ニンジンの組織培養(カルス作成)　その③

Ｈ培地ができたところで、次は実験に使用する器具を滅菌します。

今回の実験に使用する器具はピンセット、ガラス棒　コルクボーラー、シャーレです。これらを水洗いし、きれいに拭いて、金属バッドに入れます。ガラス棒はバッドに入らないので、アルミホイルで包みます。

バッドを滅菌機に入れて、１００℃以上の高温で２０分ほど滅菌します。

これも培地同様、滅菌が終了したらバッドの蓋は絶対に開けてはいけません。空気に触れることで、菌やホコリがついてしまうからです。

滅菌している間に、ベンザルコニウム塩化物液を２００倍に希釈した消毒液を作っておきます。

この消毒液は、実験の際に、手を消毒したり、器具の消毒に使用したりするものです。

これで全ての準備が完了です。

ここからはニンジンを使って作業していきます。

まずニンジンを３㎝前後に輪切りにしていきます。

写真は５㎝前後で切ってありますが、３㎝前後で十分実験ですきます。

切ったニンジンは希釈したベンザルコニウム塩化物液に１５分ほど浸し、消毒します。

ニンジンの準備が完了したら、写真の無菌箱を用意します。

無菌箱も使う前にしっかりと希釈したベンザルコニウム塩化物液で拭き、消毒しておきます。

この続きはその④にて。