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建設開始から20年の歳月をかけた新東名高速道路の開通が、後１ヶ月となる来月14日に迫りました。

この新東名、建設中には財源上の理由から、その必要性を疑問視されたりもしました。
私も４年前の時には、かなり否定的な事を言っていたと思います。
しかし昨年の震災以降、現東名に対して災害に強い道路としての存在が見直され、先行して工事が進んでいた静岡県内区間から、当初の予定より前倒して開通する事になったのです。


120311新東名高速01 posted by (C)ほんとも犬

この写真は、先日の日曜日（３／１１）現在の新東名浜松S.A.付近の様子です。


120311新東名高速02 posted by (C)ほんとも犬
浜松S.A.下り線側のアップ。
そのS.A.には開通当初からスマートI.C.が設置されます。

120311新東名高速03 posted by (C)ほんとも犬
こちらは上り線側のアップ。

120311新東名高速04 posted by (C)ほんとも犬
同じ場所から見た、反対方向。

新東名は建設当初、設計速度140km/hと謳われていました。
しかしフタを開けてみれば、道路維持費の都合で設計速度120km/hに下げられ、あげくに警察の科学的且つ綿密な考察（あくまで皮肉として）の結果、制限速度100km/hに落ち着いてしまいました。
新東名は当初の設計速度を実現する為に、他の高速道路と較べても極めてコストのかかる工事を施しています。
それなのに、本来の機能を発揮させない制限を加える事に、どの様な論理的な理屈があるんでしょうか？

建設中は、税金の無駄遣いなどと批判された新東名ですが、完成した以上、その機能を100%活用される事が、最も有効な税金の使い道だと思います。