトヨタ車といった完成度。
この「一見アンバランスなバランシング」が、僕には刺さりました。
見た目にしろ、走りにしろ、第一印象だけで評価するのは難しいクルマです。
- デザイン
- 4
-
C-HRのデザイン性についてはいまさら言及するまでもないかと思いますが…
強いてGRスポーツに関して言えば、いまのところSUVの中で唯一の専用バンパー&ファンクショナル・マトリックスグリル顔。ボディの厚みも相まって迫力があります。
また、赤ではなく白とシルバーを差し色にしていて、ステレオタイプなスポーツカー感でないのも好感触。スペックが目的のクルマではないですし。
内装は標準車用に専用ステアリングを用意するほどのコダワリよう。(※GR-Sはひと世代前のGR系共通の86小径ステアリング)
これでもかというほどダイヤモンドモチーフがちりばめられていますが、嫌味なく処理されているのは純粋に感心します。
どこに隠れているか探してみるのもまた楽しいです。 - 走行性能
- 4
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欧州市場のダウンサイジングターボを強く意識したパワートレインで、車格に対して実にフツーです。過不足なく。
とはいえ、3気筒が主流の排気量域・パワー域の中で4気筒というのは、(出力や燃費は別にして)振動や音色には優位性があります。
タービン音やブローオフの音もノーマルな実用エンジンのわりに結構な音量で、思いのほか気持ちよく回ってくれます。街中でも使い切れて爽快です。
シャシーの性能については(もはや言うまでもないですが)さすがはGRスポーツといった感触。
ベースの素性を理解した上で、しっかりお金を取る前提で作り込むとここまでのものができる、というファインチューンのお手本のような仕上がりです。 - 乗り心地
- 5
-
アイドリングストップが無いながら、停車中のエンジンの存在感は皆無です。エアコンをつけているとたまにフロアがかすかに振動するかな、くらい。
HVが売れ筋の車種であえてガソリン車を選ぶ以上は、逆にもうちょっと実用エンジンらしいガサツさを期待してたのですが、まぁ、これはこれで…
乗り心地は文句ないです。SUVで(といっても地上高は60プリウスより低いくらいですが)この操安性を実現しつつ、絶対的には硬いながら当たりはマイルドで、絶妙な「良いクルマに乗ってる感」が味わえます。 - 積載性
- 3
-
ラゲッジについても同じく「外観のわりに内装の使い勝手は良い」=「見た目のわりには積める」程度です。
可もなく不可もなく…ちょっと不可寄り…くらい。
上手い表現が思い浮かばいのが難ですが、ホントに何から何まで微妙で絶妙なクルマです。
座席まわりの収納については十分です。
ただ、センターコンソール前側のカップホルダーだけは謎。飲み物を入れることは皆無で、ほぼサングラス挿しになってます。 - 燃費
- 3
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「1.2L車」と聞いてイメージする数字よりはだいぶ悪いですね。
1.8L級の置き換え+1.6トン級のやや大柄なハッチバック、と考えれば及第点でしょうね。
車格のわりに税金が安いのはありがたいです(笑
ターボは付いていますが、効き始めるまでの「素」のパワーが無いので、それを補うためか1・2速がかなりローギアードに思えます。
3速に入れるかどうか、くらいの速度域の街乗りを繰り返していると2桁km/Lまで行きません。
燃費に限って言えば、ダウンサイジングターボはMTとはあまり相性が良くなさそうだなぁ、と瞬間燃費計を見ていて思いました。
DCTなら多段化とシフト制御、CVTならトルコンでカバーできるんでしょうが…
あとダウンサイジングターボの宿命、エンブレが信じられないくらい全く効かないです。ブレーキパッドの減りはAT並みかも。 - 価格
- 4
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クルマの完成度を考えればコスパは高いと思います。
Sグレードがベースなので、バニティランプがない、リアホイールハウスのライナーがない、ドアサッシがつや消し黒、などの微妙な不満点はあれど、これでGの+10万円はかなり満足感が高いのではないでしょうか。
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