自作 O2センサー 自己放電除去器  

トヨタ自動車の出願書類を見ると
特開2021-38679
公開日　令和3年3月11日(2021.3.11)
となっておりました。

すでに施工されている方も多くいらっしゃると思いますが、
公開されてから2年半が経過して私も施工することにいたしました。

要約すると・・・

車両に装着されているO2センサー(ナローバンド A/Fセンサー)のリード線(配線)に静電気が蓄積することで、
信号にノイズが乗ることで出力変動や燃費悪化が発生するのに対応すべく、
アルミテープ等の除去機を取り付けることで
ノイズを抑制して
出力変動や燃費の悪化を改善するもの

ということのようです。

この特許を読み解いて私は以下のように施工しました。

JZX100 チェイサー TourerV 後期のO2センサーは、
４本の信号線がありまして、
それぞれの信号線はクロスすること無く、
内部に余裕のある被覆の中に纏められて入っておりました。

下記特許内容抜粋
【００３１】
リード線４２は、図３に示すように、銅製の信号線５２と、信号線５２の周囲を囲む絶縁体５４と、絶縁体５４の外周を覆う非導電性材料である樹脂又はゴムからなる被覆材５６とを含む。
【００３２】
また、リード線４２のセンサ本体４０側には、図２に示すように、自己放電式除電器６０が設けられている。自己放電式除電器６０は、図３に示すように、リード線４２の被覆材５６の外周面にアルミ箔のテープを巻き付け、そのテープの端部同士を張り合わせることにより、巻付け部６２と、巻付け部６２の端部からリード線４２の径方向に突出した突出部６４と、を形成している。

配線には信号線、絶縁体、被覆材から構成されており、
最も外側の被覆材にアルミテープなどの除電器を貼り付けることで効果が発揮されるとされています。

車両によって構造は異なると思いますが、
配線を纏めて覆っている余裕のある被覆の上から貼り付けるのでは効果が少ないように思いまして、
余裕のある被覆を一部切断した上で、
ギザギザカットしたアルミテープを貼り付けました。

内部に余裕のある被覆の一部を切断する際に、
内部配線の被覆材や信号線を傷つけないよう心がけました。

使用したのは
TERAOKA / 寺岡製作所 導電性アルミ箔粘着テープ
https://minkara.carview.co.jp/userid/11052/car/12036/8382421/parts.aspx

メーカー・ブランド不明 ピンキングはさみ
https://minkara.carview.co.jp/userid/11052/car/12036/8575578/parts.aspx
です。

出願内容に沿った施工を行うことで、
その効果を十二分に発揮させようと思った次第です。

効果は・・・
エンジンオイル交換、クーラント交換e.t.c.を行ったためアイドリングをしただけですが、
初期アイドリングで2000rpmまで上がったのは何故？^^;

吸気温度や開弁率といったデータは何も見ていないので追加レビューを行っていきたいと思います。