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事故から数日後、群馬県藤岡市 現地対策本部 ―――――
遺体安置所となった第1小学校体育館と市民体育館には、身元不明の遺体が次々に運ばれていた。
時間を追うにつれ、安置所に運ばれてくる遺体の多くは、離断体になっていた。検死に立ち会う
法医学の権威、帝國院大学医学部教授、司路 哉義三(つかさじ やぎぞう)医師は、それまで彼が
行ってきた数々の司法解剖や検死経験とは違った異様さを目の当たりにしていた。
時間を追うごとに、日を追うごとに収容される遺体の‘かけら’は断片ばかりになっていった。
歯型などの特徴がないかぎり、遺体特定の困難度は大きくなるばかりであった。
鉄道遺体の検死経験では、どんなにバラバラになった遺体でも集めれば一つの体になった。
だが、今回の場合は違っていた。どう集めても、一つの体にならない。しかも検体の数は
半端ではない。
棺にはドライアイスが入れられても真夏の環境下では、線香の匂いでは消せないほどの
異臭がした。時には、おえつのような声、時には、すすり泣く声、あちらこちらで上る。
身に着けていた身分証明で、かろうじて身元が判明した遺族は、棺を直視することさえ
できずに、その場で泣き崩れる。そんな光景ばかりを目にする司路医師は胸を痛めた。
もう、この場を立ち去りたい衝動にかられるほどだ。しかし検死の作業は続く・・・
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